老ノ倉山

2020m

2021年9月22日

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登り
万座道路
下り
万座道路
最高標高
2020m
登山口標高
1923m
距離
0.44km
累積標高
97m
97m
平均斜度
23.8度
時季
2021年9月
天気
曇り
日程
日帰り
水の量
水ナシ
歩いた時間
登り0:09/下り0:05/合計0:14
平均歩速
1.89km/h

この日のペース

  1. 登山口
  2. 老ノ倉山(0:09)
  3. 登山口(0:14)

このコースの消費カロリーを計算する

体重を入力すると、このページで紹介しているコースのおおよその消費カロリー(登り+下り)を計算します。

※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

老ノ倉山は車でかなりの高さまで登ることができるので、2000mを越える標高とはいえとても手軽です。
山全体が樹林帯に覆われていますが、草津方面や毛無峠への眺望が良いので、手軽に歩けて景色も楽しめるという点ではとてもオススメできます。
ただ手軽とはいっても急登で、登山道らしい段差と木の根が張った足元なので、それなりの準備が必要でもあります。

もうじき紅葉の季節を迎えるタイミングで、秋の入口のような雰囲気の感じられる眺めでした。

歩いて10分の2000m峰

長野と群馬の県境近く、志賀高原の南方に位置する2000m峰。
厚い針葉樹に覆われ、なだらかな斜面で周りにある山々に溶け込んでいるために、麓から見る存在感は薄い。

ただ志賀高原や、間近にある毛無峠を見渡し、登山口からの高低差が100mもないところなどは景色を楽しむのにはちょうど良い。

その手軽さもあって、比較的軽装でやってきた万座道路の登山口。
天候が崩れる予報と、いまにも降り出しそうな雲の下。
街で履いても違和感がないようなショートブーツを履いて水も持たずに歩き出した。

なんならジーパンだから

老ノ倉山からの眺めを楽しみに

長野県高山村から万座温泉へと続く万座道路。
その最高地点に老ノ倉山へ入る登山口がある。
道路は毛無峠への分岐点で、御飯岳との鞍部のような地形。
緩やかなカーブの脇にスペースがあり、車が数台停められるような広さだった。

間近にある御飯岳を見上げると、濃い緑の木々も秋らしい赤みが増しているように感じられる。
まだ紅葉と呼ぶには時季が早すぎ、あと何日か何週間かと想像を掻き立てられるようだった。

老ノ倉山登山

雨が降りそうだ

笹藪を開いて作られている登山口に入ると、緩やかに斜面を登り始める。
足元にはリンドウがいくつか。
枯れ色の笹の中で鮮やかな紫が目についた。

振り返ると御飯岳がよく見える。
まるでおにぎりのような三角形は、御飯岳の登山口がある毛無峠からは見ることができず、きっと「おにぎり=御飯」なのだろうと思えた。
濃い緑に混じって、黄味が増した葉の色が見える。
この方向から登ることのできる登山道がないのが残念で、興味をそそられるものの、とても歩ける状況ではないのは想像するまでもないところだった。

2・3分

2・3分ほど登ったところで斜面の角度がキツくなり、太いロープが張られているのを辿るようになった。
足元は笹が枯れ落ちて滑りやすいところもある。

老ノ倉山登山

靴の中では靴下が脱げてきてる

ロープに沿って急斜面を登ると右手側の斜面が切れ落ちたようになり、横手山や渋峠が見えてきた。
志賀高原も紅葉にはまだ早い。
背の高い笹の間を抜けて坂を登り、木の根や倒木の跡を縫うように段差を上がった。

2分

2分ほど登るとガレた斜面を横切った。
足元はもろく狭い。
おかげで木々が開けて眺めが良く、あらためて御飯岳や横手山などの山々を見渡した。

老ノ倉山登山

とても眺めが良い

ガレた斜面のトラバースから再び木々の茂る森の中へ。
ロープに沿って登っていくと、頭上の枝が開けて空が大きく見えた。
登山口から約9分、老ノ倉山の山頂に着いた。

老ノ倉山登山

熊が出るんじゃないかとドキドキした

老ノ倉山 山頂

登山口から約9分

老ノ倉山の山頂は広くは無いものの、周囲を見渡し絶好の眺めが楽しめる。
西側に木々が茂っているため街への眺望は無く、かわりに志賀高原の峰々が連なっているところを間近に見られ、毛無峠と破風岳の特長的な景色を見渡せる。
万座道路付近から見渡した山肌の色づきは、上から見ると見渡せる範囲が広がるからか雰囲気が変わったようにも見える。

下山

ひととおり景色を楽しみ、登ってきた道を万座道路へと戻る。
登ってきた急斜面と、枯れた笹は下りで滑りやすい。

老ノ倉山登山

靴下が脱げているのは諦めた

短い行程ながらも、足を滑らせて転ぶことのないように慎重に下りていく。
登りで掛かった時間の半分ほどで登山口まで戻ってきた。

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