急登ランキング ここの山は急だった・・・

[男性登山者向け]
オリジナルLINEスタンプ公開中

いろいろなコースがある登山道ですが、登る山の形やコースによって難易度は変わります。
標高が高いから大変というものではなく、高低差や登山道の状況で思わぬ苦労をする山もありました。

たとえば甲斐駒ヶ岳は北沢峠から登れば、日帰りにも十分な行程で歩けますが、東側の黒戸尾根は高低差が2300mを越え、標準コースタイムも12時間ほどになります。

有名な山や、知られているコースも数々ありますが、今まで掲載した山行の中から、急登だったものをまとめました。

北アルプスの急登

奥穂高岳

奥穂高岳 重太郎新道
8月18日

上高地から奥穂高岳へと登りました。
高低差は1500mあまりで、距離的にも日帰りが可能なコースです。
ただし2時間を過ぎた岳沢からはハシゴと鎖が連続する岩場の急登に変わります。
人気のコースでもあるので渋滞が発生することもあり、ペースが保てないなど、なかなかの難コースです。

常念岳

常念岳 一ノ沢コース
4月23日

一ノ沢は常念岳への登山道の中でも良く登られるコースですが、残雪期は通常のコースとは異なるところもあり、難易度が変わります。
通常は、胸突き八丁と呼ばれる常念乗越の手前は通るのですが、この時季はそこを避けるように左側の沢上を直登します。
とても急な雪の斜面で、振り返ることも躊躇うような急登を登ります。
雪が安定しない時季は雪崩が発生しやすい場所でもあります。

笠ヶ岳

笠ヶ岳 笠新道
8月5日

北アルプスの中でも知られる急登コースです。
新穂高から左俣を通って30分ほどで笠新道の入口に到着します。
ここから約1000mを延々と登り、いったん勾配の緩まる杓子平を経て、稜線上まで再び急登を登ります。
山頂との高低差は1700mほど。
平坦に見える稜線上も、小さな登り降りがあり、意外と大変な思いをします。

有明山

有明山 裏参道
8月4日

燕岳の前衛にある山で、裏参道は燕岳と同じ中房から登ります。
800mほどの高低差で、ほとんどが樹林帯に覆われているので、登山道上から景色を楽しむことはできませんが、そんな余裕も無いほどの急登が続きます。
木々に囲まれた急登は地味に感じますが、6月頃ならシャクナゲが咲いているのも見られると思います。

魚沼の急登コース

越後駒ヶ岳

越後駒ヶ岳 駒ノ湯
8月10日

越後駒ヶ岳といえば枝折峠からの登山が一般的だと思いますが。このときは駒ノ湯から急登を登りました。
合流手前の小倉山まで約2時間、ひたすらに登りが続き、徐々に周りの景色が視線と同じ高さに変わっていきます。
高低差は1600mあまりで、登り甲斐のある山です。

冬季ならではの急登も

伊吹山

伊吹山 表登山道
1月28日

伊吹山といえば夏は車で山頂付近まで行け、子供のいる家族連れでも登ることのできる山だと思いますが、冬季は210m付近から山頂まで1200m近い高低差を登ります。
特に6合目から山頂部への直登は、夏なら九十九折りに折り返しながら登るところを真っ直ぐに登っていくため、とても急な登山道に変わります。
雪を踏むおかげで足に負担を感じることは少ないですが、琵琶湖を見ながらの急登はなかなかです。

コースの短い里山でも急登はあります

乙妻山

乙妻山 一不動コース
10月9日

日本百名山の高妻山より先にある山で、戸隠連峰の最北端に位置します。
登山口は高妻山と同じ戸隠キャンプ場です。
一不動から尾根づたいに高妻山を目指し、八丁ダルミと呼ばれる鞍部から高妻山稜線へと急登を登ります。
まるで崖のようにも感じるほどの急勾配で、なおかつ柔らかな土は状態によっては滑りやすさもあります。
高妻山を越えてからは高度感のある岩場を過ぎ、中妻山を越えてと、アップダウンが続きます。

五郎山

五郎山
10月9日

南佐久に位置する山で、金峰山や甲武信ヶ岳の北東側にあります。
高低差が600mほど、街から近いせいか標高2100mを越える山であることは感じられません。
序盤の林道を過ぎると山の斜面を直登する急勾配に差し掛かります。
約40分ほどの急登ですが、落ち葉が積もって柔らかい斜面は苦労します。
登り切ってからは岩峰を2つ越えて山頂に向かいます。

茂来山

茂来山 槙沢コース
11月17日

佐久にある大きな山体の山ですが、600mほどの高低差で登ることができます。
ふたつある登山道のうち、槙沢は急登で序盤の登り坂と、古い栗の木を過ぎてからの尾根は狭く急な斜面を繰り返します。
里山で行程が短いとはいえ、なかなかに大変な思いをします。

独鈷山

独鈷山 宮沢コース
12月18日

独鈷山といえば長野県上田市の代表的な山ですが、どのコースも急登で知られています。
その中でも宮沢コースは登りやすいのですが、狭く急な斜面が続くコースでもあります。
十二支が置かれる特徴的な登山道で、ひとつずつ数えて行くと亥のある山頂に着きます。