乗鞍岳へ畳平から登山
9月下旬、前日までの雨と台風が過ぎて急に気温が下がり、乗鞍畳平へのバスが出ない。
道路が凍結しているというアナウンス。
待合室で待つこと1時間半。
ようやくバスが出発し、早起きのための眠気と戦いながら揺られていく。
バス社内のアナウンスによると、乗鞍岳という固有の山は無いのだという。
23個の峰が集まって「乗鞍岳」と呼ばれるとのこと。
目指す最高峰は乗鞍岳の中でも剣ヶ峰ということになる。
バスに揺られながらドライブインの建ち並ぶ駐車場に降りた。
乗鞍岳は標高3,000mを越えるが、スタート地点の畳平は2,700m。
畳平から出発して最高地点の剣ヶ峰まで、所要時間は2時間の予定。
思った以上に近く見える剣ヶ峰に、きっと1時間半もあれば充分と考えながら山頂へと向かった。
乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰へ
良く整備された登山道は広く、勾配が急なこともない。
細かい石がジャリジャリとしているのが歩きづらい程度。
剣ヶ峰へ近づくにつれて勾配が増し、大きな石の転がったガレ場に変わっていく。
たくさんの登山者に混じりながら剣ヶ峰を目指して1時間半ほど。山頂に到着した。
連休だということもあって、とにかく人が多い。
ゆっくりと座って休むどころか歩くのにも時間が掛かり、最高の景色を写真に収めるのも苦労するほど。
早々に下山をして、23個ある乗鞍岳の峰のひとつ、富士見岳を経由。
登山道より少し高い峰から乗鞍岳の最高峰を眺めつつ畳平へ戻った。