にゅう中山周回7月 雨に煙る北八ヶ岳を歩く

にゅう

2017年7月2日

白駒池からにゅう・中山

八ヶ岳を形成する北側の峰々。
その中でも厚い樹林帯に囲まれた白駒池から南側にある中山峠へ。
北八ヶ岳の中でも屈指の人気を誇る白駒池から続く樹林帯は、天候に苔の生す森としても美しく、できれば悪天候の日に訪れてみたい。

びっしりと生い茂る苔が白駒池周辺の見どころ。
湿度を好む植生だからこそ雨の多い季節に見る価値があり、展望台からの眺めは期待できないものの、樹林帯ではいっぱいの緑を楽しめる。
雨靄に霞むコメツガ、トウヒ、シラビソの原生林も美しい。

とても強い雨が降る予報の中、雲が厚いながらも雨が上がる時間帯ができた。
前日まで降り続いた雨もあり、湿度が高く周囲は霞で覆われた。
平均風速は10mを越える予報で、樹林帯を抜けた瞬間に強い風が吹き付けてきた。

麦草峠からにゅうへの行程

東側の佐久穂町、西側の茅野市から麦草峠へアクセスができる。
最高地点を目指して車道を上っていくと麦草峠の佐久穂側に白駒池への有料駐車場がある。
麦草ヒュッテのある茅野市側にも駐車場があり、こちらは無料で停めることができる。

  1. 麦草峠
  2. 青苔荘(0:15)
  3. にゅう(1:15)
  4. 中山峠(1:52)
  5. 中山(2:00)
  6. 高見石小屋(2:41)
  7. 白駒荘(3:03)
  8. 麦草峠(3:14)
  • 駐車場広い

    駐車場広い

  • ここから歩く

    ここから歩く

  • 入口から苔がビッシリ

    入口から苔がビッシリ

  • 歩きやすい遊歩道

    歩きやすい遊歩道

白駒池からにゅう中山周回

白駒池は観光地のようにたくさんの人が森林を楽しみに訪れる。
麦草峠の駐車場には車が多く停まり、案内板の立つ入口から整備された遊歩道へと入っていく。

入口から入ってすぐに木々と苔がビッシリと茂る。
木道が整備され広く歩きやすい道を進むと、白駒池を囲むように遊歩道が続く案内板が立っていた。
右へ行けば丸山を経由して高見石小屋。
まっすぐ行けば白駒池の西側を回るルート。
今回は左へ進み青苔荘から白駒池の東側をルートへと進む。
緩やかに下りながらすぐに青苔荘に到着し、ここからは幅30センチほどの木道が続く。
雨で濡れた木道は滑りやすく、細かくアップダウンがあるところは転倒しやすい状態だった。
周辺に広がるトウヒなどを見ながら、ところどころで木々の間から見える白駒池を眺めて歩く。

  • 青苔荘に着いた

    青苔荘に着いた

  • 白駒池

    白駒池

  • 滑りやすい木道を歩く

    滑りやすい木道を歩く

  • 西側からの周回路と合流

    西側からの周回路と合流

30分ほどしたところ白駒池の西側から回ってくる周回路と合流した。
さらに10分ほど歩いたところに白駒湿原があり、見上げると雲の中に登っていくにゅうの斜面が見えた。
白駒湿原からは木道は終わり、水の多く溜まった登山道へと変わっていく。
ところどころに丸太が置かれて歩きやすく整備されているものの、降雨量が多かったせいか歩くことも躊躇うほどに深い水たまりが多くできている。

ところどころに苔についての説明が書かれた看板が置かれ、びっしりと生えた苔を見渡すのにも楽しい。
緩やかな登山道も徐々に大きな石と段差が増え、登り坂が続くように変わっていく。
にゅうと稲子湯との分岐には1時間10分ほどで着いた。

  • 緩く登る

    緩く登る

  • 苔もいっぱい

    苔もいっぱい

  • 木道が右左

    木道が右左

  • 白駒湿原

    白駒湿原

  • 水たまりが多い

    水たまりが多い

  • だんだん石の登りに変わる

    だんだん石の登りに変わる

  • 変わらず苔は多い

    変わらず苔は多い

  • 稲子湯との分岐

    稲子湯との分岐

分岐をにゅうへと進むと、登山道らしい登り坂が続いていく。
ところどころの段差が高く場所によっては木の根がビッシリと張りだしている。
登り坂を15分ほど登ったところで、ふたたび稲子湯との分岐に差し掛かった。
この分岐を過ぎると勾配が緩くなり、イワカガミの鮮やかなピンクが目立つようになった。
緩やかな斜面を5分ほど、にゅうへと続く急斜面があり登ると眺望が開けた。

  • 急な登り坂

    急な登り坂

  • さらに分岐

    さらに分岐

  • 分岐からは平坦

    分岐からは平坦

  • 最後に登ると開ける

    最後に登ると開ける

  • 富士山が見えた

    富士山が見えた

  • にゅうはこの上

    にゅうはこの上

にゅう

にゅうの直下は西側が崖になっており、この岩の一帯だけが樹林帯が開けている。
入口からは1時間15分。
にゅうの乳岩の上は風が強く、雲が無ければ周囲の景色が見渡せそうな様子だった。
流れの速い雲の切れ目からは金峰山や富士山がチラリと見えた。

