万仏山は長野県の北部、飯山市にある里山です。
標高は1000mを越えていますが、周囲には1000mを越える山々が多く、どちらかというと目立つ存在ではないと思います。
でもこの山には特徴的なものがあります。
万仏山はその山名のとおり、石仏がたくさん置かれています。
麓にある集落から点々と石仏が置かれ、半ばのお堂まで。
それぞれに姿が違い、ひとつずつ石仏の姿を見ながら歩くのも楽しめます。
この日は万仏山の山開き。
毎年5月8日と決まっていて、その日には地元の方と一緒に歩くことができました。
地元で、なおかつ山をよく知っている方々がいて。
ふだんは聞かないことや見ても気付かなかったことを話しに聞き、こういう歩き方も良いなと思いました。
高いところの景色も爽快でイイですが、自然の中に身を置いて視線の近いところに興味を向けるというのは楽しい。
万仏山の中盤にはお堂があります。
お堂の傍らには弘法大師の石造が祀られていました。
石仏はここまで。
ここから先は里山らしからぬ険しい登山道に変わります。
万仏岩のお堂を過ぎて急な斜面を登ります。
前を登る人の様子を見ながら順番に進みます。
途中から雨に降られましたが、山頂まで登ってきました。
事前の予報で登れるかは確実ではない状況でしたが、登ることができて良かったです。