登山にオススメのスント4モデル 登山愛好家必見の多機能腕時計SUUNTO

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登山に使えるスント4モデル

登山をするのにあたって、欠かせない携行品のひとつが時計です。
スマホがあれば、たいていのことは済むので、あえて時計を持たなくても・・・という考え方もできますが、逆に時計があることで安心感を得ることができます。
数多くの種類があり、機能も価格も様々。
興味があってもどれを選んだら良いか分からないことがほとんどだと思います。

suunto5

登山向けの腕時計ならSUUNTO

登山に使えるアウトドアウォッチは数多くあります。
特別な機能は無くても時間さえ分かれば良いということでしたら、ホームセンターなどで購入できる丈夫そうな腕時計でも十分だと思います。
少し高性能で頑丈なものならG-SHOCK、時間以外に心拍数や歩数なども測ろうというのならアウトドアウォッチなど。
用途に応じた機能を探っていくこともできます。

今まで、G-SHOCK、ラドウェザー、PRO TREK smartと腕時計を変えてきましたが、中でもSUUNTOが非常に良くできていました。

バツグンに使い勝手の良かったスント

SUUNTOにはモデルが数多くあり、価格も機能も幅広くあります。
どちらかといえば低価格なモデルのSUUNTO COREから、高機能・高価格のSUUNTO9まで、登山に使うとなると、どの程度のものが良いのか迷うところです。

一般的なアウトドア用と言われる腕時計や、登山にも使える腕時計など何種類か身につけた中で、バツグンに使い勝手が良かったTRAVERSE。
幅広いモデル展開の中でも2014年に発売したAMBIT Peak3は特に登山向きのモデルになっています。
そして比較的新しいラインナップの中でも、手に入れやすいモデルとしてSUUNTO5、ハイエンドのSUUNTO9BAROを登山で試してみました。

登山向きの4つのSUUNTOモデル

アウトドア専門といえるSUUNTOは、登山向けとしても様々なモデルを発売しています。
その中で古いモデルと新しいモデルとで使用感が変わります。

AMBIT Peak3

SUUNTO AMBIT3 PEAK

89g・気圧計・GPS
液晶:ミネラルクリスタル
バッテリー駆動時間:タイムモード30日間・トレーニングモード最大200時間

TRAVERSE Alpha

SUUNTO TRAVERSE ALPHA

78g・気圧計・GPS
液晶:サファイアクリスタル
バッテリー駆動時間:時計表示14日間・GPS精度OK最大100時間

SUUNTO5

suunto5

66g・心拍計・GPS
カラー液晶:ミネラルクリスタル
バッテリー駆動時間:タイムモード14日間・トレーニングモード最大40時間

SUUNTO9BARO

SUUNTO9BARO

81g・タッチパネル・心拍計・GPS
カラー液晶:サファイアクリスタル
バッテリー駆動時間:タイムモード14日間・トレーニングモード最大120時間

アウトドアウォッチとして十分な性能を備えたAmbit Peak3

SUUNTO AMBIT3 PEAK

非常に多機能なAmbit3Peakですが、SUUNTOの腕時計として、特に変わった機能があるというわけではありません。
ただSUUNTOというだけで、機能面が充実し、アウトドアウォッチとして十分な性能を備えています。
そんな基本性能が優れている中で、特に重宝するのはナビゲートです。
行動時間、距離、高低差などを計測し、GPSのログを取得して、ウェブ上のコミュニティ機能で閲覧することが可能です。
履歴として積み重ねられていくので、これまでにどれくらいの運動をしてきたのか一目瞭然ですし、友人や仲間とも共有ができるため、モチベーションを保つことができます。
また、MoveLinkを使用することで機能をカスタマイズできるSUUNTO APPが使えるため、自分に合ったAPPを探したり作ったりする楽しみもあります。

運動強度を知るHR

SPARTANなどの新しい機種には、手首から計測をする機能があるのですが、Ambit3では胸に専用のバンドを巻いて心拍数を計測することができます。
腕時計から計測するものに比べて、手軽さには欠けますが、水泳中でも使えるということから、登山中の汗だくな状態でも性格に計測ができるのではないかと思います。
登っている最中の心拍数を気にしたことはないのですが、トレーニングや足慣らしのようなときの体調を知るには良いかもしれません。

Ambit Peak3より普段使いがしやすいTRAVERSE Alpha

SUUNTO TRAVERSE ALPHA

SUUNTOのTRAVERSE Alphaはスマホと連動して操作をすることができるのですが、主な機能としてはスマホの通知をSUUNTOで受けるということになります。
この場合、PROTREKなどでも同様に、かなりバッテリーを消費し、場合によっては山を歩いている場合では無いほどに消費していることもあります。

