経ヶ岳

2296m

2

南アルプスの展望は絶好

仲仙寺 2020年11月29日

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中央アルプスの北端、伊那市と木曽町を繋ぐ権兵衛峠の北側に位置する経ヶ岳。
山体全体が樹林帯に覆われているばかりか、伊那市側の前衛に大泉山があり、木曽駒ヶ岳や空木岳といった百名山の並ぶ中央アルプスの中では、どちらかといえば地味な存在といえる。
伊那市や南箕輪村からの登山口のみだったものが、2019年から権兵衛峠の登山道が整備された。

今回の登山口は仲仙寺。
主要な登山口のひとつで、境内を通って登山道へと向かう。
地元の中学生の強歩大会のコースにもなっているためか整備が行き届き、全体を通して歩きやすい。
ただ距離が長く高低差は1300mを越える。

降雪を間近に控えた11月下旬。
晴天の予報ではあったものの、前日の荒天で標高の高い地点には雪があることも想定していた。

歩いたルート

Amazonや書店で買える地図

コースデータ

この日のコースタイム

  1. 仲仙寺
  2. 五合目(1:28)
  3. 七合目(1:55)
  4. 八合目(2:28)
  5. 経ヶ岳山頂(3:11)
  6. 八合目(3:45)
  7. 七合目(4:07)
  8. 仲仙寺(5:21)
最高標高
2296m
登山口標高
925m
距離
13.59km
登り
仲仙寺
下り
仲仙寺
行動時間
登り3:11・下り2:10・合計5:21
累積標高
1377m
1383m
平均斜度
11.48度
歩行速度
2.54km/h
時季
2020年11月
天気
晴れ

コースのほとんどが樹林帯で、得られる眺望もほとんど無いばかりか、山頂からも見える物は無いというつもりで登りました。
しかし数年前に持ったそのイメージとは違って、7合目や8合目からの見える南アルプスと伊那谷の眺めの素晴らしさや、山頂付近で枝打ちがされて北アルプスもチラリと見ることができ、思っていた以上に眺めが楽しめました。
落葉松が豊富な山なので、登るとしたら紅葉シーズンが適期だと思うのですが、冬は僅かながらも霧氷が見られるのではと期待していました。
霧氷の期待は叶うことがありませんでしたが、それを補って有り余るほどの眺望の良さでした。

持って行った水の量

  • 水2l
  • 水2l
  • 水900ml

使った登山道具

  • ここに車を置く

    ここに車を置く

経ヶ岳への登山

中央道伊那ICから権兵衛峠方面へ向かい、伊那市考古資料館へ。
経ヶ岳から続く尾根を背にして仲仙寺があり、考古資料館はその手前にある山門の左に建っている。
バスが停められる駐車場が山門の手前にあり、考古資料館には10台ほどの車が停められる。
敷地の端には登山口の案内板があり、登山口は仲仙寺を過ぎた先にあった。

陽が昇り始めた時間帯、仲仙寺前の考古資料館からは伊那市街の先に南アルプスが見渡せた。
周囲が朝陽の赤い色に照らされている中、準備を整えて登山道へと向かって行く。

登山口で南アルプスを見ていたら、なんだか満足してしまった

  • 仲仙寺から登山開始

    仲仙寺から登山開始

  • 最初はなだらかで広くて歩きやすい

    最初はなだらかで広くて歩きやすい

仲仙寺から登山道へ

仲仙寺の境内へと続く階段の前から登山道へと入る。
落ち葉が積もったなだらかな登山道で、周りには杉と背の低い笹が広がる。
山の斜面をトラバースして行くように尾根の形に合わせて、右左へと蛇行をしながら、なだらかに登っていく。

もう満足感もあるし帰っても良いような気がする

  • 右が正解

    右が正解

  • フカフカとした歩きやすさ

    フカフカとした歩きやすさ

  • だんだん笹が増えてきた

    だんだん笹が増えてきた

1ピットってなんだ?

20分ほど登り、「もうすぐ1ピット」という看板を目にすると、徐々に登山道の斜面がキツく狭く変わっていく。
それまでのハイキングのような歩きやすさから、笹の茂った狭いトラバース。
フカフカとした落ち葉は歩きやすく、笹に囲まれた斜面の中で登山道を赤く示しているようだった。

こんなに笹があるのか?

