湯峠から大渚山
登山口まで300m
小谷温泉から雨飾キャンプ場方面へ。
キャンプ場、鎌池を過ぎ、湯峠へ向かうと登山口手前で崩落があり、車での立ち入りができなくなっていた。
登山口までは300mほど歩く。
小谷温泉を過ぎ雨飾キャンプ場へ向かうと、雨飾山へ登る登山者で満車状態だった。
駐車場内の通行場所で朝食を済ませている人もいるほどで、人の多さに雨飾山の人気のほどが伺える。
車が通る場所でご飯を広げたらダメだから・・・
キャンプ場を過ぎ、鎌池を横に見ながら林道を更に奥へ。
道路は狭くひとけは無くなっていく一方ながら、道路の左側には大きく崩落した山が見えてきた。
迫力のある崩落箇所を見ながら進んだところで、道路が塞がれて通行ができなくなっていた。
帰るか?
アスファルトの道路が崩落している状態で車が通ることはできないが、登山口までは300mほどで歩くことができるようだった。
道路の端に車を停め、準備を整えて登山道へ向かう。
熊鈴を目一杯鳴らして歩くことにしました
湯峠の最高地点に登山口がある。
10台ほどの車が停められるような広さがあり、登山口と彫られた石が案内板として埋められていた。
ここから木に覆われた登山道へ。
意外と立派な登山口で、もしかしたらたくさんの人が来る山なんじゃないかと。。。
いっぱいに茂った緑の中、序盤は緩く登っていく。
登山道の横に生えている木に、山頂まで続く400mごとの鉄板の標を見つけ、1/5という文字に2kmを歩けば良いのかと目安に楽な気分になった。
そうそう。この角度の雨飾山を見に来た
木が開けたところでは、さっそく雨飾山の岩肌が見え、これから先の眺望に期待が高まる。
大渚山への取り付く前に、小さな山をひとつ越える。
細かなアップダウンを繰り返し10分ほどで小さな山を登り切った。
これは帰りも登りがあるということか
いったん下りて広葉樹の中を進み、深く下りきったところで、大渚山への取り付きの急登が始まる。
土の斜面が窪んで階段のようになった急登で、ぐんぐん標高を上げていく。
段差の様子や足元の様子が変わりながらも急登が続き、20分ほど登ったところで木が開けた。
高いな。けっこう。。。
右側が大きく崩落し、開けた木の間から大きく崩れた山頂部が見える。
近いようで高くも見え、地図上のコースタイムの通りなのか疑わしくも思える。
ただ、その設定時間も確かな物と思えば、計画通りに着くことも確かなのだと考えて、登山道を上へ。
振り返ってみると遮っている枝も無く、見慣れない角度での雨飾山に目が留まる。
なかなか良い。
まだ登るのか・・・
さらに5分
登山道は相変わらずの急登。
3番目の標に書かれた1200m地点を過ぎ、さらに5分ほど登っていくと、徐々に頭のうえに広がっていた枝から空が見えるように変わった。
右手側には高く見えていた山頂部がかなり近づいて見える。
その大きな崩落も険しく、先には新潟の山並みが霞んで見えていた。
そろそろ傾斜が緩く変わるころと期待しながら、我慢の登り坂を進んで行く。
ようやく急登が収まってきたころ、枝の隙間から山頂部が見え、もうじき辿り着くだろうという気持ちが高まってくる。
緩やかになった坂道を進んで行くと、大きく崩落した尾根へと変わり、不安定な足元にロープが張られた岩崖の上に出た。
こんな場所もあるのか・・・
右下には深く落ちていく崩落した崖。
その上にたるんだロープが架けられ、ぐらつきそうな石と、木の根の上を歩いていく。
崩れているということは、足元は脆いかもしれないし、浮き石もあるかもしれない
もうここまでの眺めで良いんじゃないか?
ただ足元が悪い分だけ、雨飾山への眺めは良く、山頂が間近ながらもここからの眺めも十分に満足する。
崩落部分を過ぎるとすぐに展望台との分岐に着いた。
展望台は、大渚山の西峰で山頂にあたる。
大きく崩落した上に見えていた山頂部は東峰で、雨飾山はこちらの方が眺めが良い。
大渚山 東峰
登山口から29分
山頂へ向かう前に、まずは東峰へ。
分岐から軽く登った程度で、時間にしても1分ほどですぐに到着した。
切り立った崖の上から、雨飾山や頸城山塊の山々を見渡すことができた。
雲に霞んでいる中に天狗原山、なだらかな稜線から雨飾山の右側にはうっすらと焼山が見える。
来て良かった。
雨飾山への眺めから振り返ると山頂の西峰。
東峰からは樹木が茂っているように見える。
あちこち入り込んで来て油断ならない・・・
とても眺めが良く、ここでのんびりと景色を眺めるのにも良さそうで、ただ羽アリが多く、なかなかに落ち着ける様子では無かった。
腰を下ろそうと置いたリュックにも羽アリが集り、顔の周りを飛ぶのも落ち着かない。
退散しよう
早々に荷物を持って西峰へ向かうことにした。
分岐から展望台方面へと進んでいく。
トンネルのように茂った枝を潜る登山道が続いていく。
ここも熊鈴を目一杯鳴らす
5分
5分ほどで大草連との合流地点に出た。
北小谷にある大草連からの登山道は、地図にも掲載されていないようなマイナールート。
とはいえ、登山道にある案内板を見れば新しく、大草連からも登ってみたいという興味が沸いてくる。
大草連ってなに?
