雪の根子岳へ菅平高原から登る
雪の降った菅平高原に車を止め、登山道へと入っていく。
積雪は足首から膝下ほど。
登山口付近はもともと整備されているので、夏であれば木段が設置されている。
これが積雪のおかげで隠れてしまい、フカフカとした足を差し込むと段差に足を取られる。
通常10分から15分ほどの東屋までも、20分以上の時間を掛けて到着。
東屋から見上げる根子岳の山頂は白く青空に映える。
少しずつ標高が上がっていくにつれて足の埋まる深さが増していく。
東屋から先は木段がなくなり、大きな石が転がる登山道に変わる。
足を差し込んだ雪の下には石。
乾いた雪が滑りやすく歩きづらい。
それに増して傾斜もキツくなる。
登るのが大変なルートとは対照的に、青空とフカフカとした雪が綺麗で景色が楽しめる。
深い雪を踏みしめながら山頂へと登っていく。
樹林帯を抜けると一気に眺望が開け、八ヶ岳や雲の中の北アルプスが見える。
木の無くなった斜面は一層白く青空に映える。
山頂の下は傾斜がキツイので、雪の深さが一層登るのには大変になる。
雪の付いた木は、大きく樹氷に育ち雪面に生えている。
登山口から約2時間。
雪を踏みしめながらようやく山頂に到着。
四阿山は雲に隠れてしまい眺めることができなかったが真っ白な景色は冬山ならでは。
弱いながらも吹く風が冷たく、長居をする気にはならないものの、じっくりと景色を堪能した。