登山といえば、眺めの良い山頂や稜線歩きが魅力的ですが、その他にもスリリングな岩場や鎖場も魅力的です。
「苦労して登る」というのは何も登り坂だけではなく、「難しい」ということも含まれると思います。鎖場には危険というイメージがありますが、それを楽しみに登る山もあり、様々な山に登ろうと考えていると危険を回避する経験や知識を身につけてることも大切になります。
鎖場といえば・・・
100記事あまりの決して記事数が多くないウェブサイトですが、掲載している中にはこんな鎖場・岩場もありました。
- 谷川岳
- 西穂高岳
- 八海山
- 荒沢岳
- 妙義山
谷川岳
世界有数の遭難者数を誇る山ですが、それは一ノ倉沢という超難易度のルートのお話しです。一般ルートはロープウェイを使った天神尾根ですが、ちょっと急な岩場を登る西黒尾根というルートもあります。
その他にも厳剛新道もちょっと手強いルートです。
西穂高岳
北アルプスの中でも日帰り可能な山として人気ですが、山頂までは難易度の高い岩場とピークが連続します。そう長い距離では無いですが高度感もあるので、途中の独標までという方も多いです。
冬季でも登山者が多いですが、気をつけて登りたい山です。
登山百景で鎖場といえば・・・
そして「登山百景」内で掲載している鎖場の山といえば、こちらの三山が代表的だと思います。
八海山
八海山の山頂付近にある大きくて長い岩場「八ツ峰」。そこを越えるルートは高く狭い鎖場が続きます。
過去には滑落事故も起きています。信仰の山ですので、やはり厳しい修行にはこういった険しさが必要なのかもしれませんが、ちょっと敬遠したくなる高さです。
もちろん高いのが大好きな方にはオススメです。
最高地点は九ヶ岳ですので、八ツ峰の鎖場を通らなくても巻き道もから向かえますが、そちらもそれなりの登山道です。
荒沢岳
八海山の屏風道を登ったら、次は荒沢岳の前嵓がおすすめです。横に移動していく八海山に比べ、ハシゴと鎖場を繰り返して高く登っていくのが荒沢岳です。
鎖場と岩場が連続するのは前嵓付近だけですので、そこさえ通過してしまえば難しい山ではありませんが、ここのルート以外は日帰りが不可能なルートになりますので、日帰りでは登りも下りもココを通ります。
妙義山
妙義山も信仰の山ということで険しい岩壁が見えます。しかも妙義山というのは山塊が集まった総称ですので、全てを歩こうと思うとそれなりの行程になります。中でも表妙義と呼ばれる縦走路の白雲山と金洞山は登山地図でも最高危険ルートとして紹介されていることもあるほどで、かなりの高度感でした。
岩を登る鎖場特集
魅力的な景色、晴れやかな気分になることももちろん山の魅力。その中でも、鎖場でのスリルも惹きつけられるポイントの一つ。
鎖場での緊張感と、絶景を眺めたときの安らぎとのギャップは、登山ルートには欠かせない魅力です。
そんな鎖場のあったルートをまとめてみました。
「鎖場がある=危険」という印象を持たれる方もいると思いますが、だからこそ安全に歩くための知恵や工夫が必要で、安全な手段を覚える必要があると思います。
危ないから避けるのも一つの手段ですが、折角の登山なので危険な場所をできるだけ安全に歩けるように準備をしてもらいたいと思います。
十分に注意したい鎖場の登り方
高い段差や斜度が高い鎖場では、登り下りに注意するポイントがあります。
登りでも下りでも、自分の進行方向にすでに鎖に手を掛けている人がいる場合は、そこに連なって進もうとするのはキケンです。
必ず鎖はひとりずつ、連なって鎖を掴まないように注意しましょう。
鎖場でよく見かける状態として、掛けられた鎖に全体重を預けていることがありますが、これは危険です。
両手で鎖を握りしめ、岩壁に対して体を垂直にして登っていく人を見かけますが、基本は三点支持です。
しっかりと地面を掴み、鎖はあくまで補助のつもりで。
足元を確認しながら、片手を突いて、もう片手で鎖を握る。
鎖で体重を支えないように気をつけて下さい。
もし鎖が外れてしまったら・・・手が滑ったら・・・そんなことが起こらないように、体重を分散して支えられるように歩くことが必要です。
長野県の山村育ち。2008年の涸沢カールをきっかけに登山を始め、2011年から本格化。
北アルプス・八ヶ岳・信越トレイルを中心に、月1〜5日のペースで主に単独・日帰り登山を続けている。
実際に足を運んだルートのみを掲載するスタイルを一貫しており、景色と安全を最優先に情報を発信。
木造建築を学んだ経歴から山岳神社の建築写真も手がける。
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テレビ朝日「1泊家族」
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書籍『絶景を楽しむ信州日帰り山歩』掲載
普遊舎「山ご飯レシピ」掲載
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この記事は実際の登山経験をもとに執筆・監修しています。最終更新:2026年4月