大渚山の山頂
登山口から33分
登山口から33分、大渚山の山頂にあたる西峰へ到着した。
展望台と書かれていただけあって、展望台のような櫓が建てられ、その上に乗れば周囲が一望できるようだった。
唐突に展望台が見えるから。。。
山頂の標識はオマケみたいに建っている
山頂の標識は木々に囲まれているせいか目立たず、どちらかといえば展望台が山頂の標のようにも感じるほど。
展望台の上からは、東峰へと樹木越しに雨飾山が見え、雨飾山の先には日本海を見ることができた。
北アルプスは雲に隠れてしまっているためほとんど見ることができず、白馬岳へと続く稜線がチラリと見えただけだった。
東峰で飛び交っていた羽アリは、ここでも同じように飛び交い、展望台の上だけが安心して景色を楽しめるようだった。
ここでも羽アリがブンブンしているってどういうことなのだろう。
下山
登山口の湯峠へピストンで戻る。
東峰との分岐へ戻ると、一気に眺望が開けた。
登りで見たはずの景色も、これから下ろうとすると趣も違って見える。
雨飾山や登山口のあった湯峠を見下ろし、登ってきた急登の尾根を下りていく。
林道のアスファルトが見えると、なんだか感慨深い気がする。
すぐ近いところなのだけど。
一気に標高を下げ、登山口付近での登り返しを過ぎて湯峠へ。
木の葉に囲まれたトンネルから、登山口へ出て一気に陽を浴びる雰囲気はなかなかに良かった。
トンネルを潜っているような感じだった
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下山後に立ち寄った温泉
小谷温泉 山田館
標高850mの山腹にある温泉宿泊施設。
文化財に指定されるほどの趣のある木造建築で、宿泊の他に日帰り温泉も楽しめる。
元湯と新湯のふたつの源泉があり、浴室は内湯と展望風呂の2種類。
入る浴室によって価格が違い、展望風呂は外気に触れているために若干温度が低い。
泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、筋肉痛や疲労回復などの効果があるという。
とても趣のある建物で雰囲気が非常に良かったです。
もともとは宿泊施設なのでが、日帰り入浴ができるという看板が建っているのを見かけ入ってみました。
入る前にどちらのお湯に入るのか選ぶことができます。
少し料金が高いですが、展望風呂の満足度が非常に高かったです。
お湯は少しぬるめだと思います。
ただお湯が張られた東屋で、空や緑を見ながら入ることができ、何もかもが見えてしまうような眺望の良さは、他では得られない開放感だと思います。
ぬるめということが、余計に長湯をしたくなり、ここは日帰りではなく泊まりできたいと思えるほどでした。
雨飾山から最も近い温泉が午前の早い時間では営業していなかったため、こちらに立ち寄ったのですが、遠いわけでもないので近隣の山へ行ったあとはこちらもお薦めです。
同じ時季に登った山
御飯岳 毛無峠
破風岳の紅葉を振り返りながら御飯岳登山
平ヶ岳 鷹ノ巣
百名山の日帰り難関とされる山
独鈷山 雨首
象徴的な北面の岩峰へ
志賀山 大沼池
青い大沼池から志賀山へ
木曽駒ヶ岳 宝剣岳縦走
ロープウェイを使って2600mの千畳敷カールへ
火打山 笹ヶ峰
笹ヶ峰から高谷池を通る日帰りロングルート
南八ヶ岳縦走 赤岳文三郎尾根
赤岳から硫黄岳へと向かう最高の稜線
草津白根山 本白根コース
最高地点へ!観光客に混じって火口を眺める
浅間隠山 二度上峠
山頂下の急登に苦しむ浅間山眺望の山
蝶ヶ岳 三股登山口
日帰りで北アルプスの眺望を楽しむ
野口五郎岳 裏銀座
槍ヶ岳を見晴らす最高の裏銀座
草津白根山 湯釜
最寄りの駐車場から火口湖を望む
