登山百景はこんなふうにできています

登山百景は2012年に開設した山行ブログです。
もともとは複数の登山仲間と「みんなで登った山をリスト化しよう」ということになったのがキッカケでした。

開設当初

ブログとはいっても登山となると「ブログを書く」ということには様々なスキルが必要で、そもそもの文章を書くということに加えて、当然ながら登山ができること、登りながら写真を撮れること、そして何よりもマメであることが大切でした。
複数いる仲間のスキルがバラバラである中、負担無く投稿できること、更新ができることを第一に考えながら登山百景はスタートしました。

書きやすいようにと文章づくりのルールを決め、開設から1ヶ月経ち、2ヶ月経ち、誰も記事を書かないまま、ついには自分ひとりだけの持ち物になって今に至ります。

こんなふうな仕組みを使っています

「登山百景」の管理にはMovable TypeというCMSを使っています。
CMSというのは、簡単にいうと「ウェブサイトを作るためのシステム」です。
2005年ごろから当たり前のように使われるようになったのですが、ブログが書かれるようになってきたのもそのころ。
今ではブログというと日記・雑記という意味が強くなりましたが、そもそもブログはCMSの一部の機能でした。
登山百景を「ブログ」と呼んでいるのも、CMSの一部の機能を使っているためです。

管理画面
管理画面

現在のCMSの主流はWordPressで、Movable Typeというとライセンスが高価で、ユーザー数も最盛期からは比較もできないほど少なくなりました。
それでも主流のものを使わずに、Movable Typeを使用し続けるのは、CMSとしての扱いやすさ、機械的な負荷の少なさ、最悪でもアナログな手段でデータを手元に残すことができるという点からです。

登山百景の開設当時はMovable Type5でしたが、日記が書きやすい状態でした。
現在では7までバージョンアップし、日記よりもコンテンツの管理に重きが置かれています。

多めの写真の編集

登山百景のコンテンツのコンセプトとして「登山口から山頂までの様子を写真多めで」ということを決めています。
美しい眺望や風景も大切に写真に収めたいのですが、それも含めて登山中の視界に入ったもの全てが景色で、それらが百景であると決めています。
写真を撮ることも雰囲気を表現することも未熟ですが、経験したことを数多く見てもらうことと正直に語ることは、登山の魅力を伝え共感してもらうことに繋がると思いますので、体力と気力の続く限り、多めの写真を掲載しています。

写真多め
写真は変なレイアウトをしたいと思っています

もともとはjpgで撮ってきて、適度なサイズに変更して掲載をしていましたが、現在はRAWをLightroomで現像してPhotoshopでリサイズするという工程を踏んでいます。
登山百景で掲載する写真は、クリックして大きく表示するものと、クリック前に表示する2つが必要です。
そのためPhotoshopでバッチ処理を使い、最大で140枚×2パターンを自動でリサイズしています。

登山記事を書く時間

登山の記事を書く時間は、どんどん長くなってしまっています。
詳しく書こうとするほど時間が掛かり、下山後の新鮮な気持ちが変化していきます。
もう二度と行くかと思った山行も、2日経てば印象が変わってもう一度行こうかなと許せることがあります。
そうなると登山中とは別の思いが入ってしまい悩ましいところです。

山の中を歩いている最中から、書かなければならないポイントはどこか、どんなふうに思っていたのかを文章として考えながら歩いているので、できるだけその記憶が鮮明なうちに書きたいと思っています。

登山百景の記事は大きく分けて、4つのグループに分けられます。
・写真
・データ
・感想
・山行中のできごと

この中で、感想だけはできるだけ下山した日に書くようにしています。
時間が経つほど書けなくなっていくのがこの部分なので、自然で正直に書けるように、どんなに眠くても、疲れていてもと心がけています。

感想が書けた後は、山行中のできごとを思いを振り返るために、データをピックアップします。
手持ちのGPSからデータを移し、一部計算機を叩いて数値を記入します。
地図に歩いたルートを表示するのも含めて、約20分ほど掛けています。

データ確認
GPSからデータを拾います

もっとも時間を掛ける山行記事

山行記事は、撮ってきた写真を見ながらパソコンのアプリなどに記入しています。
直接Movable Typeに書き込むこともできるのですが、それよりは手元に保存しながら文章を書いた方が安心感があり、ほどほどに掛けたところでMovable Typeの中へ保存するという方法を取っています。

macOS 用 日本語テキストエディタ

パソコン用の写真のレイアウトや、クリックで大きく表示するための機能など、一回ずつ打つのが面倒なことも多く、過去記事をコピペして、共通する部分は一括で置き換え、あとはひたすら手で打っています。

山によって掛ける時間にはかなり差がありますが、短ければ2時間ほど、長ければ4・5時間掛けています。

掲載する写真に掛ける時間

写真も時間が経っていくほど、見ていた景色が本当にそうだったのか疑問を感じます。
本当にこんなに明るかったのか、暗かったのか、見えていた遠くの山はこんなに鮮明だったのか。
考え出すと手に付かないくらいです。

