山のことで、どこへ行こうかという相談は、いつものヘンタイと話すことがあります。
山のことについてはとても尊敬をしているのですが、たいていの場合、エラいところへ行くことになります。
今回は戸隠へ行こうということになりました。
戸隠山は登っているので、西側の山々を歩こうと。
ヘンタイにとっては庭のような場所。
西岳から本院岳を。
戸隠連峰の西岳は破線ルートです。
難路として知られている戸隠山の蟻の塔渡りでも一般ルートなので、その破線といえば・・・
途中で泊まれるところもないので、必然的に日帰りになりますが、距離や高低差よりも精神的な疲労感のある・・・
”ヘンタイの庭”ということで車に乗せてもらいました。
登山口は人がいっぱいな奥社や鏡池ではなく、ひっそりとした林道の脇。
知ってて来たのだけど。
やはり鎖は多い。
壁だろう。というような。
よくも鎖を付けたものだと。
どうしてこんな所に登山道を付けたのかと不思議になるようなコース。
整備される前はどうなっていたのだろう?
破線だから基本は整備されないのか?
でもハシゴも鎖もあるし。
見える景色はとても華やかで、見たことのある景色が違う角度で見えて。
それはもうキレイで。
新鮮で。
とにかく目を奪われてばかり。
基本、右側はずっと崖で。
狭い稜線上を登り降りしていく感じ。
景色は良いのだけど・・・
なんとか戸隠山を越えて西岳からの縦走を完了。
戸隠牧場に下りたのだけど、もうエネルギー不足で・・・
自販機で買い食いをしてやろうと思ったのに。
全部売り切れ。
もうシーズンも過ぎているし。
仕方が無い。
もう気持ちも体もボロボロで、登山口へと帰っていきます。
途中、キャンプ場も戸隠神社奥社も通って、観光客と擦れ違って。
なんて長閑な風景なんだ。
和気藹々として。
鏡池から見える、あの山へ行って帰ってきたのだよ。