甲斐駒ヶ岳 登山(北沢峠〜双児山)11月 真っ白な山肌がとにかくキレイ

甲斐駒ヶ岳

双児山ルート 2013年11月3日

甲斐駒ヶ岳 登山

甲斐駒ヶ岳は比較的なだらかな山々の多い南アルプスの中でも急峻な山容を誇る。全国に数多くある駒ヶ岳の中でも独立峰としては最も高く標高は2,967m。古くから信仰の山として親しまれている。
主な登山道は、長野県側は北沢峠から。山梨側からは黒戸尾根から登られている。とくに黒戸尾根は登山口に駒ヶ岳神社が祀られており、甲斐駒ヶ岳山頂付近の本社へと続く表参道の役割を持っている。

行程

  1. 北沢峠
  2. 双児山
  3. 甲斐駒ヶ岳山頂(2:55)
  4. 摩利支天
  5. 仙水峠
  6. 北沢峠(6:23)
  • 暗いうちから並んでる

    暗いうちから並んでる。

  • バスも並んでる。

    バスも並んでる。

  • 北沢峠から甲斐駒ヶ岳への登山口

    北沢峠から甲斐駒ヶ岳への登山口。

北沢峠から双児山を経由して甲斐駒ヶ岳へ登る

ルートも長く、黒戸尾根からは7合目に七丈小屋があるものの、北沢峠には登山口に小屋があるだけで、通常は登りで4時間ほどかかる。伊那市戸台口からの往復バスの時間を考えると、通常時間より余裕を持って下山しなければならない。

11月連休の戸台口バス停

南アルプスへは一般車両の乗り入れが禁止されているため、登山者の多くは戸台口からのバスを利用する。バス乗り場には無料駐車場があるため、そこで夜を明かす登山者もいるほど。
始発は朝6時。
バスが出る前の戸台口は、まだ陽が昇らない真夜中のような景色で、バスを待つ車の上にはたくさんの星が出ていた。徐々に明るくなるに従って、待機していた登山者が並び始め、出発10分前には50〜60人ほどは並んでいたと思われる。臨時で3台ほどのバスが出発。
戸台口から北沢峠へと進むバスの車中、運転手さんが景色を都度説明してくれる。北アルプスや中央アルプスの眺めだけでは無く、すぐ近くに切り立った鋸岳に見える鹿の小窓や、これから向かう甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳への眺めやルート状況なども話してくれる。
バスに揺られるおよそ50分、退屈することは無い。

北沢峠から双児山へ

  • 薄暗い登山道

    薄暗い登山道。

  • 北岳

    北岳。

  • 仙丈ヶ岳

    仙丈ヶ岳。

北沢峠は仙丈ヶ岳への登山口にもなっており、こもれび山荘、長衞小屋で宿泊し、ふたつの縦走を目指す登山者も多い。甲斐駒ヶ岳へのルートに選んだ双児山はこもれび山荘の横からの登山開始。
九十九折りに続く坂道をどんどんと登っていくと、木の間から仙丈ヶ岳がチラチラと見え始める。坂尾折り返すと北岳。11月の南アルプスは仙丈ヶ岳も北岳も雪を被っていて寒そうだ。

  • 北アルプスが見える

    北アルプスが見える。

  • 双児山との中間地点

    双児山との中間地点。

斜面を登り続けること約30分。尾根に出たようで風が一気に冷たくなった。樹林帯とはいえ11月の風は寒い。
北沢峠と双児山との中間地点まで来ると西側には北アルプスや中央アルプスも見え、仙丈ヶ岳と比較してもだいぶ高度が上がったように感じる。

  • 双児山着いた

    双児山着いた。

  • 振り返れば仙丈ヶ岳

    振り返れば仙丈ヶ岳。

  • 北岳

    北岳。

  • 鳳凰三山

    鳳凰三山。

木々を抜けて眺望が開けると双児山に到着。北沢峠からは1時間10分ほど。通常2時間掛かるとされているので、この区間で時間を稼ぐことができた。
双児山まで来ると背の高い植物は無いので、視界も一気に開けて目指す甲斐駒ヶ岳も大きく見える。甲斐駒ヶ岳山頂の白い岩肌がまるで雪のよう。

双児山を越え、いったん標高を下げてから駒津峠を目指して登っていく。

仙水峠との合流地点「駒津峠」

  • あの先っぽまで行く

    あの先っぽまで行く。

  • ハイマツの中を歩く

    ハイマツの中を歩く。

  • 足元はガレ場

    足元はガレ場。

双児山を越えると土と落ち葉の足元は、岩と砂利のガレ場に変わる。振り返れば仙丈ヶ岳が何の障害物も無く見え、北岳はますます尖っている。
ハイマツに囲まれたガレガレのルートを上り双児山からおよそ30分。駒津峠に到着した。
駒津峠からは甲斐駒ヶ岳山頂がよく見えるばかりか、周囲の景色も良く鳳凰三山の奥に見える富士山は大きく迫力がある。

  • 仙水峠着いた

    仙水峠着いた。

  • 甲斐駒が大きくなった

    甲斐駒が大きくなった。

  • 鳳凰の向こうに富士山

    鳳凰の向こうに富士山。

  • 北岳

    北岳。

  • 北アルプスがすっきり

    北アルプスがすっきり。

  • 駒津峠は六合目

    駒津峠は六合目。

甲斐駒ヶ岳山頂へ

駒津峠からはいったん標高を下げてから再び登りに。
鎖があっても良いんじゃ無いか?と思うような岩場を降り、大きな岩を巻いて、甲斐駒ヶ岳頂上の直下へやってきた。
この分岐から直登するパターンと、巻き道を上っていくパターンがある。直登はまさに岩場をまっすぐ登るようになるらしく、160センチくらいの身長が無いと厳しいとのことで、今回はしっかりと巻き道を踏みしめて登ることに。

