信越トレイルは斑尾山山頂から野々海高原まで続く長い林間コースです。
長野県と新潟県の境に沿うように関田山脈の尾根を伝っていくのですが、その中でも関田峠から鍋倉山までは歩き慣れたコースでした。
まだ登山を始めて間もない頃に。
車で標高1000mを越える関田峠までやってくることができます。
山頂までは尾根を伝うために平坦で、高低差はほとんどありません。
なだらかな登り下りがあるくらい。
何年振りかの信越トレイル。
鍋倉山へ向かうのは6年振り。
懐かしさを感じながら山の中へ入ります。
いきなり目の前に現れるのはブナ林。
落ち葉の茶褐色と鮮やかな黄緑が美しい森でした。
少し進んで行くと陽が射してきました。
楓の鮮やかな黄色が美しく頭上を覆っていました。
空はあいにくの曇天。
絶好の眺望とはいえないけれど、やはりここからの眺めは気持ちが良い。
このコースを歩き回っていたころは、こんな眺めに見慣れていました。
夏の暑い盛りでも水を担いで毎日のように。
道半ばで黒倉山へ着きました。
いったん山を下りて鍋倉山へ向かいます。
この標も懐かしい。
鍋倉山へ近づくと、ほんの僅かな区間ですが木々が迫ってくるように茂っています。
大きなブナの木があることでも知られている鍋倉山。
周りが葉っぱだらけ。
虫がいなかったら最高のコース。