ロープウェイを使って縞枯山へ
ピラタス蓼科にある北八ヶ岳ロープウェイ駅へ。
大人往復1,900円のチケットを買い列に並ぶ。
10分おきに出ているロープウェイは登山者とスキーヤーとボーダーとが混じって乗り込む。
約7分で山頂駅に到着。車内からはアルプスや御嶽山への眺望が良い。
ロープウェイを降りて外に出るとそこは2,200mと越えている。
左手には北横岳があり右側には縞枯山。
すでにたくさんの人たちが建物の外で準備をしている。
縞枯山へ
縞枯山へはまず雨池の方へ。縞枯山荘の前を通って山へと入っていく。
歩く人が多いせいか足元の雪は固まって歩きやすい。
周囲の木には雪が付着して青空とのコントラストがキレイ。
木の間を抜けて広い雪原に出ると尖った青い屋根の縞枯山荘が見える。
小屋の前を通って雨池との分岐を右に。
木の中へと入っていく。
積雪が多いせいか木が折れ曲がり、ルート上のところどころがトンネルの様になっている。
身を屈め這うようにして木を潜ると、また前にはトンネルが続く。
立ったり屈んだりの繰り返しで進んでいくとだんだんと斜面は急になってきた。
ところどころトレースが分かれているので、間違ったルートにも進みやすい。
縞枯山への斜面は長くは無いものの勾配のきつい状態が続く。
雪の状態も良くサラサラとしているのでグリップもなく滑りやすい。
足を差し込むようにして急斜面を登っていく。
ロープウェイ駅をスタートしてから30分が経過したくらいで、斜面を終えて縞枯山の尾根に到着した。
縞枯山の展望台へ
縞枯山の尾根に出ると周りには枯れた立木が目立つ。西側の眺望が良く、南アルプスや中央アルプス、御嶽山がとてもよく見える。
たくさんの登山者が足を停めてカメラを構えている。
縞枯山の尾根を辿るように展望台へ。
進む先には南八ヶ岳の険しい峰が白く見える。
緩やかな斜面の縞枯山の尾根は歩きやすい。
ところどころにトレースが枝分かれして、間違ったトレースを進むと途中で消えてしまうようなところも多い。
用心深く先を見ながら進み、途中で立っている案内板で進む方向を確認。
雪に覆われた景色を楽しみながら歩く。
茶臼山への縦走
南八ヶ岳を見晴らせる展望台を過ぎると茶臼山への鞍部へと一気に下っていく。
フカフカの登山道はシリセードにもちょうど良い。
だんだんと鞍部が近くなってくると、雨池近くのようにトンネルが各所にできている。
また身を屈めて這うように進んでいく。
急な斜面も下るのは早く、5分ほどで鞍部に到着。
ふたたび登り坂を茶臼山山頂に向かっていく。
縞枯山の斜面に比べたら勾配も緩く登りやすい。
約10分、茶臼山の山頂に到着した。
茶臼山展望台
茶臼山の展望台は山頂から近い。
樹木の間を迷路のようになったトレースを踏んで展望台へ。
視界が開けた展望台は風が強い。
少しだけ近くなった南八ヶ岳が大きく見える。
岩の影で風を避けるようにして景色を楽しみ下山ルートへ。
縞枯山との鞍部から分岐を五辻へ進みロープウェイ駅へ。
分岐からどんどんと高度を下げていくため、下りきったところからは緩やかに登り坂が続く。
いったん下り坂に慣れてしまった足にはこの登り坂が堪える。
ロープウェイからの歩行者も多く、擦れ違いながら戻っていく。
コースのアップダウンは少ないわりに、体力の消耗がある印象だった。