信濃町という長野県内でも新潟県に近いところに、薬師岳という山があります。
「岳」という文字が使われているので、どんなに高い山かと思えば、住宅や田畑から近い典型的な里山と呼べる感じ。
この薬師岳は以前から気になっていました。
高速道路が間近にあり、野尻湖や斑尾山もあり。
近くを通りかかったり、雪のある季節に登山口を見たりしました。
雪深い地域なので里山といえど無雪期が良いということで晴れた日にやってきました。
秋なのに紅葉もなければ眺望もない。
そんな薬師岳へ薬師堂の横からスタート。
着いてきてくれたのは、いつもの土屋。
山らしいところへ来たのは3年振りぐらいです。
おたがいに運動不足で、体を動かしたいという思いが一致した感じでした。
そして山へ行こうという提案に乗ってくれました。
景色も無いし、間近に見えるものは土と木と坂道。
背中を丸めて登ります。
薬師岳は広い山頂を持つ山で、登山道が行き着いたところにはお堂が建っていました。
このまわりにある藪の中には、井戸があったり、山の最高地点があったり。
ちょっと入る勇気がないですが。
土屋は興味があったようですが、しばらく眺めて「やめておく」とポツリ。
運動不足の体でココまで来ただけでも良いと思います。