先に書いている記事を思い出しながら、文章に合う景色と、他に掲載したい写真を選びます。
そして現像をし、2パターンのリサイズをします。

こちらも文章と同じようにボリュームによりますが、1時間から2時間、長ければ4時間ほどは掛かります。
これを書いた文章に合わせてコピーなどを付けていくのに、さらに2時間から3時間ほど掛けています。

Movable Typeとの絡み

アプリで文章を書いて、写真をリサイズして、さらに文章の中に写真を表示するための命令を書いて。
というところでだいたい準備が終わります。
準備というほど楽では無い時間ですが、最後にMovable Typeの中に記入します。

記入画面
記入する画面は項目に分かれています

バージョン6までは単純に必要事項を記入していたのですが、バージョン7になってかなり仕組みが変わりました。
コンテンツタイプという記事間を横断して表示するような機能が加わり、たとえば「同じ時季に登った山」や「持っていった道具」などの関連する記事の表示がシンプルな操作で済むようになりました。
表示するための全てを書き込まなくても、チェックを入れれば良いような操作で良いので、管理する点では非常に便利です。

山行記事の下部にある「近くの山」や「同じ季節に登った山」は、ブログなどでよく見かけるタグを使って表示しています。
同一のタグが設定されているものを、あらかじめ決めておいたカテゴリから拾い出して表示しています。
使った道具や立ち寄った場所など、このあたりの表示はブログならではという機能をMovable Typeで採用しています。

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山行の記事には、「近い山」「同じ時季に登った山」をサムネイルとして表示しています。
過去に登った山、山行記事をそれぞれタグ付けし、共通するタグが設定してある記事を表示するという仕組みにしています。
たとえば槍ヶ岳なら「北アルプス南部」というタグを付け、共通するタグの付いている穂高岳や乗鞍岳が表示されます。

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ただし、全記事で同様のサムネイルを表示しないように、記事を作成した日が14日以前ならば古い順に、15日以降ならば新しい順に表示するようにしています。
順序は更新日で変化するため、記事に加筆したり修整を入れると、その並びのルールが変更され、サムネイルが変わるようになっています。

単純に新しいもの順にすると、古い記事が目に触れる機会が減ることもあり、それを回避するための仕組みとして作りました。
古い記事は写真も書いてある内容もイマイチなことが多いのですが、せっかく積み重ねたものなので、漏れなく見て貰える仕組みを作りたいと考えています。

記事を書いた後

記事を書くだけで半日から1日以上の時間が掛かってしまうのですが、できるだけ早いタイミングで準備したいと心がけています。
それは印象が変わってしまうのが大きな理由で、日帰りでも実質1泊くらいの時間が登山ブログによって費やされています。

登山百景のSNSは、TwitterとFacebook、tumblerとInstagram、Google+、LINE@とあります。
もっともたくさんの人に見てもらえるのがLINE@ですが、こちらは無料アカウントのために配信数に限界があり、月に1度だけの配信になっています。
友だち追加数
LINEの友だち追加

Twitterは時間を選んでツイートし、ほかは適当なところでという感じにしています。
ほかにプッシュ通知の機能があるので、公開後なるべく早いタイミングで配信しています。
新着通知
プッシュ通知

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今までのやってみたこと

新しいことや珍しいことに手を出すのが好きなので、いろんな試みをしています。
続けられていることと、飽きてしまったことと。

スマホアプリ
こちらは2018年8月まで運用していました。
プッシュ通知ができることと、記事をシンプルに表示できたため、便利に運用していましたがMovable Type7に乗り換えるタイミングで更新を停止しました。
システム内のテンプレートが煩雑になるのが原因で、それよりは単純にサイトを見やすく保つことを重視したいと思います。

PWA
Androidスマホだけに提供しています。
まるでアプリのように登山百景を表示できるので、「また見てもらえるように」という思いを込めて、機能を持たせています。
PWAからプッシュ通知もできるのですが実装していません。

動画
撮るのもおもしろいなと思っているのですが、実際、何をどうしたら良いのかアイディアも無く、やったりやらなかったりを繰り返しています。
Twitterでは山頂に着いたときにしゃべることをしていますが、それ以外では登山百景らしいことが思いつかないので、気まぐれにタイムラプスを撮って遊んでいます。

まとめ

登山百景は「ブログ」と呼ぶには、レイアウトは特異で一見してウェブサイトと見られるサイトだと思います。
ウェブに公開される情報の中で、自分自身が区別をするような必要も無いとも考えているので、これまで通りにブログ的な内容と、そうは見えないレイアウトをしながら楽しみたいと思います。
好奇心は旺盛な方なので、珍しい物やあまり一般的ではないものが導入することもありますが、もし興味があったらお付き合い頂けると嬉しいです。