北アルプス南部の山は、上高地からスタート。
まだ朝が早いこともあって人は疎ら。
行こうとしてる霞沢岳は、ここの真東ともいえるくらいの場所。
橋を渡って林道を30分くらい。
歩き始めてすぐに、なんだかお腹がゴロゴロする・・・というか、すぐに駆け込まなければならない状況で。
こういう状況で、すぐにキレイなトイレが見つかって、紙まで置いてある上高地って、さすがに観光地だし、ありがたい場所。
出すものを出し、出るものが無くなったところで爽やかに再出発。
朝の上高地はヒンヤリとして、湿度が気持ちが良い。
梓川を挟んで対岸に見える明神岳。
とにかくこの尖った形が印象的でした。
この山を見ているだけでテンションが上がる。
きっと好きなのだろうな。
思いがけず花がたくさん咲いていた。
まったく期待もしないでいたけれど。
こんなに花があるなんて、ますますテンションが上がる。
特号峠を過ぎて、ジャンクションピークへ登っていく最中。
振り返ると明神岳の向こうに穂高岳連峰。
穂高岳を見に来たのだから、当然、見えることを期待していたのだけれど、実際目にするともう・・・
まだ雪の残る季節だったので、雪渓のトラバースが2・3箇所。
踏み跡はあるけれど、谷は深く、足を滑らせれば、さっき見た花のところまで落ちるのだろうと思わされる。
もし滑って花のところに到達した頃には、もう・・・
霞沢岳のひとつめのピークK1。
ここが穂高岳への最高の眺め。
もうこれだけで全てが吹き飛ぶくらい。
山頂はまだ先だけれど、ここで帰ってもいいくらいの満足感がある。