妙高山は新潟県にある頸城三山のひとつです。
日本百名山にも数えられる2454mの山で、地域柄、冬季はとても深い雪に覆われます。
登山道はいくつもあるのですが、主要なコースは燕温泉からになります。
山頂周辺に宿泊施設がないので、日帰りで登ることが多いです。
空は青空。
紅葉は絶好調とはいえないぐらいで、でもとても気持ちの良い秋の日でした。
登り進めていくと、下ではいっぱいだった紅葉も、すでに枯葉が落ちた状態でした。
もともと山頂部は熔岩石がいっぱいで草木も生えていませんが。
見上げただけでも葉っぱの無さは一目瞭然。
燕温泉からの登山道で、難所とされるのは胸突き八丁です。
30分ほどの急登で、このコースの特徴です。
ここをどれくらいのペースで登れるかがひとつのバロメーター。
危険箇所は多くないのですが、唯一、高度感のあるのは9合目の鎖場です。
岩壁に足場が作られた狭い鎖場です。
かろうじて両足が置ける程度で、擦れ違うことはできません。
山頂は北峰と南峰があります。
標高が高いのは南峰で石仏が置かれています。
北峰は三角点があり、こちらに山頂標があります。
山頂部に石仏が置かれる信仰の山らしく、山伏がいました。
法螺貝の音が響く山頂は、ちょっと珍しい光景でした。
妙高山の山頂は広く、休憩するにも十分です。
この日もあちこちに腰を掛けている人がいっぱい。