5月の白馬岳。
大雪渓をピストンする予定で猿倉へ来ました。
人気の高い山ですが、さすがにこの時季はまだ昇る陽とが少ない感じ。
大雪渓は1年じゅう雪があって、さすがに標高の高い場所っていう感じを受けているけれど。
さすがに5月は初冬というか、冬の終わりというか。
そんな勢いで雪が残っていました。
でも葉っぱは緑で春らしい感じもあって。
この日、「白馬岳は他の山への通過点」と言う人が先行して歩いてくれました。
ふだんのこの時季はスキーを担いでいるらしく、荷物の多い今日は足が速い。
油断していると、あっという間に先へ行ってしまう感じ。
こういう雪面をスプーンカットと呼ぶそうで。
スプーンで掬い取ったように雪が抉れています。
固く締まった状態なので、まるで階段のようで歩きやすいです。
大雪渓を登る中で、目印にもなるし景色も楽しめるしっていうのが杓子岳。
ずっと左側に見えているのですが、登っていくほどに山頂部の尖った形が印象的に見えてきます。
大雪渓を上部まで登って振り返ると、広がる雲と幾重の山並み。
言葉にならないくらい、この眺めはスゴイ。
白馬岳の山頂直下には白馬山荘があります。
泊まったことは無いのだけれど、巨大な山小屋で、まるでホテルのようなイメージを持っています。
すでに営業を始めていて、泊まったり軽食をもらったりはできないのだけれど、入口で休ませてもらえたり、お土産物が少しあったり。
この時季に白馬岳へ来る人は、たいていスキーやスノーボードを担いでいます。
登山でやってくる人は少ない感じ。
ココまで登ってシャーっと下りるのは気持ちが良いだろうと思います。
苦労して、やっと山頂に着きました。
猿倉からずっと雪の上を歩いて、時に冷たい風に吹かれたり、すっごい景色に見とれたりして。
白馬岳の山頂は好きな眺めのひとつです。