  • 少し狭くなる

    少し狭くなる。

  • 岩を下る

    岩を下る。

  • 岩を進む

    岩を進む。

  • 大きな岩が点在

    大きな岩が点在。

  • 直登と巻き道の分岐

    直登と巻き道の分岐。

  • 丸い石と砂のルート

    丸い石と砂のルート。

岩を越えて下ってきた足元は、ますますと細かな砂のような雰囲気になり、岩も丸みを帯びた白っぽいものに。この山頂一帯が花崗岩でできているのか真っ白で上を見ても下を見ても、不思議な景色が広がっていた。
ただ、この砂地のようなジャリジャリとした足元は、あまりグッと踏ん張れる感じでは無いので、足への疲労感がゆっくりとやってくる。

  • 丸い石の上を歩く

    丸い石の上を歩く。

  • 亀裂に細かい石

    亀裂に細かい石。

  • 細かい石のライン

    細かい石のライン。

  • さらに細かい石のライン

    さらに細かい石のライン。

  • 石の間を歩く

    石の間を歩く。

  • あちこちに丸い石

    あちこちに丸い石。

  • 山頂まで続く砂と石

    山頂まで続く砂と石。

  • 黒戸尾根との分岐

    黒戸尾根との分岐。

ところどころで見える岩の走るラインは、同じような形をした細かな石が食い込んだように並んでいる。
岩の色も含めて、とにかく不思議な山だと感じた。

直登と巻き道との分岐から40分、黒戸尾根との合流地点を過ぎ、さらに登ること5分。
甲斐駒ヶ岳山頂に到着。登山口から2時間55分。
山頂は広くて、砂地の足元に丸みのある岩が埋まっている。格子戸の石造りの祠と、石碑がいくつもあって、信仰の山という雰囲気がする。

  • 山頂の祠

    山頂の祠。

  • 石碑もある

    石碑もある。

  • 山頂の標し

    山頂の標し。

  • わりと広い山頂

    わりと広い山頂。

  • 石の影にも

    石の影にも。

  • 山頂から北岳

    山頂から北岳。

  • 鳳凰三山と富士山

    鳳凰三山と富士山。

  • 甲斐駒からの北アルプス

    甲斐駒からの北アルプス。

山頂から5分ほど降りたところには駒ヶ岳神社本社があり、大己貴尊が祀られ石碑と社殿が建てられていた。
さらに下り、山頂へのルートから横にそれること15分ほど。
摩利支天峰に辿り着くと、こちらにも石碑が多く置かれ、甲斐駒ヶ岳の山頂を一望することができた。

  • 山頂直下の石碑

    山頂直下の石碑。

  • 駒ヶ岳神社本社

    駒ヶ岳神社本社。

  • 砂の登山道

    砂のような登山道。

  • 摩利支天への分岐

    摩利支天への分岐。

摩利支天峰

  • 摩利支天

    摩利支天。

  • 大きな石碑がひとつ

    大きな石碑がひとつ

  • 小さいのもいくつか

    小さいのもいくつか。

  • 石の祠

    石の祠。

  • 石像もある

    石像もある。

駒津峠から仙水峠への下山ルート

  • とにかく降りる

    とにかく降りる

  • 樹林帯を降りる

    樹林帯を降りる

  • 熔岩のゴツゴツルート

    熔岩のゴツゴツルート。

仙水峠へのルートは、双児山からのルートに比べて距離が長く、緩やかに下って行けそうな雰囲気があるが、実際には仙水峠まで一気に高度を下げ、そこから長衞小屋まで緩やかに下りていく。
駒津峠からハイマツに囲まれながら下り続け、樹林帯の中を進むこと1時間。仙水峠に到着。ここは熔岩石のような黒い石が多く転がり、ところどころに積み重ねられている。
仙水峠からはコケと落葉松に囲まれたルートに変わり、仙水小屋を過ぎると川を横目に進むようになる。
ここは歩きやすいルートで、危険な箇所や体力や技術が必要なところも無い。

およそ6時間半ほどの行程で、バスを利用した日帰りルートとしても余裕が持てた。

「甲斐駒ヶ岳 双児山ルート」登山ルート

甲斐駒ヶ岳 双児山ルート 登山レビュー

最高地点
3,032.6m
登山口標高
2,967m
距離
9.798km
登り
双児山
下り
仙水峠
行動時間
登り2:55
下り3:28
合計6:23
累積標高
(+)1247m
(-)1279m
平均斜度
14.5度
歩行速度
1.68km/h
時期
2013年11月
天気
晴れ

宇多田ヒカルさんが出演しているCMでも映っている山です。真っ白な山容は、まるで雪が積もったようで、これまでに登った百名山の中でも群を抜いて美しい景色でした。
この白さは良く晴れた青空と、緑に囲まれた中で楽しみたい景色です。近づくと点在する丸い石と石碑や祠は不思議な雰囲気がありました。北沢峠からでしたら日帰りしやすく周辺の眺めも良いので、初心者の人にもお勧めな山です。時間と耐力に余裕があれば隣の仙丈ヶ岳にも登りたいところですが、最近の流行りとしては栗沢山でしょうか。

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