TRAVERSE Alphaを身につけてスマホと連携させたまま、4日ほど山を歩きましたが、今のところはバッテリーに不便さを感じたことはありません。

また、山での不便さが感じられないということは、普段使いでも十分にバッテリーが持ち、ビジネスや運転時にも通知を受け取ることができて便利です。
特に重宝する点では、電車や徒歩での移動中、スマホの通知に気が付きづらいときにSUUNTOが震動して教えてくれるのは便利でした。

機能と手軽な価格を両立させたSUUNTO5

suunto5

SUUNTO5は、TRAVERSEやAmbit Peakとは使用感、雰囲気も異なったモデルです。

SUUNTOの比較的新しくSUUNTO3からナンバリングされたも出るがあります。
ハイエンドのSUUNTO9、初のスマートウォッチのSUUNTO7、機能と手軽な価格を両立させたSUUNTO5とSUUNTO3。
登山に使うのであれば多機能でバッテリーの持ちが長いモデルを選びたいところですが、そもそも高価格帯のブランド。
SUUNTO9を選ぶには少々高価ですし、だからといってSUUNTO3では少し寂しい。
そんな選択肢に挙がるのがSUUNTO5です。
正直なところこのシリーズになると、様々なアクティビティに使えるため、液晶やバッテリーなどのハード面を除けば、どれを選んでも満足のいくモデルだと思っています。

どちらかといえばアウトドア用途でありながらも、普段使いにも違和感がないサイズ感、スマホの通知と連動し、アラームか振動で通知を知らせてくれます。
また手首から心拍を図ることができ、ストレスなどのデータが定期的に取得されます。
SUUNTO APPを通じて履歴が記録されるため、アウトドアの行動時以外のふだんの健康状態や精神状態を知ることができます。

同じようにスマホの通知と連動しているモデルのTRAVERSE Alphaとは、液晶がカラーであるところが違い、また文字盤のサイズもコンパクトになっています。

suunto5

安心感のあるバッテリー

SUUNTO5は、登山などのアクティビティ以外にも睡眠などの日常生活も記録するようになっています。
定期的に心拍やストレスを計測し、画面を切り替えて自分の状態を確認することができます。
心拍などの計測は腕時計が自動的に起動するため、他のモデルに比べてバッテリーの消費が激しいように思いますが、GPSなどを起動する消費の激しいモードでも、日帰りレベルの登山なら十分にバッテリーが持ちます。
例えば常念岳のように登り下りに数時間かかるような山でも、SUUNTO5のバッテリーは無くなる心配はなさそうです。

モデルが変わっても基本的な操作方法は同じ

モデルチェンジをすると機能が変わるため、ボタンの配置が変わって操作性も変わるように思いますが、基本的には操作が同じで違和感がありません。
日本語での表示ということもあり、以前からのSUUNTOを使用している人なら、戸惑うことも少ないかと思います。
AmbitやTRAVERSEがパソコンと接続して設定を変更していたのに対し、スマホのSUUNTOアプリから設定の変更を行うこともでき手軽さが向上しています。

SUUNTOのハイエンドモデルSUUNTO9BARO

SUUNTO9BARO

SUUNTOのハイエンドモデルだけあって、欠かせない機能はすべて抑え、なおかつ使用することの無いであろう機能までも含まれています。
ただ使わない機能があるといっても、操作上の不便さを感じさせないところが、SUUNTOウォッチの洗練されているところです。
文字盤が大きいので、普段使いでは存在感がとても大きいのですが、そのぶん表示された文字の視認性が高く、またタッチパネルの操作も快適です。

タッチパネルの動作は、スマホほどの軽快さはありませんが、登山での使用時にはボタンでの操作が多くなると思います。

登山で懸念していたタッチパネル

プロトレックSmartを使用した際、操作上で最も不便さを感じたのはタッチパネルでした。
汗をかいた手先での操作、冬季の寒い中でグローブを外さなければならない状況など、登山向きとはいえ登山の使用には向かないと感じました。
SUUNTO9では、タッチパネルと同等の操作をボタンで行うことができます。
逆にいえばタッチパネルが絶対に必要ではない操作性です。

SUUNTO5はタッチパネルがないモデルなので、そこに不便さを感じないのなら価格的にもSUUNTO5で良いと思えるのですが、文字盤が大きいことによる見やすさ、登山以外の普段使いを思うと、タッチパネルはあっても良いと感じます。
特にボタンを押してからでないとタッチに反応しないので、タッチパネルを操作する気軽さはありませんでした。

SUUNTOを登山で使用するとしたら

いくつかのモデルがあるSUUNTO。
その全てを使用して比較したわけではありませんが、AmbitPeakか、TRAVERSE Alphaが選択肢に上がります。
必要な機能を抑えている点、不必要なものが無いためコストパフォーマンスが高くなっています。
Amazonなどの通販でも、定価から大きく値引きされているので、購入しやすい状況です。