ヘビもいるのか
  • かなり笹が増えてきた

    かなり笹が増えてきた

  • 前方に笹を掻き分けて歩く人

    前方に笹を掻き分けて歩く人

「もうすぐ1ピット」から10分ほど登ったところで、笹は厚く茂った状態に変わった。
笹の背丈は膝下程度。
びっしりと茂っていても見た目に踏み跡が分かる程度。
それでも登山道を覆っていると、足元の段差や木の根が見えず、歩くのには注意が必要だった。

足元が見えない

  • 踏み跡は明瞭で笹は膝丈くらい

    踏み跡は明瞭で笹は膝丈くらい

  • 木の向こうに7合目が見える

    木の向こうに7合目が見える

  • 笹が茂りすぎて足元が見えない

    笹が茂りすぎて足元が見えない

  • 斜面をトラバースするような登山道が続く

    斜面をトラバースするような登山道が続く

登りはだんだんとキツく変わっていき、さらに15分ほど登ったところでは、笹を掻き分けながら高い段差と急な勾配を登るようだった。
右手側に茂っていた木々の間からは八ヶ岳への眺望が良くなった。
蓼科山は見事な三角錐で、北横岳から南へ八ヶ岳の峰々が連なっていた。

蓼科山がカッコイイ

  • 4合目に着いた

    4合目に着いた

  • ここからは笹もなく歩きやすい

    ここからは笹もなく歩きやすい

4合目

登山口から1時間足らず、4合目に着いた。
4合目は大泉所ダムからの登山道との合流地点になる。
そこまでの狭く笹の茂った登山道から、林道のように広く明るい登山道へ変わった。
笹で足元が覆われていることもなく、ひたすらに尾根をトラバースしていく。
周りは落葉松の厚い樹林帯で特に眺望が得られる場所もなく、ただ葉の落ちた木々の間から7合目のピークが見え隠れしている。
4合目を過ぎたところからは7合目は高く、それ以上の高さまで登ることを思うと気が重い。

7合目、、、なんて高いんだ

  • 尾根の肩を歩いて行くような感じ

    尾根の肩を歩いて行くような感じ

  • 5合目に到着

    5合目に到着

5合目

4合目から25分ほど、5合目に着いた。
5合目は尾根上の鞍部のような場所で、なだらかな斜面が広がる。
傍らにベンチのように丸太が置かれ、「3ピット」の標識が置かれていた。
このピットが何を意味するのか分からないまま、いったん腰を下ろして息を整える。

経ヶ岳へ来るたびにココで腰を下ろしている気がする

木々から見える尾根は、4合目よりは登ったもののまだ先は高く登っている。
樹林帯で眺望も無いままに我慢の登り坂が続く。
なかなか気持ちの上がらない状態というどころか、登るほどに眺望の無さに気持ちが滅入っていきながら5合目をあとにした。

  • 5合目からも樹林帯を登っていく

    5合目からも樹林帯を登っていく

  • 日影には雪が残り始めた

    日影には雪が残り始めた

6合目

5合目を過ぎると登りの傾斜がキツく変わる。
しばらくは尾根に沿ったなだらかな登りで、突然、尾根上の急激な登りに差し掛かり、そのまま一気に標高を上げていく。
段差が高く、草の影には直近で降ったと思われる雪が残っていた。

風が冷たい

  • 6合目は巨石が埋まってる

    6合目は巨石が埋まってる

5合目から20分ほどで6合目を通りかかった。
4合目と5合目のような穏やかな斜面ではなく、巨石の段差がある急坂だった。
巨石の段差は腰掛けやすそうな雰囲気はあるものの触った感触は冷たく痛い。
ましてや葉が落ちているせいか風の通りが冷たく、なかなかに休もうという気にもならない。

  • 7合目への登りは一気に登る感じ

    7合目への登りは一気に登る感じ

  • 急斜面をクネクネして登っていく

    急斜面をクネクネして登っていく

急斜面と緩斜面とを繰り返し、なかなかに息をつくところが無かった。
7合目に向けて一気に登り詰めていくような印象で、眺望を楽しむところも無ければ、上部に広がる青空をめがけていくような楽しみも無い。
登っていくほどに、徐々に登山道上の雪が厚く残っているのを踏みしめながら6合目から15分ほど。 7合目に着いた。

  • 7合目に到着

    7合目に到着

7合目

登山口から1時間58分。
7合目は東側が切り開かれ、伊那市街を見下ろすことができた。
数年前に訪れたときには木々が茂っていたために眺望を得ることができなかった。
その印象からは大きく変わっていた。

もっと何も見えない印象

  • 東側が開けて南アルプスと伊那市が見える

    東側が開けて南アルプスと伊那市が見える

  • ここから見る8合目は高い

    ここから見る8合目は高い

眼下に見える木々の濃緑は大芝高原で、その先に白く霞んだ高遠の街。
南アルプスは甲斐駒ヶ岳を中心に、左に鋸岳、右には仙丈ヶ岳の大きくなだらかな稜線が見えていた。

木刈った?

