松代の里山

奇妙山

1100m

尼厳山縦走 2016年3月27日

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長野市の西側、松代町に聳える1100mの里山。
奇妙山の東側には尼厳山が尾根続きにあり、登山口も近いことから縦走で登られることも多い。
登山道の全体を通して木が茂り、ところどころ険しい岩のルートになっている。

歩いたコース

登り
池田の宮口
下り
岩沢
最高標高
1100m
登山口標高
365m
距離
5.64km
累積標高
801m
639m
平均斜度
14.9度
時季
2016年3月
天気
晴れ
日程
日帰り
歩いた時間
登り1:33/下り0:34/合計2:07
平均した歩行速度
2.84km/h

この日のペース

  1. 池田の宮登山口
  2. 尼厳山
  3. 岩沢分岐
  4. 出会いの分岐
  5. 奇妙山(1:33)
  6. 出会いの分岐
  7. 岩沢分岐
  8. 岩沢登山口(2:07)

尼厳山は特長的な山容で松代町の景色を作っている山のひとつです。その背後にある奇妙山が今回の目指す山でしたが、どちらも登山者と擦れ違い、たくさんの人が登っている印象でした。
山を下りたところでは、地元の方が声を掛けてくれました。
岩沢地区から見える北アルプスが思いのほかキレイで、梅の花と合わせて楽しめる場所だと思います。

持って行った水の量

山城の名残が残る尼厳山へ登り奇妙山へ

奇妙山へと続く登山口は南北に複数あり、その中でも一般的な池田の宮から登っていく。
登山口には玉依比売神社があり、右側には奇妙山が高く遠くに見える。

社殿の横から山へと入り、まずは目の前に高く見える尼厳山へ。
鋭く尖った山容と中腹に見える大岩が山の険しさを思わせる。
登山口から数分でイノシシ避けのゲートがあり、鉄棒で固く閉じられているのを開いて山へと入っていく。

落ち葉が深く積もってカサカサと音を立てるのを聞きながらの登山道。
緩やかで歩きやすく、標も分かりやすく取り付けられている。
木の間からは常に集落が見え、高度を上げて行くにつれて、屋根がどんどんと遠くなっていくのが楽しい。

尼厳山

登り始めて15分ほどで北尾根と南尾根との分岐に差し掛かる。
今回は陽当たりの良い南尾根から尼厳山へ登ることに。
登山道が狭くなった箇所や、少し勾配の急な岩場に差し掛かるが、必ずといっていいほどロープが張られ歩きやすく整備されている。

登山口から30分ほどで目の前には大きな岩。
それを巻くようにして斜面を右へ登山道が続いている。
狭く崩れやすい砂礫ので、ここではカサカサの落ち葉が足元を隠して気を遣う。
この狭い斜面のトラバースを過ぎると分岐に出た。

右は岩沢へ下りる尾根。
左は尼厳山への登り坂。
尼厳山を目指して急な斜面を登っていく。
木の合間からは皆神山が低く小さく見えた。

登山口から42分。
尼厳山の山頂に到着した。
広い山頂は北側の木が開け、飯縄山や戸隠連峰などの北信濃の山並みが見える。

奇妙山への縦走路

尼厳山から奇妙山は高く遠くに見える。
標高差は300m足らず。
尼厳山からいったん鞍部へと標高を下げ、再び登り返す。

尼厳山直下から急な斜面を下りると、なだらかな尾根になり、斜面を下りきったところで再び登りが始まる。
振り返ると尼厳山の尖塔系が見える。

急な登り返しからいったん緩斜面に変わり、ふたたび下り坂で岩沢との分岐へ。
岩沢の分岐を過ぎると農大の分岐があり、登り坂が続いていく。
落葉樹に囲まれていた登山道は、そこから杉が繁った暗い登山道へと変わる。
岩沢の分岐から右へ左へと折り返しながら登ること15分ほど。
奇妙山稜線の出会いの岩に到着した。

ここまでくると、山頂がかなり近く感じ、逆に尼厳山が遠く低く見える。
決して広くはない登山道を尾根に沿って登っていく。
アップダウンを細かく繰り返す。
だんだんと目の前に見えるピークが近くなり、看板にも残りの距離を示すものが見え始めた。

山頂まで500mほどの付近から日影には雪が少し見えるようになってきた。
湿った部分はカチカチに凍って足を置くと滑りやすい。
残り200mまで辿りつくと、すぐ目の前に見えるピークすべてが山頂に見え、それを越えるたびに山頂ではなかったという残念な気持ちがやってくる。

登山口から1時間33分。奇妙山の山頂に到着した。
奇妙山山頂には小さな祠があり、大きな看板が掛けられていた。
腰掛けるにはちょうど良いくらいの石がいくつかと、北側の眺望が良かった。
飯縄山、妙高山、高妻山などが見える。
日当たりも良く休憩するにはちょうど良かった。

下山ルート

奇妙山からの下山は、農大分岐の鞍部から岩沢へ。
比較的勾配が急な登山道で、岩が多く、中には浮き石もある。
見上げれば大きな岩壁が聳えているところもあり、落石もあるのだろう。
奇妙山から岩沢への下山は時間も掛からず、30分ほどで登山口に戻ることができた。

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