守屋山

1650m

諏訪 展望の山

杖突峠登山口 2014年12月23日

守屋山 積雪期登山 (12月)|八ヶ岳とアルプス。山頂で最高の眺めを楽しむ。
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守屋山は南アルプスの最北端に位置する1650mの双耳峰。
諏訪市と伊那市高遠の境にあり、諏訪大社上社の背後に位置しているためか諏訪大社の御神山という謂われもある。
主な登山口は杖突峠。
茅野市から高遠へと続く峠道の頂点からザゼンソウの群生で知られているキャンプ場へと入っていく。

歩いたコース

登り
ザゼンソウコース
下り
ザゼンソウコース
最高標高
1650m
登山口標高
1250m
距離
6.98km
累積標高
599m
598m
平均斜度
9.6度
時季
2014年12月
天気
晴れ
日程
日帰り
歩行ペース
登り1:35/下り1:20/合計2:55
平均の歩行速度
2.46km/h

この日のペース

  1. 登山口
  2. 守屋山 東峰(1:25)
  3. 守屋山 西峰山頂(1:35)
  4. 登山口(2:55)

守屋山は東峰、西峰ともとても景色が良い山です。マイナーな山というイメージがあったのですが駐車場から登山者がいて、登っているときにも下りているときにも何人もすれ違いました。八ヶ岳やアルプスが見渡せる山で、景色には満足しました。

使った登山道具

持って行った水の量

積雪期の守屋山登山

雪の積もった登山口は車の停めるスペースにも制限がある。
雪を踏み固めるように車を乗り入れて場所を確保。
駐車スペースの左側には大きくソーラーパネルが設置され、それを見ながら登山道へと入っていく。
登山口からは木々の繁った急斜面を直登していく。

柔らかく積もった雪はフカフカとして気持ちが良い反面で、靴底のグリップもあまり効かずに歩きづらい。
途中で車道を横切りながら真っ直ぐと登っていくと、右側にゲルが2つ建っていた。
ゲルを過ぎると平坦な斜面になり、枝の隙間からは守屋山の東峰がうっすらと見える。
いったん坂を下りて再び車道に出て、キャンプ場方向へ。
夏なら座禅草の咲く木道を渡って行く。

キャンプ場から守屋山登山口を登る

キャンプ場を過ぎると、登山道はまた急な斜面に変わる。
場所によっては膝の上ほどまで積もった雪のトレースを追いながら登っていく。
左側には南アルプスが見え始めた。仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に挟まれた北岳。
振り返ると白い南八ヶ岳。
登山口から30分ほどで胸突阪に到着した。

胸突坂は東峰の直下にある10分ほど続く急登。
やわらかな雪が積もっているおかげで足元が滑ることもなく、簡単に急登を登っていくことができた。
高い段差も雪で埋められて固まっている。

守屋山東峰

登山口から1時間25分。
守屋山の東峰に到着した。
天候も良く見晴らしが良い。
枝の間から見えていた南アルプスと八ヶ岳に加えて中央アルプスも見渡すことができる。
眼下には諏訪湖が黒く光っている。
御嶽山や北アルプスは雲に隠れてしまっているものの、守屋山ならではの眺望が楽しめた。

西峰へ

東峰から西峰へは約10分。
鞍部と中嶽と呼ばれるピークを越えていく。
東峰の少し下ると守屋神社奥社が鉄格子に囲われて鎮座している。
祠を巻くようにして鞍部へ。
鞍部から振り返ると東峰の大きな岩が険しい山のような雰囲気で見えた。

再び登り坂になり、5分と経たないうちに元気が出るといわれる欅と、山の安全を祈願するブナ観音があった。
さらによくカモシカが立っているというカモシカ岩。
いったん緩やかに下ると正面に西峰がみえた。

守屋山西峰

登山開始から1時間35分。
守屋山山頂へ到着。
東峰とは違った角度で見える周囲の山々。
御嶽山は西峰の方がよく見える。
雲の合間から常念岳の鋭峰が僅かに見え、八ヶ岳の南北と見渡すことができた。
眺望の良い山として知られている守屋山ならではの眺望だった。

守屋山からの下りルート

山頂から登山口へは登ってきたルートを往復する。
雪が深く積もっているので、トレースをはみ出してフカフカとした感触を楽しめる。
とくに大きな段差や狭い箇所も無く、気軽に登ることができた。

下山後に立ち寄った温泉

片倉館

昭和三年に片倉財閥によって建てられた温泉浴場。特徴的な建物は国指定の重要文化財になっている。千人風呂と名付けられた浴場は大理石造りで、1m以上の深さに玉砂利が敷き詰められている。彫刻やステングラスで飾られているのもおもしろい。

諏訪湖の畔にある温泉です。
場所が分かりやすくアクセスも良いので、個人的によく利用させてもらっている浴場です。
関節痛や筋肉痛に良いそうなので、深いお風呂にゆっくりと浸かります。2階の休憩室は無料です。

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