爺ヶ岳は北アルプスの後立山にある大きな山です。
鹿島槍ヶ岳の南側にある山で、扇沢から鹿島槍ヶ岳へ登るために通過する峰でもあります。
でも日帰りするには手応えがあって眺めも良くて、そこそこ楽しめる山。
そんなわけで扇沢に来ました。
ゴールデンウィークとはいえ、北アルプスの山小屋は限定的な営業。
登山口には告知がありました。
まだ雪が多く残ります。
日中の体感気温は、陽射しの強さもあって温かですが、地面にはそれなりに締まった雪。
残雪期の爺ヶ岳へは南尾根を登ります。
積雪期だけの限定的なコース。
こんなコースを歩くのも残雪期の楽しみです。
緑の季節を迎えた木々と、まだ深く残る山の雪。
そんな景色が見られるのも楽しみ。
なによりも立ち止まって寒さを感じないありがたさ。
積雪期だけのコースということは、一般コースではないということ。
コースからはずれたら、危ない場所へ迷い込む可能性もあります。
そんなアナウンスもシッカリされているあたりが北アルプス。
見落とし注意。
長い雪渓を登って、やっと山頂部が見えてきました。
間近に見えるけれど、まだここから距離がありました。
長い南尾根を登って、辿り着いたところは南峰でした。
山頂か!と思ったけれど、そういえばそうだった・・・という感じ。
山頂の中央峰には標が建っています。
夏ルートに戻って、歩きやすい土の上を山頂へ向かいました。
同行してくれた土屋。
山頂でスマホを操作しつつ、剱岳には見向きもしないあたりが彼らしい。