虫倉山は長野市の里山です。
標高1300mほどで、登山口からは高低差も少なく登ることができます。
ただ難路が多く、その中でも「さるすべり」コースは険しい部類になります。
さるすべりコースへは、不動滝から向かいます。
虫倉神社からも登れるのですが、不動滝からだと周回できるので。。。
ただ、いきなり狭く鎖の張られた登山道があります。
里山らしい樹林帯を登っていきます。
虫倉神社奥の院を過ぎたら、いよいよ核心部が始まる感じです。
奥の院を過ぎた瞬間、岩場が現れます。
パッと見、そう高くはないのだけれど、段差や手がかりでちょっと迷う感じ。
短いわりには見た目より難しいところです。
登っていくと、木の枝には白い物が見えてきます。
霧氷というほどではないけれど、霧氷っぽい氷。
ほんの少し肌寒い感じ。
山頂部が見えてくると、いよいよ難路がスタートします。
ここがさるすべりの最も難しいところ。
ずっと張られている鎖に沿って、柔らかな地面の急登が続きます。
徐々に霧氷っぽいものと、雪がうっすら。
高低差は無くても、やはり登れば冬らしい景色。
段差もあるし、まだまだ急登は続くし。
山頂間近の場所が一番狭いです。
ほんの少しの間ですが。
よほどよそ見でもしなければだいじょうぶ。
急登を過ぎて樹林帯を抜けたら虫倉山の山頂に到着。
やっと着いたような、物足りないような。
そんな手軽で難しい登山道。
虫倉山で見るものといったら北アルプスです。
特に後立山が素晴らしい。
雪のあるこの季節だからこその眺め。