冬季のメインの登山口は天狗温泉です。
高峰高原から登る登山口もありますが、急激な下りがあり、帰りにそこを登ることもできないだろうと。
歩きやすいのは天狗温泉です。
それにしても真っ白。
登山口にも鳥居がありましたが、途中にも鳥居があって、これを目印に登山道を進みました。
ここまでどれくらいだった・あとどれくらいで・・・
という感じで。
登山道を進んで行くと、登山口の真っ白さが嘘のように青空が広がりました。
振り返って見ると雲海が広がっていて、どうやら1500mぐらいのところまでが曇っていたようでした。
浅間山と外輪山との鞍部にあたる湯の平。
何の足跡もありませんでした。
こっちで良いか?という感じで記憶を辿って向かいました。
膝上ぐらいまで雪に足を差し込みながら。
湯の平から徐々に登り坂はキツくなって、いよいよ浅間山本体に取り付いたとき、登山道はピカピカに凍っていました。
アイゼンを履くと、サクサクと刺さる音と感触が足の裏に伝わってきました。
これは下山が大変そう。
浅間山といえば、この稜線の登山道。
登ることのできる最高地点、前掛山へ続く稜線がハイライトです。
とてもとても気持ちが良い。
風が強いと最悪ですが・・・
四阿山と嬬恋の田畑。
上信越の山々を一望するような眺めの良さでした。
真下へと落ちていく斜面の先には外輪山。
黒斑山や蛇骨岳はあの塊の中にあります。
きっと、ここから熔岩が流れ出たら、あそこで堰き止められるんだ。
東側を眺めると雲が広がる佐久平と八ヶ岳。
足元には牙山があって、ソリでもあれば斜面を滑り下りて、あの山でジャンプできそうな感じ。