トレッキングは初心者だから、興味はあってチャレンジしたいけれど、「トレッキング=登山→登山は大変」というイメージがあって、なかなか踏み出せない方もいるかと思います。登山といえば3000m近いところまで何日も掛けて登ったり、ぜいぜいハァハァと何時間も掛けて歩いたりという想像をすることも。
初心者というよりも、少し興味がある程度、だから道具を一式揃えたり、何万円もある道具を買ったりはまだまだ・・
経験者と一緒に出かけたり、ツアーに参加したり、インターネットや書籍で情報を集めることも簡単ですので、まずは簡単な山に入って楽しむことができます。
準備や情報収集は十分に行っておくに越したことはありませんが、比較的難度の低いコースを、掲載の中から選びました。
自分の足で自然の中へ入っていく。身近な街の中では味わえない空気や、見ることのできない景色を味わったら、もうクセになってやめられなくなりますよ。
陣馬山は東京都内にある山の中でも、登りやすくたくさんの人が登っている山のひとつです。
尾根づたいに高尾山と繋がっているので、長い距離を縦走する人もいます。
山頂近くまで車でもいけますので、これから山へ登ってみようという人でも、登りやすく、足を慣らすのにもちょうど良いと思います。
関東を代表する山のひとつです。
広い関東平野に、どんと聳えるような山ですが、2時間ほどで登ることができます。
ゴンドラを使用して山頂近くまで行くこともできますし、岩場などもあるため、本格的な登山道を短い距離から楽しめます。
上毛三山のひとつに数えられる群馬の名峰ですが、たくさんの山々が連なって榛名山を形作っています。
中央部には湖があり、釣や船に乗って楽しむことができるほか、馬車に乗ることもできます。
また湖畔には温泉もあり、湖周辺の山登りと合わせて楽しむのもオススメです。
比較的標高が高く、本格的な登山道を歩く山です。
広く大きな山なので歩く場所によっては難易度も様々ですが、那須岳の中でも最高標高の茶臼岳でしたらロープウェイもあり、高低差が少なく楽しむことができます。
国内の3000m峰の中では、最も手軽にその標高を楽しむことができる山です。
2900m付近の畳平までバスで行くことができ、ドライブインなどの施設も充実しています。
ただしそこから上は北アルプスの3000m峰へと続く登山道です。
人も多く安心感もありますが、十分な準備をして登ることをオススメします。
上高地を一望できる、とても眺めの良い山です。
活火山なのでシューシューとガスが吹き上がる緊張感のある景色を見ながら、山頂へと登ると360度の眺望が楽しめ、穂高岳や槍ヶ岳、乗鞍岳など北アルプス南部の山々が楽しめます。
長野県白馬村からゴンドラとリフトを乗り継いで、1800m付近からスタートのできる山です。
歩き始めて30〜1時間ほどのところにある八方池は、鏡のように白馬三山を映し、ポスターなどでもよく使われる絶景ポイントです。
そこからは本格的な登山道を登って約3時間、剱岳や五竜岳、不帰のキレットなどの北アルプスの特徴的な岩峰が楽しめます。
ピラタス蓼科からロープウェイに乗って2000mほどのところから歩くことができます。
山頂を目指さなくても、ロープウェイ駅周辺を歩くのも楽しいですし、少し離れたところにある山小屋で、コーヒーなどを楽しむのもオススメです。
麦草峠まで車で行き、白駒池などと合わせて楽しめる山です。
樹林帯の中から、岩がピョコッと頭を出しているようなところで、北八ヶ岳の鮮やかな緑や苔を見ることができます。
気軽に楽しめる場所ではありますが、大きな岩と湿度の高い登山道が続くので、滑りやすい靴などは避け、しっかりとした装備と準備がおすすめです。
中央アルプスで最も標高の高い山でありながら、ロープウェイを乗り継いで2600m付近まで登ることができます。
千畳敷カールという絶景ポイントからスタートし、最初に300mほどの急登を登ればあとは平らな登山道が続きます。
山頂までずっと絶景が続くことや、途中に山小屋があること、人が多いこと、行程が短いことなど、中央アルプスでは最も親しみやすい山だと思います。
西日本を代表する山のひとつで、街から眺める姿もとてもカッコの良い山です。
山体が崩れてきているので、山頂まで行くことはできないのですが、最高地点まで登ると山頂までの鋭い稜線を見ることができます。
一般的な夏山登山道は、最初から最後まで木段が整備され、比較的、人も多く歩きやすいです。
志賀高原のトレッキングルートの中にある山のひとつです。
様々なコースが整備されていますが、おすすめは四十八池と大沼池を結び、その中盤で志賀山へ登ることです。
厚い樹林帯の高原ですが、たくさんの緑と、湿原に咲く花などが楽しめます。
花の百名山に数えられる山です。
となりに日本百名山の四阿山があり、縦走をする人が多いのですが、根子岳までも最短で1時間ほど。
最盛期ならツツジがたくさん咲く山なので、根子岳だけで十分に満足できます。
菅平の登山口は牧場があるため、牛が見えたりソフトクリームが売られていたりと、登山以外でも楽しめます。
安曇野の代表的な景色が常念岳などの北アルプスだとしたら、それを眺める絶好の展望台が光城山だと思います。
最適期は4月中旬、登山道を覆うように咲く1500本の桜を見上げながら歩くことができます。
登山口から山頂までは30分から1時間ほどで、車で山頂付近まで行くこともできます。
少し長く歩こうと思えば、長峰山との縦走も楽しめます。
とても雪深い地域にある山ですが、信越トレイルのコース上にあり、登山道の整備もされて歩きやすい山です。
春の訪れは遅いのですが、新潟側の光高原や長野側の鍋倉高原などと合わせて楽しむことができ、たくさんの緑に囲まれて歩くことができます。
日本百名山に選ばれている山から、里山までご紹介しましたが、どれも初心者でしたら夏の登山がオススメです。
雪が降ると難易度は格段に高くなりますし、天候の状況も読むのが難しくなります。
必ず必要なリュックから、履いている靴、使っているストックなどをこちらのページでもご紹介しています。
登山ではどんな装備を持って山へ向かっているのか気になることも多くあります。
どんな靴?どんなザック?どれくらいの行程を歩くのだろう?
必ず持ち歩く装備や持ち物をまとめてみました