  • いったん下る

    いったん下る

  • また笹が登山道を覆う

    また笹が登山道を覆う

7合目は尾根上の小ピークで、いったん下ってから8合目に向けて尾根を登っていく。
尾根の先を見ると木々が開けた8合目がチラリと見え、その先には9合目のピークが見えている。
20・30mか下りたところで左右を笹に覆われた登り返し。

  • 木曽駒ヶ岳が見えてきた

    木曽駒ヶ岳が見えてきた

  • 反対側には八ヶ岳が見える

    反対側には八ヶ岳が見える

尾根を登っていくと左右の眺望が良く、左側には木曽駒ヶ岳が見えるようになっていた。
右側には八ヶ岳、序盤よりもさらに山容が良く見えるように眺望が変わった。

調子が良ければ、ここで霧氷なんていう期待もあったのだけど

登りは変わり映えのしない急斜面と緩斜面の繰り返し。
ただ高い段差は多くはなく、笹が登山道を隠すようなところもほとんど無い。
いったん登りから平坦に変わり、緩やかな下りを過ぎると、ふたたび急斜面の登りに差し掛かった。
その先には木々が開けた青空が見えている。
8合目まですぐといったところだった。

  • 7合目と9合目の間は尾根道

    7合目と9合目の間は尾根道

  • 急斜面がいったん緩まる

    急斜面がいったん緩まる

  • そして8合目へ一気に登る

    そして8合目へ一気に登る

  • 8合目に着いた

    8合目に着いた

8合目

登山口から2時間28分、経ヶ岳へ向かう登山道の8合目。
「望郷」と書かれた道標が建つほどで、山頂を含め、この登山道上では最も眺めが良い。
東側の伊那市や南アルプス、八ヶ岳はもとより、さらに南の聖岳などの南アルプス深南部、そして西側に御嶽山を望むことができる。
登山道の先を見れば、落葉松の影に隠れた9合目のピークが高く聳え、尖った先は見えないものの、木々が厚く茂った様子はそれはそれで見応えがある。

ついにいちばんの眺望が得られる地点まで来た

  • 8合目からは伊那市や南アルプスが一望

    8合目からは伊那市や南アルプスが一望

  • 遠く深南部も見渡せる

    遠く深南部も見渡せる

  • 西側には御嶽山

    西側には御嶽山

  • 経ヶ岳の山頂も見える

    経ヶ岳の山頂も見える

  • 9合目へ向かう

    9合目へ向かう

登山道の急激な登りは8合目までが最も長く、ここから9合目と山頂まで細かくアップダウンを繰り返す。
8合目と山頂までの標高差は大きくなく、水平に移動しながら稜線に沿って登山道が続いていくようで、樹林帯の中で目を瞠る景色も期待はできず地道に歩みを進めていくよう。
いったん荷物を下ろして景色を楽しんだ後、いよいよ9合目へ向けて登山道を進む。

  • いったん8合目を下りる

    いったん8合目を下りる

  • 急な登り返し

    急な登り返し

高いな9合目

8合目から9合目へ笹を掻き分けるようにして下りる。
日影になっているおかげで、うっすらと積もった雪がサラサラとして滑りやすい。
鞍部へ下りてからの登り返しは、下から見るとなかなかに急で高く、9合目というより山頂を目指しているようだった。

  • 登っている最中に振り返ると木曽駒ヶ岳がよく見える

    登っている最中に振り返ると木曽駒ヶ岳がよく見える

  • 意外と木が無くて景色が良い

    意外と木が無くて景色が良い

  • 8合目を振り返ると伊那の街を一望

    8合目を振り返ると伊那の街を一望

  • 黒沢山との分岐を通過

    黒沢山との分岐を通過

実際に鞍部からの登り返しはそうキツいものでもなく、高く見えていたということと急な登りだったことぐらいで、意外と簡単に登ってしまった。
登り返してからは平坦なトラバース。
そこでも木々が開けていたため、8合目を見下ろしながら伊那谷の眺望を楽しむことができた。
改めて樹林帯の中に入り、黒沢山との分岐点に差し掛かる。
黒沢山は廃道になっているようで、道標も建たずに、経ヶ岳だけが指されていた。

