鼻曲山 登山(二度上峠) 浅間山を見渡す展望台へ冬の信州百名山(12月)

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鼻曲山

二度上峠 2017年12月29日

鼻曲山登山

浅間山の南側に位置し、その姿を見晴らす展望台のような山として知られる。
二度上峠の他に霧積温泉、碓氷峠や国境平など複数の登山道があり、様々なパターンで楽しめる。
登山口から鼻曲山山頂への標高差は500mほどと高くは無いものの、約4キロほどの登山道上は小ピークが連続するためにアップダウンを繰り返し、中間地点の氷妻山からは約100mほど標高を下げて鞍部から登り返す。

爆弾低気圧と呼ばれた暴風雪が過ぎた晴天の日。
出発前の二度上峠の気温は氷点下5度ほどだった。
北の空を厚い雲が覆っているものの、頭上には青空が広がり、浅間山への眺望も問題は無かった。
ただ強い風が吹き付け、空高い場所から風の音が響くようだった。
風で気温以上に体感温度が低く、二度上峠では凍えながら準備を整える。

鼻曲山への行程

北軽井沢から群馬県倉渕町方面へ向かう県道54号線。
国道146号線からセーブオンのある十字路を入っていく。
別荘地を過ぎ、駒髪山を見上げながら登り坂を折り返しながら車を走らせていくと、徐々に浅間山への眺望が良くなっていく。
最高地点に二度上峠の看板があり、その脇に小高くなっている場所が駐車場で4台ほどの車を停めるスペースがある。

  1. 二度上峠
  2. 氷妻山(0:40)
  3. 小天狗(1:29)
  4. 鼻曲山 山頂(1:33)
  5. 氷妻山(2:15)
  6. 二度上峠(2:44)
  • 【鼻曲山】登山百景-駐車場から眺めが良い

    駐車場から眺めが良い

  • 【鼻曲山】登山百景-駐車場の脇から登る

    駐車場の脇から登る

  • 【鼻曲山】登山百景-小さなピークがいっぱい

    小さなピークがいっぱい

  • 【鼻曲山】登山百景-浅間隠山が近い

    浅間隠山が近い

二度上峠から登る鼻曲山

すでに浅間山への眺めの良い二度上峠に車を停め、登山の準備を整える。
浅間山を見に行くという目的ならば、すでにここで達成されているのではないかと思えるほどに眺めが良い。

強い風の音を聞きながら防寒を整え、駐車場のすぐ脇にある登山口から鼻曲山へと向かっていく。

雪の残る登山口からすぐは下りから始まり、最初のピークへと登る。
左側は切れ落ちた崖になっており、尾根を伝うように登山道を登っていく。
ひとつふたつとピークを越えると、特徴的な形をした獅子岩の右側を巻いていく。
獅子岩はその上に登ることができるように登山道が分かれているが、雪で滑りやすく、かつ狭く墜落の危険もあるため、場所だけを見て鼻曲山へと向かう。
葉の落ちた樹林帯からは、ずっと鼻曲山の山頂が見えている。

  • 【鼻曲山】登山百景-登っては下りる

    登っては下りる

  • 【鼻曲山】登山百景-ずっと山頂が見える

    ずっと山頂が見える

  • 【鼻曲山】登山百景-獅子岩を巻く

    獅子岩を巻く

  • 【鼻曲山】登山百景-両側は急斜面

    両側は急斜面

  • 【鼻曲山】登山百景-笹が多い

    笹が多い

登り返しと下りを繰り返しながら山頂へと向かっていくと、登山道上の雪も徐々に多くなっていくようで、笹に覆われることも多くなった。
まるで先導するかのように動物の足跡がずっと続き、それを追うようにして進んで行く。

中間地点の氷妻山には約40分。
標識を見ると二度上峠からは1.4km、山頂へは2.1kmと書かれていた。

  • 【鼻曲山】登山百景-笹が多くて分かりづらい

    笹が多くて分かりづらい

  • 【鼻曲山】登山百景-笹の細尾根

    笹の細尾根

  • 【鼻曲山】登山百景-氷妻山を越える

    氷妻山を越える

氷妻山のピークを過ぎると陽当たりが良くなったようで雪の量がグッと減り、足元は針葉樹の落ち葉を踏むようにフカフカとした状態に変わった。
広がっていた笹も減り、登山道が見やすく分かりやすい。
氷妻山からのなだらかな下り坂を5分ほど進んだところで、下り坂がの勾配がキツくなり、一気に標高を下げていく。
約100mほどの下り坂で、急な勾配が終わったところが最低地点。
そこから緩やかに登り返しが始まる。
また多くなった笹の間を縫うようにして、木々の間から見える山頂へと進んでいく。
遠く見えていた鼻曲山も氷妻山を過ぎると間近に見え、鞍部へと下りるとその高低差が高く見えた。

  • 【鼻曲山】登山百景-氷妻山を越えると近く見える

    氷妻山を越えると近く見える

  • 【鼻曲山】登山百景-100mくらい下る

    100mくらい下る

  • 【鼻曲山】登山百景-下りきると笹だらけ

    下りきると笹だらけ

  • 【鼻曲山】登山百景-ずっと動物の足跡がある

    ずっと動物の足跡がある

  • 【鼻曲山】登山百景-徐々に急になる

    徐々に急になる

  • 【鼻曲山】登山百景-笹が無くなって急勾配

    笹が無くなって急勾配

  • 【鼻曲山】登山百景-山頂間近へきた

    山頂間近へきた

緩やかだった登り坂は徐々に急な勾配に変わりピークをひとつ越えた。
目の前に高く見える鼻曲山の山頂部。
一番低いところまで下りると登山道は山の影に入ったために太陽が当たらずに雪が深くなり、斜面でもあるせいか強く風が当たる。
それまで穏やかに歩いてきた登山道からの変化が大きく、防寒を改めながら、滑りやすくなった斜面を登っていく。
リボンは付いているものの雪に覆われているために正しいルートは分からず、登山道らしい場所に目星を付けながら進む。
一気に標高を上げていくような登り坂で、振り返ると歩いてきた登山道は低く見え、氷妻山も低い場所に見えた。
時間にして約20分ほどの登り坂は、歩きづらさと風の冷たさで長く感じ、ようやくなだらかな勾配に変わって、また笹が深くなったときには安心感があった。

