峰の茶屋から笠岳へ
峰の茶屋にある駐車スペースは10台ほどの車を停めることができる。
少し離れた路肩にも車を停められそうなスペースがあり、よほど人が多く訪れているわけでもなければ、車を停めることには困らない。
見上げるとすぐ近くに山頂。
営業を辞めている峰の茶屋の横から登山道へと入っていく。
なんだか賑やかなのだけど。。。
登山道に入ってすぐ階段が続く。
左右には背の高い笹が茂り、足元はフカフカとした土と葉の感触。
振り返ると駐車場は真下に見える。
歩きやすく刈り払われて階段が整備されているとはいえ、もともと勾配は急だったようで、短い時間にどんどんと高く標高を上げていくような印象で、駐車場から見えた景色とは少し雰囲気の変わった眺望が広がる。
階段と折り返しの登り坂を繰り返し、5分ほどのところで階段が樹林帯へと深く入っていく。
土や石の登山道にはなかなかならず、ひたすらに段差の高い階段を登り、徐々にその勾配が高くなっていくのを感じながら、両脇の手摺に掴まりつつ進んで行く。
ぐんぐん高くなってく
だんだんと空の明るさが近づいて、山頂が近い雰囲気が感じられると、登山道は西側へと巻いていく。
右手側には山頂と思われるこんもりとした山があり、登山道上には岩が増えてくる。
岩の段差を1mほど下がるとロープの垂らされた岩の急斜面が始まる。
もろく崩れ落ちそうな雰囲気の岩の段差を越えながら、山頂へと近づくと周りを覆っている樹林帯が開けて山頂に到着した。
着いた
笠岳山頂
峰の茶屋から笠岳山頂へは30分ほどのコースタイム。
この日は15分ほどで到着することができた。
トレランのイベントが行われ、ゴール地点になっていたこともあり、幟旗やゴールした走者で賑やかだった。
山頂にある巨大な石には山ノ内町にある佐野神社の奥社が祀られ、その下にも祠が建てられていた。
周囲には北アルプスと北信濃の山々が周りを取り囲み、振り返ってみると横手山や草津白根山。
岩菅山と裏岩菅山の志賀高原最高峰の山。
見下ろすと高社山や斑尾山、その奥には妙高山と高妻山、黒姫山が見えた。
空気が澄んでいたのか、北アルプス方面は雲が多いわりに稜線が鮮明で、鹿島槍ヶ岳の傍らには剱岳も見えた。
下山ルート
笠岳山頂からは登ってきた登山道を折り返して下っていく。
段差の大きい階段は下りでも要注意で、すぐ近くに駐車場が見えるとはいえ気を抜かずに下りていく。
下山途中は見下ろす景色が美しく、山田牧場を縫うように続く車道が印象的でもあった。
トレランの無い日に来よう