分岐からすぐ、大きな岩と急な段差の坂を登った先には9合目があった。

この間まで、この石仏はいったい何だ?と思ってた

  • 9合目に到着

    9合目に到着

9合目

9合目は登山口の仲仙寺の奥の院があったいう場所で、今も石仏が残っている。
周囲は樹林帯に覆われているために眺望はない。
うっすらと雪が積もり空気も冷たいため、特に立ち止まって見るようなこともなく、山頂へ向かうための通り道のひとつのような印象だった。
時間を見ると8合目から20分ほど。
登山道はここからいったん下って登り返しへ。

  • 9合目から下る

    9合目から下る

ちょっと笹が多すぎやしないか・・・

笹が厚くなり、腰ほどの高さでも細やかな抵抗が感じられ、足を上げづらく歩くのにも力を込める。
登山道も笹に覆われてはいたものの、見失うほどの不明瞭さではなく大した藪ではないと思ってはいても、いちいち足に引っかかる笹が厄介だった。
なによりも露の付いた葉がズボンをびしょ濡れにした。

濡れても冷たくないズボンを履いてきたけど

  • 笹だらけの登り

    笹だらけの登り

さっき通ったはずの9合目がまた

そういえば、ふたつめの9合目は大泉山だった

なだらかなピークへと登り返すと、改めて9合目の標識が掲げられていた。
山名が書かれていたものは見えなかったものの、ここは大泉山で経ヶ岳の東側に位置する。
前衛に聳えるように伊那市側からは経ヶ岳を隠している。

  • 大泉山のなだらかな登山道も笹だらけ

    大泉山のなだらかな登山道も笹だらけ

  • 山頂とだいたい同じくらいに見える

    山頂とだいたい同じくらいに見える

  • そして下る

    そして下る

笹の茂った登山道を進むと、なだらかな下りから登りへ変わる。
足元の段差や斜面の角度が見えず、ときどき足を滑らせながら山頂へ。
立木の向こうに山影が見える。

  • 9合目と山頂との間は笹が多い

    9合目と山頂との間は笹が多い

  • 鞍部から山頂の山影が見える

    鞍部から山頂の山影が見える

  • 山頂近くは急な登り

    山頂近くは急な登り

笹の茂った緩斜面から急斜面に変わると、周りの様子が一気に変わった。
枝には僅かながら霧氷が残り、邪魔だった笹は減った。
整備されたのか、まわりには伐採か倒木かの木々が多く、心なしか明るく眺望も得られるようになっている。

こんなに明るい場所だったか?

  • 霧氷も少し残っていた

    霧氷も少し残っていた

  • 周りの木々が少し間引かれたよう

    周りの木々が少し間引かれたよう

  • 山頂が見えた

    山頂が見えた

  • 経ヶ岳に到着

    経ヶ岳に到着

経ヶ岳山頂

登山口から3時間11分、経ヶ岳の山頂に到着した。
山頂部には標が立てられ石仏が置かれている。

なんか思っていたのと違う

  • 木の間から後立山が見える

    木の間から後立山が見える

木々に覆われて薄暗く周囲は何も見えない山頂だった経ヶ岳。
今回は頭上の木々が払われ、南には木曽駒ヶ岳を見ることができた。
山頂から少し移動すると、木の合間を縫って北アルプスを見ることができ、穂高岳や後立山南部の山並みを見ることができた。

前はこんなにアレコレ見えなかったと思う

  • 山頂から少し移動すると北アルプス南部の山々

    山頂から少し移動すると北アルプス南部の山々

新しく開かれた権兵衛峠から登ってくる登山者も多く、山頂でしばらく時間を過ごしていると、仲仙寺からの登山道では出会わなかった人たちが次々と山頂へやってきた。

権兵衛峠からは北沢山を経由して稜線上を歩くコースで、8合目から御嶽山の手前に見えた尾根を歩く。
小さなアップダウンはあるものの笹の登山道や、眺望の良さ、所要時間を思うと、経ヶ岳へ登るのなら仲仙寺よりも楽しめそうに感じられた。

