八ヶ岳縦走 稲子湯を起点に硫黄岳から石楠花尾根まで

最初に目指す硫黄岳 最初に目指す硫黄岳

最初に目指す硫黄岳

硫黄岳は南八ヶ岳の北端に位置する山です。
2760mの山頂部は広く、丸みを帯びた台地のようになっていますが、東側は火山で崩落した岩崖が深く落ちています。
特徴的な形と、南北の八ヶ岳を一望する眺めを楽しむことができます。

森林限界を楽しむ根石岳 森林限界を楽しむ根石岳

森林限界を楽しむ根石岳

八ヶ岳の中でも根石岳というと地味な印象だと思います。
特にこれといって特徴的なこともなく、ただ草木が生えていない点と、草木がないからこその絶好の眺望。
それに尽きると思います。
にも関わらず、山頂を下りた南側には山小屋があります。

人気の高い天狗岳 人気の高い天狗岳

人気の高い天狗岳

冬季でも夏季でも登られることの多い山です。
登山道も多く、渋ノ湯や唐沢鉱泉、稲子湯などから登ることができます。
大きな山頂をふたつもち、荒れた岩稜の東天狗と、丸みを帯びた西天狗と、対照的な山容を楽しめます。

苔の森に突き出た岩峰のにゅう 苔の森に突き出た岩峰のにゅう

苔の森に突き出た岩峰のにゅう

北八ヶ岳といえば鬱蒼とした緑が特徴です。
びっしりと生した苔や、しらびその森は、特に雨の多い季節には見応えがあります。
そんな森の中に突き出た岩の峰がにゅうです。
岩の上からは白駒池や縞枯山など、美しい樹林帯の山並みを見ることができます。

2018年に計画したコース 2018年に計画したコース

2018年に計画したコース

今回の縦走路は2年前に計画をしたものでした。
計画実行の日、台風が近づき荒れた天候になったため、予定を変更せざるを得ませんでした。
ただこのコースはとても良く、ぜひ一度歩いてみたいと思っていました。
北と南の八ヶ岳を渡り、数々の山小屋を巡るコース。

しらびそ小屋 しらびそ小屋

しらびそ小屋

しらびそ小屋は八ヶ岳の中でも、どちらかといえばひっそりとした雰囲気に思います。
あまり多くの宿泊者は受け入れているという印象も無いのですが、メニューにケーキがあったり、演奏のイベントがあったり。
実は小屋泊が楽しめる要素がいっぱいです。

本沢温泉 本沢温泉

本沢温泉

硫黄岳直下にあって、登山道からまる見えの野天風呂があります。
もちろん内湯もありますし宿泊も可能です。
いつも通過するだけですが、この佇まいや山小屋で温泉に入ることができるという贅沢さ。
なかなか機会は無いのですが、泊まってみたいところです。

オーレン小屋 オーレン小屋

オーレン小屋

11月3日で営業を終了してしまいましたが、ここでもお風呂に入ることができます。
そして、夕飯はぼたん鍋、ランチでもボルシチが食べられるという贅沢さ。
営業や食事の準備など、タイミングにはよるかと思いますが、さすがは八ヶ岳といえます。

積雪期を前に。 積雪期を前に。

積雪期を前に。

今回のコースでは、山びこ荘や根石山荘、黒百合ヒュッテは、あえてスルーしました。
黒百合ヒュッテは前回、泊まってもいましたし。
積雪期を前に、年内の営業を終了したり、看板での注意喚起があったり。
「冬近し」といった雰囲気でした。

八ヶ岳縦走 稲子湯を起点に硫黄岳から石楠花尾根まで

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