阿智村広河原から恵那山へ
中央道飯田山本ICから国道153号線を通って木曽方面へ。
川に沿って昼神温泉を過ぎ、ヘブンスそのはらスキー場へと進み、道幅が狭くなった県道477号線をさらに進んで行くと左側に駐車場がある。
登山口は駐車場から2キロほど歩いたところ。
阿智村からの広河原ルートは山頂までの最短で、高低差があり急な坂道が続く。
登山口へは中央道園原インターを通り過ぎ、さらに山の中へ細い道を進んでいく。
「本当にこの先で良いのだろうか?」と不安になるくらいに狭く、たまに落石がゴロゴロと転がっている舗装路を上り続けると、目の前にゲートが見え、その左側にたくさんの車が停まっていた。
登山口までわりと長い
駐車場から広河原登山口へ歩く
登山口はここから20分くらい行ったところに。
そこまでの車道は急な斜面の中ほどに道が作られているようで、右側の崖は今にも石が落ちてきそうにも見え、左側は真下に川が流れているので、フラフラしていたら落ちそうな不安な気持ちになる。
流れている川の水はとてもキレイで、深さのあるところで青かった。
これはアルカリ性だとか酸性だとかなのか?
時間通り進んだところで登山口があり、標とポストが置かれていた。
ここから川を渡り、本格的な登山道に入っていく。
広河原登山道は、最短ルートだけれど高低差もあり最初から急登が続く。
ところどころ岩の突き出た急な坂道が続く。
雪の残る登山道
笹の葉の多い山道。
登山口から30分ほどでうっすらと雪がチラチラと。
急な坂道を登り切ったところで登山口から1時間経過したところで5合目に着いた。
雪も多くなってきた。
それまでの急な坂道は緩くなったり、急になったりの繰り返し。
山頂方向が厚くガスっているように見える。
どれが恵那山の山頂になるのか正確な場所も把握できないまま、この先、あの厚い雲の中に入っていくのだろうか。
眺望の良くない山とはいえ、できればすっきり晴れた山頂で休みたい。
眺めの良い尾根に出ると、飯田方面がスッキリ見えて気持ちが良い。
とても眺めの良い尾根から先は、しゃりしゃりの雪がしっかりと残っていて、ソリができそうな斜面。
左側は崖で、遊ぶのにちょうど良さそうな坂道だ。
滑ろうとするのは勇気がいるかもしれないけれど
登るのも苦労しそうなので、ここでアイゼンを装着して再スタート。
尾根に出ては木の中に入り、また尾根に出てを繰り返しで、いつになったら山頂らしきものが見えるのだろうか。
そう繰り返して歩き続けるうち、風はどんどんと強くなり、木の枝が霜で凍り付いているのが目につくようになった。
たまに吹く強い風は、霜を散らして雪のよう。
何も見えない恵那山山頂
歩き始めて3時間半。
突然、木々が開けて山頂に到着した。
山頂近くまで登っても、この先は山頂だと感じさせるような明るさも、開けた稜線も無く、木に囲まれた場所が少しだけ開けているだけ。
山頂の標と櫓。
この先には山頂小屋があるが、ココが恵那山の山頂のようで標が建っている。
下りは約2時間半ほど。
往復で6時間を切る程度の時間で往復できた。