  • 下山はピストンで

    下山はピストンで

  • 木曽駒ヶ岳に宝剣岳も少し

    木曽駒ヶ岳に宝剣岳も少し

権兵衛峠へ下りたかった・・・

下山

経ヶ岳からの下山は登ってきた登山道をピストンで下りる。
細かなアップダウンを繰り返してきたことと、笹に覆われた登山道を下りるのが億劫で、登りの序盤と同様に気持ちが上がらない。
特に目を瞠る景色を見ることができないのも含め、下りては登りを繰り返すことは疲労感も大きい。
登山口まで長いことにも辟易としながら山頂から下り、笹の中を進んで行く。

大泉山へ登り返し、下りてから奥の院跡へ。
下りては登ってを繰り返して黒沢山の分岐を過ぎると、登りでも見た眺望が広がった。
間近に8合目があり、そこから伸びる尾根。
落葉松の先には伊那谷を一望するよう。
同じ景色でも登りで見るのと下りで見るのとで印象も変わり、改めて景色を堪能する。

  • 笹の中を下りては登る

    笹の中を下りては登る

  • 8合目を見下ろす

    8合目を見下ろす

落葉松のモシャモシャした感じがイイじゃないか

  • 8合目から見る甲斐駒ヶ岳

    8合目から見る甲斐駒ヶ岳

  • 7合目はそこに

    7合目はそこに

山頂から下りて8合目までは35分ほど。
アップダウンを繰り返しながらもサクサクと下りてくることができた。
7合目の登り返しも近く見える。
甲斐駒ヶ岳の眺めをチラリと見て足を止めず下りていく。
さらに20分ほどで7合目まで下り、いよいよ長く眺望の無い樹林帯の登山道を下りていく。

  • 7合目に戻ってきた

    7合目に戻ってきた

登りで踏みしめた雪はだいぶ溶け、湿度の高い落ち葉の地面が続く。
4合目を過ぎるころには、登山道は尾根の影になり陽の光が当たらず、まだ陽が高い時間にも関わらず夕方のような雰囲気でもあった。
ここでも膝下まで茂った笹は登山道が見づらく、登りよりも段差が見えないことが厄介で、足の置き場にも注意をしながらの下山だった。

  • あとはひたすらに下りる

    あとはひたすらに下りる

  • 下山時の笹は足元が見えなくて危ない

    下山時の笹は足元が見えなくて危ない

ココに来ての笹はなかなかヤバい

  • 安心感のある登山道まで戻ってきた

    安心感のある登山道まで戻ってきた

  • 仲仙寺が見えて登山道終了

    仲仙寺が見えて登山道終了

「もうすぐ1ピット」の看板を過ぎて、ようやく安心感のある登山道へ戻ってきた。
笹がなく登山道は広く、なだらかで歩きやすい。
木々の間からは、なんとなく仲仙寺の周りにあった家々が見えるようで、ようやく登山道を下りてきたという安心感があった。

下山後に立ち寄った温泉

羽広温泉 みはらしの湯

伊那市内を見下ろし、はびろ農業公園みはらしファームの中にある日帰り温泉施設。 伊那と木曽を繋ぐ権兵衛峠に近く、中央アルプス経ヶ岳への登山口にも近い。 1990年頃に湧出した比較的新しい温泉で、内湯からは南アルプスへの眺望が良く、浴室の大きな窓から仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳などの南アルプスの山並みと伊那市街を見渡すことができる。
大浴場には低温風呂や打たせ湯などの湯が用意されており、壁面には中央アルプスがタイルで描かれている。
大浴場のほかに露天風呂もある。
休憩スペースからも広く窓が設けられているため、景色を眺めながらくつろげる。
隣接するみはらしファームでは、ダチョウが飼育されている様子を見たり、卵の買うことことができる。

高速道路からの主要な道路からも近く、立ち寄りやすい立地でした。
建物の近くの駐車場に車を停め、1階にある入口から階段を登って受け付けへ行きます。
登山後に階段を登るのがキツかったのですが、登山口から近く、早めに汗を流すことができたのがありがたかったです。
内湯の壁には中央アルプスが描かれ、山名と一緒に絵を愉しみました。
休日には比較的、人が多く訪れるようです。

近くにはダチョウ牧場があり、農産物の直売所がありと、入浴の他にも楽しめる場所がありました。
温泉は人気のようでたくさんの人が休んでいましたが、浴室が広かったこともあってか混雑しているようには感じませんでした。
低温のお湯が用意されているので、長く浸かることができて満足できました。

経ヶ岳の登山記事

周辺の山

同じ時季に登った山