にゅうの岩場から下り、中山峠へと樹林帯に入っていく。
イワカガミが多く咲き、苔の濃い緑の中に鮮やかな色合いが見える。
急な斜面は少なく、登っては緩やかに変わる木々の中を進む。
雲の流れが速いせいか視界は霞んでは晴れることを繰り返し、靄が濃くなったシラビソの森は幻想的で美しい。

  • 秩父の方

    秩父の方

  • 富士山と中山峠の方

    富士山と中山峠の方

  • 白駒池を見下ろす

    白駒池を見下ろす

  • にゅうは岩場だった

    にゅうは岩場だった

にゅうから樹林帯のアップダウンを繰り返して40分ほどで中山峠に着いた。
この分岐を左へ曲がると黒百合ヒュッテと天狗岳。
風が強く眺望も無いため、天狗岳へは行かずに中山方面へ続く右側へと進む。

中山

平均台のように板が渡された登山道を過ぎ、中山へと徐々に標高を上げて歩いて行く。
中山峠からの登山道は左右にびっしりと木々が生え、まるで檻のように隙間もなく茂っている。
中山手前で樹林帯が明るく開け、晴れていればにゅうが見渡せそうな登り坂を過ぎ、中山峠から5分ほどで中山に着いた。
特に眺望も無く標のみが建つピークが中山で、少し進んだところに展望台がある。
展望台は西側の景色が開け、天狗岳や南八ヶ岳が見渡せそうな場所だった。
今回に限っては強い風が吹き付け真っ白な空が広がる。

  • 樹林帯を中山峠へ

    樹林帯を中山峠へ

  • イワカガミもいっぱい

    イワカガミもいっぱい

  • ガスっている

    ガスっている

  • あちこちに苔

    あちこちに苔

  • 緩い登り坂が続く

    緩い登り坂が続く

  • さらにイワカガミもいっぱい

    さらにイワカガミもいっぱい

  • 足元が悪い

    足元が悪い

  • 靄の樹林帯を歩く

    靄の樹林帯を歩く

  • 足元を見ながら

    足元を見ながら

  • 白い花は閉じてる

    白い花は閉じてる

  • 中山峠に着いた

    中山峠に着いた

  • 中山峠から中山へ

    中山峠から中山へ

  • 左右には木がビッシリ

    左右には木がビッシリ

  • 中山に着いた

    中山に着いた

  • 中山展望台は視界ゼロ

    中山展望台は視界ゼロ

  • 水たまりだらけ

    水たまりだらけ

  • 樹林帯を下っていく

    樹林帯を下っていく

  • 倒木には苔

    倒木には苔

  • 苔の中に白い花

    苔の中に白い花

  • 水たまりの中に島のよう

    水たまりの中に島のよう

高見石小屋を経由して下山

中山展望台からは下り坂が続く。
大きな石が続く下り坂で、雨で濡れた石は滑りそうで気を遣う。
ところどころで歩く場所に困るほどの水たまりがあり、登山道を巻きながら先へと進む。
周囲に多くある苔や木々を眺めての下山路を進み、高見石小屋には中山から40分ほど。
ここまで下りてくると人も多く、登山装備も軽微な人も目立つ。
足元は雨に濡れ、木道が始まると石の登山道より滑りやすい。
20分ほど下りると白駒池の畔、白駒荘の前に出た。
白駒荘からは遊歩道のように広く整備された道に変わる。
観光で訪れる人も多い。

にゅうから中山を経由した周回は3時間ほど。
湿度の高い季節の苔は美しく、北八ヶ岳の厚い樹林帯を十分に楽しめた。

  • 高見石小屋

    高見石小屋

  • 苔

  • 白駒荘

    白駒荘

  • 白駒荘からは広く歩きやすい

    白駒荘からは広く歩きやすい

「にゅう 白駒池」登山ルート

にゅう 白駒池 登山レビュー

最高地点
2,496m
登山口標高
2,110m
距離
8.101km
登り
白駒池
下り
白駒池
行動時間
登り1:15
下り1:59
合計3:14
累積標高
(+)478m
(-)486m
平均斜度
6.8度
歩行速度
2.51km/h
時期
2017年7月
天気
曇り
気温
登山口15℃
にゅう14℃

梅雨の季節は北八ヶ岳のように樹林帯を見に行こうと考えていました。
特に白駒池周辺は苔もシラビソ林もキレイで、湿度の高い季節に見に行きたいところでした。
全体を通して高低差も少なく距離も短いですが、にゅう直下は20分ほどの急登もあり、足元も悪いので白駒池から離れるほどに登山道らしい景色になりました。
ニュウや中山は展望台としてはキレイな眺望があるようなので、晴れの日に機会があれば楽しみにしたいところです。

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