街からも見ることのできる妙徳山。
その名前を知っていれば、意外なほど存在感が大きいことに気が付きます。
でも標高差はさほど大きくもなくて登りやすい山です。
須坂市仙仁から妙徳山へ向かいます。
実のところ、この時点では妙徳山へ向かうのではなく、隣の熊伏山へ行こうと思っていました。
ゲートを開けて途中までは同じ道なので。
きっと植林されたものだと思うのだけど、杉がビッシリと生えた林道を歩いて行きます。
陽が遮られて薄暗いのだけど、人の手が入ったものだと思うと安心感がありました。
周りを見るとうっすらと雪があって、杉の葉の濃い緑に、真っ白な雪が乗っているのは良かったです。
寒かったけれど。
雪の白さが際立つような印象でした。
林道を歩いたところで分かれ道に出ました。
どっちも似たような角度で、どっちへ進むのだっけ・・・と思って、右へ進むことにしました。
でも熊伏山へ行くのなら左。
少し下る方が正解でした。
実は左だった分かれ道を右へ進んで、けっきょく道を見失い・・・
踏み跡を見つけて斜面を登りました。
枯れた藪の斜面は、夏場に行われた伐採やらの林業の跡がありました。
踏み跡もあるし、方角的にも迷うことは無かったけれど。
道を間違えたことに気が付いて、とりあえず斜面は登って。
妙徳山へ行こうと。
斜面を登って林業の跡がなくなると、笹藪がありました。
背の低い笹だったので、進行方向が見えないことは無かったけれど。
太ももの高さで雪が着くのは冷たかったです。
妙徳山の山頂が近づくと、予期していなかった霧氷を見ました。
まさかの白い景色と、青空はとても綺麗で。
すごく満足感のある眺めでした。
この眺めは里山だからって舐めてました。