もし長期の縦走や、バッテリーの持ちが必須であれば、AmbitPeak一択です。
TRAVERSE Alphaと比較して、物足りないと感じたところは、通知を振動のみに変えられなかったことぐらいでした。

普段使いを意識するなら

SUUNTOを快適に使用したら、おそらく普段使いもすると思います。
そうなってくると、SUUNTO5がコスト的にはお薦めです。
TRAVERSE Alphaより少し高いぐらいの販売価格で、バッテリーと機能は上回ります。

SUUNTO9BAROも良いモデルなのですが、文字盤が大きすぎ、重量もそれなりにあるので、こだわりがない限りは選択肢としては下です。

SUUNTOのサイズ
SUUNTO9BAROとSUUNTO5のサイズ

ちなみに、通知画面のサイズ感はこんな感じでした。

SUUNTO9

SUUNTO9の大きな文字盤では、はっきりくっきりと通知が確認できます。

SUUNTO5

SUUNTO5でも通知の確認はできますが、文字盤が小さい分だけ表示される文字数が少なく、折り返しが不自然なときもあります。
そのへんは好みや価格と相談かなと思います。

SUUNTOは良いは言っても・・・

見た目にオシャレで、使い勝手も良いのですが・・・
どのモデルでも気になるところのひとつふたつはありました。

SUUNTO9BARO

SUUNTO9BARO

とにかく大きいです。
もう大きくて重いので、ベルトが滑って落ちてきてしまうどころか、ベルトががんばっていても時計部分が垂れているんじゃないかと思うほど。
華奢な手首には似合わなそうです。
また、仕事に使った際には、その存在感の大きさから威圧的な印象を持たれるのでは無いかと思います。

SUUNTO5

スマホ通知の機能があり、登山よりも普段使いで通知を重宝します。
車の運転中や仕事中はもちろん、何よりも駅の構内やスマホをバッグに入れているような、気が付きづらいシチュエーションで便利です。
「見ることができない状況なのだからそれくらいは・・・」
と、通知に神経質にならなくて済む方には不必要な機能だと思いますが、社会人にはそうも言っていられない状況もあると思います。

この通知ですが、特に振動にしている際に紛らわしさを感じます。
ときどき、通知以外で手首に振動を感じることがあります。
何かの通知かと思って覗いて見ても通知は無く、おそらく心拍の計測時にモーターが動いて、それを手首に感じているのでは無いかと思います。
特に問題のあることではありませんが、気になる点です。

AMBIT Peak3

登山だけの使用でしたら、非常に便利です。
どちらかといえば旧モデルで、いつ販売終了になるかも分かりませんが、シンプルで見やすく、バッテリーが長く持つというのは魅力的です。
ただ普段使いをしようと思うと、物足りない点が出てきます。
そのひとつが通知音を消せないところです。
仕事中、家族と過ごしている時間、睡眠時間でも通知があればアラームが鳴ります。
その度にスマホとの連携を切るのも面倒です。

TRAVERSE Alpha

SUUNTO TRAVERSE ALPHA

個人的な好みが大きく関わってくるところでもありますが、外見が美しい金属で作られているため、残念ながら傷が付きやすくなっています。
G-SHOCKのようにプラスチックで覆うこともキズから保護するという点では良いのですが、見た目も大切ですし、どれだけ美しいかで身につけるテンションも変わります。
長所であり、短所にもなり得る点だと思います。
くれぐれも岩場や鎖場で擦らないように気をつけたいところです。

これ以外に機能面では気になる点がありませんでした。
強いて言えば、モデルチェンジがあるかもしれない、販売終了が近いかもしれないというところぐらいで、登山でも日常でも非常に便利でした。

登山でSUUNTOを選ぶなら

どのモデルが良いか好みが分かれるところです。
機能に差があるので価格も大きく分かれますが、シンプルに使いたいのか、登山だけなのか日常でも使うのかなど、検討する点はいくつもありそうです。
基準のひとつとして
・液晶のカラーは必要なのか
・機能は必要なのか
・登山以外に使うのか
といったところになると思います。
便利な点以外に、不便なところを数えて減点していくのも選び方としてはアリだと思います。

その中で、敢えて選ぶならTRAVERSE Alphaは良モデルです。

ちなみに、、、
SUUNTOのニューモデルとして推されているSUUNTO7ですが、登山用とではバッテリーの短さが気になります。
日帰りだけの用途であれば問題は無さそうですが、それでは勿体ないほどの高機能なので、それならばOSがないSUUNTO9が良さそうです。