戸隠山へきました。
主な登山口は戸隠神社奥社の参道から。
たくさんの観光客がいるなかで、ひとり場違いな登山装備で歩いていきます。
戸隠山といえば高度感のある岩場と鎖場が続く難路の山として知られています。
それなりの気持ちで歩くには、観光客の和やかさがちょっとピクピクします。
山を登るのにマスクをしようとは思わないのですが。。。
いちおう人がいるところだし、マナーとして必要かなと思って、装備に加えていました。
賛同を歩くぐらいなら。と思っていましたが、思いのほか息苦しくて。
マスク姿でウォーキングやジョギングをしている人も見かけますが、まるで嘘のように思います。
戸隠山といえば岩場と鎖場。
でも中盤というか、終盤までは急登が続く山でもあります。
くわえて街では37度ほどまで気温が上がる日。
キツい。
とにかく汗が滝のように。。。
汗とため息しか出ない。
しばらく山に登る機会もなかっただけに、いろいろなところが音を上げていました。
百軒長屋の手前で鎖場が出てきました。
まだここからが先が長いとはいえ、ひとつの目安になる場所でもありました。
ここまでで大量の汗と息苦しさと、太ももピクピクで、幾度帰ろうかと思ったことか。
息も絶え絶えに登ってきて、百間長屋を過ぎたところ。
ちょっと木陰で腰を下ろして水分補給。と思っていたときでした。
水筒を咥える身の回りをブンブンと。。。。
はじめは気にも止めなかったのですが、水分を取ってから落ち着くと、目の前には大きなハチが飛び交っていて。
どうやら威嚇か偵察かをしていたようで。
ザックを背負うことも無くその場を離れましたが、しばらく後と付いてくるし・・・
苦労してなんとか蟻の塔渡りへ。
ここまで苦労したから、今さらココに来ても何も思わないというか。
100mも無いし、むしろ平らだし。と思ってました。
蟻の塔渡りも何年か振りだったせいか、どんなところかちょっと記憶が薄れていたようです。
「登ったっけ?」と。
取り付きは登りでした。
そして微妙に登ったり下りたり。
蟻の塔渡りは横から見ると、魚の尾ひれのようにデコボコとしています。
一番へこんでいるところは、それなりのくぼみになっていて。
左右の高度感を思うと、なかなかに難所だと思います。
山頂からの折り返し。
蟻の塔渡りを見渡す場所で、苦労している人を見かけました。
途中で通りかかったひとりの人。
蟻の塔渡りにまたがりながら渡りきっていました。
「二度と来ない」と言いつつ。