山頂はすぐそこだ

老ノ倉山

2020m

2020年11月6日

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老ノ倉山は破風岳、毛無峠、御飯岳と稜線を繋ぐ2000m峰。
老ノ倉山からは深く谷を挟んで北には志賀高原が広がる。
東には万座があり、草津白根山の平坦で大きな山体が見える。

長野から万座へと続く万座道路があるため、御飯岳との鞍部まで車で来ることができ、登山口からの高低差は100mほど。
2000mを越える高さでありながらも、高低差が少なく比較的気軽に山頂まで登ることができる。

紅葉は1000m以下の地点まで下りた11月上旬。
志賀高原や2000mを越える地点では雪が降り、日影には残る季節になった。
風の冷たい曇天の中、山頂からの眺めを求めて万座道路を上った。

歩いたコース

登り
万座道路
下り
万座道路
最高標高
2020m
登山口標高
1927m
距離
0.42km
累積標高
97m
97m
平均斜度
24.59度
時季
2020年11月
天気
曇り
日程
日帰り
歩いた時間
登り0:08/下り0:05/合計0:13
平均した歩行速度
1.96km/h

この日のペース

  1. 万座道路
  2. 老ノ倉山(0:08)
  3. 万座道路(0:13)

2000mを越える標高で、しかも歩行時間が10分ほどという、ありがたいような、つまらないような山に興味津々でした。
すぐ近くの毛無峠や御飯岳は、何度も足を伸ばしていたので、そのたびに目にする老ノ倉山には、いつか行ってみようと思っていました。

どんな山行ブログを見ても、コミュニティサイトを見ても、気軽に登っている人ばかりという印象だったので、同じように気軽に向かったのですが、結果、短いなりに登りは大変だなと思いました。
でも山頂や登山道からの景色は意外なほど良かったです。

持って行った水の量

高山村から万座へ、11月上旬には冬季閉鎖になる万座道路を上る。
くねくねとした道路は標高2000m近くまで続き、眼下には善光寺平から北アルプスまで見渡すことができる。
展望台のように開けた場所から眼下に広がる景色を眺め、木々が茂る場所では、落葉松が鮮やかな色を付けていた。

老ノ倉山は志賀高原の南側に位置し、山頂からは志賀高原はもとより草津白根山への眺望が良い。
標高2020mに対して、万座道路は2000m付近まで開かれているため、登山口から山頂まではわずか。
数分で登ることができる。

道路脇から登る

毛無峠へと万座方面への分岐に登山口がある。
分岐から10mほど離れた道路脇に5台ほどの車が停められるスペースがあり、すぐに登山口へ入ることができる。
一見して藪のようにも見える登山口から、中へと入っていくとすぐに急登が始まる。

登山道の両側には笹が茂り、よく刈り払われて歩きやすくなっていた。
その年によっては整備がされていないこともあるようで、インターネット上にある登山記には藪漕ぎをしたという記述も見られた。

登り坂は急な斜面で、太いロープが張られているものの、木の根が張り出しているところは段差も高い。
すぐに草津白根山方面への眺望が開けた。
振り返ると御飯岳が見え、その三角形がおにぎりのようにも見える。

急登を登っていくほどに眺めは良くなり、御飯岳の南側にある毛無峠や破風岳、四阿山がうっすらと見えた。
明らかに眺望は標高の高い景色であるにもかかわらず、すぐ間近に道路があって車が通っている様子は不思議だった。

刈り払われた笹の間を左右に折り返すと、老ノ倉山の山頂に到着した。

老ノ倉山の山頂

登山口から8分ほどでの山頂到着。
老ノ倉山は周囲に高い山がなく360度の眺望を期待したいところ、西側だけに木が茂って眺めを遮っている。
御飯岳や毛無峠、草津白根山から志賀高原まではとてもよく見え、北アルプスは見ることが難しいといったところだった。

山頂標には標高2020mと、古道復活の会の板が掛けられていた。

周囲の景色を堪能した後、見下ろすと近くにある登山口へ下山をした。

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