所在地:長野県長野市・新潟県妙高市
標高:2353m
日本百名山・信州百名山・甲信越百名山・越後百山
高妻山の景色
長野県の高妻山は、戸隠連峰の最高峰である。
南北に長く東西に細い板状のピークを持ち、戸隠連峰の中でもひときわ高く、特に長野市南部からの存在感が強い。
その形状から戸隠富士と呼ばれるほどの鋭鋒であり、登山道中に宿泊施設が無いことなどから、日本百名山の中でも長い行程のひとつといわれている。
戸隠地域全体が修験道などの信仰の歴史を持つため、戸隠山を中心とした連峰も信仰の対象となっている。
特に戸隠山の北側、九頭竜山以北からは十三仏の祠が登山道上に祀られ、最北端の乙妻山まで続いている。
一不動から六弥勒までの登山道と、六弥勒へ直接向かう弥勒尾根の登山道があり、高妻山から乙妻山へは破線ルートが続き縦走もできる。
高妻山への登山道は、戸隠キャンプ場からスタートし中腹にある一不動を経由して高妻山に至るルートが一般的である。
途中、尾根からの眺望が美しく、秋には紅葉が見られ、高妻山の山頂からは北アルプスや善光寺平を一望できる。
高妻山への登山は雪の多く積もる冬季は天候に左右されることが多く、5月下旬から10月上旬までが一般的な登山シーズンとなる。
また、登山前には必ず天候や登山道の状況を確認し、十分な装備を持参して登山するように注意が必要である。
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高妻山へは、おもに戸隠キャンプ場から登られます。
主要な登山道の「大洞沢・一不動」、「弥勒尾根新道」とも登山口は同じです。
長野県が定める「信州 山のグレーディング」では、難易度レベルはDに指定されています。
山小屋がないため、必ず日帰りをするコースなので、体力とも余裕を持った行動が必要です。
戸隠連峰を渡り歩く一不動
高妻山へ登るルートとして代表的な一不動。
大洞沢を横に見ながら登っていく登山道ですが、一不動から十阿弥陀まで石仏を数えながら登るのが特徴的です。
ピークをひとつ越えるごとに石仏や祠を過ぎていきます。
その数ぶんだけのアップダウンがあることを思うと、難易度が高いようにも感じられるかもしれません。
水場は序盤の一不動手前に強清水が沸いていますが、それ以外にはありません。
弥勒尾根新道はまったく水場のない登山道になります。
登山適期
高妻山を登る時季でもおすすめなのは、紅葉と雪の締まった残雪期です。
戸隠連峰は全体を通して樹林帯に覆われているため、紅葉シーズンには鮮やかな色合いに変わります。
主に10月上旬から中旬にかけてが見頃の時期です。
雪深い地域なので積雪のシーズンは長く、12月になると柔らかな雪が積もって登ることが難しくなります。
晴天が続き、雪が固く締まった時期が登りやすくなります。
真っ白に覆われた妙高戸隠の山並みは美しく、登り甲斐があります。
高妻山の立ち寄り情報
戸隠はそば処として知られています。
登山口になるキャンプ場内から蕎麦屋があり、日帰り温泉の休憩スペースでも、本格的な蕎麦を楽しむことができます。
立ち並ぶ蕎麦店から、置きにりを見つけるのも楽しいと思います。
最寄りの温泉は、戸隠神社中社の近くにある神告げ温泉。
多くの温泉がある場所ではないので、選択肢は限られています。
アゼィリア飯綱
- 所在地
- 長野県長野市大字上ヶ屋2471-79
- 営業時間
- 12:00〜20:00(日帰り入浴)
- 電話番号
- 0265-98-2312
- 備考
- 日帰り入浴600円
戸隠神告げ温泉 湯行館
- 所在地
- 長野県長野市戸隠3182 中社ゲレンデ駐車場内
- 営業時間
- 10:00~18:30
- 休館日
- ナシ
- 電話番号
- 026-254-1126
- 備考
- 大人600円 休憩所有り