万仏山があるのは雪が深いエリア。
積雪期には気軽に立ち入れる山ではありませんが、残雪期なら雪が締まっているし登りやすいので。
ということで、お声がけを頂きました。
万仏山の登山道を整備してくださっている方々。
高さや狭さがあって難しいところのある登山道が、この方々のおかげでロープを架けてもらったり、新しい登山道ができたりしています。
振り返ると親指を立ててキメてくれるあたりが嬉しく。
ひとりで登るのと違い、山の話しや近隣のことが聞けるのは楽しい。
万仏山は800mほどの高低差。
集落からも近く、長閑な雰囲気が漂います。
ただ杉も多いので春先は・・・
どこの山でも同じだとは思いますが。
冬の間、雪の下から顔を出した登山道は荒れています。
木が倒れていたり、枝が張りだしていたり。
藪のようになっていたり。
残雪期のドキドキポイントといえばトラバース。
足を踏み込めないくらいに締まった雪の上は滑りやすくて、サーッと下へ滑っていきそうな。
そんな雰囲気が漂うトラバース。
後ろから行くと、先行者の足跡を踏めて気楽になります。
今回は皆さん長靴でした。
「長靴がベストだ」という話しを別件で聞いたことがありましたが。
この高低差、この季節、この山で。っていう状況を考えて、きっと歩きやすい選択だろうと思います。
標高を上げていくとだんだん雪が多くなってきます。
春先の落ち葉と雪のミックス。
日の当たり方とか、雪の降り方とか積もり方とか。
一概にいえないところがおもしろさかなと。
万仏山の尾根上に出ました。
もともと細い板のような山の形。
南峰と北峰と山頂の3つで構成されていて、それぞれ遠くないので、全部行ってみます。
規模は大きくないけれど。
尾根には注意の必要な雪庇がありました。
雪庇だからといって離れすぎると、反対側の急斜面にも注意だから。