  • 【鼻曲山】登山百景-日影に入って寒い

    日影に入って寒い

  • 【鼻曲山】登山百景-急斜面が終わると笹

    急斜面が終わると笹

  • 【鼻曲山】登山百景-国境平との合流地点

    国境平との合流地点

雪と笹の登り坂から稜線はすぐで、国境平との合流地点に出ると、山頂ほぼ視線と同じ高さに見えた。
稜線で太陽が当たるせいか風も穏やかに感じ、冷たかった体感温度もかなり回復した。
鼻曲山の象徴といえるふたつの山頂のうちのひとつ、小天狗は合流地点からすぐ。
長日向との合流地点でもあり、とても見晴らしが良い。

二度上峠からは1時間29分での小天狗到着だった。
小天狗からは軽井沢北側の険しい山々が見渡せ、遠く八ヶ岳や南アルプス、その奥に富士山の山頂部も見えた。
鼻曲山からの景色で期待していた浅間山への眺望は、木々が生長したせいか枝に覆われるところもあり、全てが見渡せるほどではなかった。

  • 【鼻曲山】登山百景-山頂が近い

    山頂が近い

  • 【鼻曲山】登山百景-小天狗はそこ

    小天狗はそこ

  • 【鼻曲山】登山百景-小天狗に着いた

    小天狗に着いた

  • 【鼻曲山】登山百景-浅間山への眺め

    浅間山への眺め

  • 【鼻曲山】登山百景-八ヶ岳

    八ヶ岳

  • 【鼻曲山】登山百景-県境の山並み

    県境の山並み

小天狗から山頂部の大天狗はすぐ。
5分と掛からないほどの距離で、いったん小天狗を下りて登り返す。
登山口からは1時間33分での鼻曲山山頂への到着だった。

霧積温泉の合流地点が間近にあり、木々が茂っているため小天狗ほどの眺望は無く、岩壁の真上にあたる先端に立つと高崎の街が遠く見渡せる。
小天狗での眺めを見ているためか、山頂部で景色を楽しむというよりは、ここを踏んでから小天狗へと戻った方が楽しめるという印象だった。

  • 【鼻曲山】登山百景-山頂へ

    山頂へ

  • 【鼻曲山】登山百景-霧積温泉との合流地点

    霧積温泉との合流地点

  • 【鼻曲山】登山百景-鼻曲山の山頂に着いた

    鼻曲山の山頂に着いた

  • 【鼻曲山】登山百景-山頂の先端

    山頂の先端

  • 【鼻曲山】登山百景-先端からの眺め

    先端からの眺め

下山

山頂で周辺の景色を見渡し小天狗へと戻る。
強い風は相変わらずで、陽の光で温かさはあるものの落ち着いているほどの温度でもなく、早々に下山を始めた。
登りと同じ二度上峠へのピストンで、日影になって登るのに苦労をした急斜面は、まるで滑り下りるかのように一気に過ぎ、鞍部から小ピークへ登り返して振り返るとあっという間に下りてきたような印象だった。

氷妻山へ登り返し二度上峠へと戻る最中で、朝と比べて雪の緩みもあったため獅子岩へと登ってみた。
僅かな距離と高さではあるものの1mも無いほどの幅で、滑って踏み外せば間違いなく命に関わることになる高さのため、安全とはいえない状態だったと感じられた。
獅子岩の真上に立つと視界を遮る物のない状態で浅間隠山を見ることができ、登りの道中ならば景色も楽しめるだろうと感じた。

  • 【鼻曲山】登山百景-獅子岩に寄る

    獅子岩に寄る

  • 【鼻曲山】登山百景-獅子岩の上は狭い

    獅子岩の上は狭い

  • 【鼻曲山】登山百景-浅間隠山がよく見える

    浅間隠山がよく見える

下山後に立ち寄った温泉

倉渕川浦温泉 はまゆう山荘

二度上峠の周辺には温泉が見当たらず、はまゆう山荘が最も近い施設のようでした。 食事をするところも他に見つけられなかったため、周辺の登山後にはこちらを利用するのが良さそうです。

持っていった道具

「鼻曲山 二度上峠」登山ルート

鼻曲山 二度上峠 登山レビュー

最高標高
1655m
登山口標高
1396m
距離
6.91km
登り
二度上峠
下り
二度上峠
行動時間
登り1:33・下り1:11・合計2:44
累積標高
510m
508m
平均斜度
8.4度
歩行速度
2.53km/h
時季
2017年12月
天気
晴れ

同じ西上州の山で荒船山がありますが、その内山峠からのルートに似ているなと思いながら歩きました。
登山口と山頂との標高差は無いのですが、アップダウンを細かく繰り返すところや、登山道の片側だけ崖が続くところなど思い起こすところが多かった印象です。
浅間山を見晴らす展望台のような山なのですが、印象としては登山口の二度上峠が最も眺めが良かったです。
鼻曲山を楽しむのなら、登り口と下り口を別にした方が良いかもしれません。
北軽井沢という場所柄もあると思いますが、積雪は多くないのですが雪質はサラサラで滑りやすくグリップが効かない状態でした。

鼻曲山周辺の山

同じ時季に登った山

鼻曲山立ち寄り情報