西黒尾根から登る谷川岳
数ある谷川岳の登山道の中でも、急登として知られている西黒尾根。
日本三大急登のひとつにも数えられている登山道から谷川岳へと登っていく。
谷川岳ロープウェイのベースプラザに駐車をし登山口へ。
ベースプラザは7階建てで、6階から外に出ることができる。ロープウェイ運行前から切符を求める列を横目に建物の外へ。
すぐ前の坂を一ノ倉沢方面へ登っていく。車止めのゲートを過ぎ、登山指導センターを前を通過。
ベースプラザからは10分ほど舗装の登りを歩いて登山口に到着した。
登山口からはいきなりの急登。
大きな石と滑りやすい土の坂を登っていく。
登山口周辺はちょうど紅葉が始まったくらいで、見上げると朝の光と赤い葉がとても綺麗。
坂は勾配が緩まることなく右へ左へと折れながら続いていく。
30分ほど登ると登山道の横に高圧線の鉄塔が建っており、ちょうど草が刈られて広くなっているので休憩に座り込んでいる人たちもいた。
鉄塔からしばらく登ると急登がいったん緩み、10mほどの下り坂になった。
枝の隙間からは谷川岳が見える。
これから進む稜線も見えるようで遠い。
いったん下った登山道もすぐに登り坂になり、これまでのような急登。
前日までの雨、その上に落ち葉が重なり滑りやすい状態になっていた。
頭上を覆うように茂っている葉は華やかで目を奪われる。
登山口から1時間、景色が開けた。
遠く天神平とロープウェイの駅が見えた。
登り始めて1時間ほどでロープウェイと同じ高度を登れたようだ。
遠くに見えていた谷川岳も低くなった印象がある。
最初の鎖場は、ここから5分ほどの場所だった。
長い鎖が垂らされた10mほどの岩場。
登り切るとさらに丸みを帯びた岩の稜線に出た。
谷川岳への視界を遮る枝葉も低くなり、歩きながら眼下に紅葉を楽しむことができる。