高社山は長野県の北側にある1300mあまりの山です。
周りには志賀高原や北信五岳といった知られている山々があるにもかかわらず、高社山は存在感があり、パッと目につきます。
高社山にはスキー場がいくつもあるので、当然のように人が入りやすく登山道も多くあります。
その中のひとつ「赤岩口」は、もっとも高低差が高いコースです。
特徴はなんといっても登山道上の仏像。
金ぴか。
金ぴかの仏像の他には、この地域で信仰が見られるという十三仏。
登山道上に、13体の仏像が祀られていて、それを数えるようにして登っていきます。
赤岩口から高社山へ登るのは2回目でした。
でも前回は、ちょうど十三虚空蔵を過ぎてから、獣の鳴き声を聞いてしまい・・・
それがツキノワグマのような雰囲気で、慌てて引き返した経緯があります。
姿は見ていませんが。。。
YouTubeで聞いた熊の鳴き声にそっくりな気がしました。
赤岩口は、谷厳寺というお寺から始まります。
前回は熊に怯えて撤退したけれど。
今回はそんな気配を感じないで登りたい。
まだ紅葉にも早い時季なので、緑のトンネルの中を登っていきます。
十三仏を数えながら。
紅葉も緑も、中途半端な季節ですが、だからこそ街から近い山は登りやすく、オススメなシーズンだと思います。
今回は熊の気配を感じること無く、無事に山頂へ着くことができました。
良かった。
天気も良いし眺めも良い。
けれど、ここで他の登山者と話しをして「あそこには熊がいるんだよね・・・」なんて会話になってしまって。
同じところを通るの嫌だなと。。。
熊は嫌だなと思ったので、夜間瀬スキー場へ下りることにしました。
どれくらいの時間で、どこに出るかは分かっていたので、どこへ下りてもだいじょうぶというつもりでいましたが。
思っていたとおり。
ゲレンデに下りるのは退屈でした。
夜間瀬スキー場へ下りるということは、赤岩口とは遠く離れてしまいます。
時間にして1時間ほど。
高社山をグルッと巻いて戻りました。
なぜか舗装の道路を歩くのは退屈です。