万仏山
まんぶつさん
万仏山
所在地:長野県飯山市・下高井郡木島平村
標高:1203m
飯山市瑞穂を見下ろす岩壁の山。
福島地区から万仏山西国三十三観音像と呼ばれる石仏が立ち並び、かつては山岳信仰の場だったと考えられる。
半ばにある万仏岩お堂まで石仏が立ち、万仏岩からの登山道は急峻で狭いやせ尾根が続く。
山頂は山塊の中でも低いピークで、万仏山塊の最高峰である三界ノ峰からも180mほど低いために存在感も薄く感じられる。
登山口近くには映画「阿弥陀堂だより」で使われたセットが残っており、斑尾山や妙高山の眺望が美しい。
また5月には菜の花の群生を見下ろすことができる。
万仏山といえば象徴的なのは麓の集落から続く石仏群です。
登山道はいくつもありますが、この石仏を追うようにして続く登山道は信仰の山といった趣を感じられます。
中ほどで現れる大きな万仏岩と、その直下に建つお堂、ここから難路が続きます。
もっとも一般的な登山道ではありますが、細尾根と柔らかな土の登りは、里山ならではの難しさ。
短い行程ながらも万仏山を存分に楽しめます。
万仏岩お堂
(登り)2:14(下り)1:27(合計)3:41
万仏山がある飯山市は豪雪地帯としても知られるところです。今回はお声がけを頂いて、登山道のフィックスロープの片付けに同行させてもらいました。(登り)1:12(下り)1:13(合計)2:25
飯山市の万仏山へ登りました。万仏山を知ったのは「阿弥陀堂だより」が撮影されたことからでした。行者尾根
(登り)1:11(下り)0:44(合計)1:55
長野県北部にある万仏山へ登りました。石仏が立ち並ぶ登山道で知られる山ですが、今回は細尾根が楽しめる行者尾根へ。大清水
(登り)2:07(下り)0:50(合計)2:57
長野県飯山市の万仏山へ。夏の暑い日にもかかわらず里山へ行ってきました。城の峰から尾根づたいに山頂を目指す縦走路で、緑いっぱいの登山道を楽しんで来ました。稲泉寺
国土地理院
冬になると積雪が多くなる地域なので、登山道が整備されている季節に登ることが一般的です。
5月初旬から11月中旬ごろまでに登るのが良さそうです。
ただ標高が1200mほどと、高い山ではないために夏季は気温が高く、登山ならではの爽やかさは感じられません。
イワウチワの咲く春がベストシーズンといえます。
比較的静かな地区なので、最寄りでの温泉地や休憩ができるところは限られています。
ただ少し足を伸ばせば野沢温泉や戸狩温泉などがあります。
自家用車でのアクセスなら30分とかけずに訪れることができます。
万仏山という山名を知ったのは20年ほど前。
物心付いたころから見ていた景色の中に、「万仏山」という名前の山があることを知りました。
その山に登りたいというわけでもなく、ただ「ある」ということだけを知り、何気なく周辺の文化財に興味を持ち、ときどき訪れては石仏や景色を楽しんでいました。
それから10年ほど経ち、登ってみようと思える日が来ました。
「石仏はどこまで続くのだろうか」と胸を躍らせながら万仏岩まで。
そこに掲げられた案内板から、さらに先があることを知り、チャレンジをしてみるものの、急登に掛けられたロープで手のひらを痛めたことや、見知らぬ藪が揺れる音に気持ちが萎えたこともあり、そこで帰ることにしました。
数ヶ月後、再び万仏山を訪れたときには、展望台までは行ったのものの、藪に隠れた細尾根を行き止まりだと勘違いし、そこで引き返しました。
引き換えした場所は、インターネットで見かける山頂の様子とは違い、道は見えないのに明らかにまだ先があったという記憶だけがしばらく残っていました。
さらに数年経ち、山を登ることが増え、ルートを見つけることも無い道を進むことにも慣れました。
そうしてようやく山頂に立った万仏山。
思い入れのある山のひとつです。
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