根塚

329m

2024年4月14日

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登り
往郷
下り
往郷
最高標高
329m
登山口標高
324m
距離
0.09km
累積標高
3m
3m
時季
2024年4月
天気
晴れ
日程
日帰り
水の量
水ナシ
歩いた時間
登り0:01/下り0:01/合計0:02

この日のペース

  1. 登り口
  2. 根塚山頂(0:01)
  3. 登り口(0:02)

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このあたりには丘のような小さな土の盛り上がりがありますが、そのなかでも一際小さな盛り上がりが根塚です。
昔から馴染みのあるエリアで、周辺の塚には登ったことがありましたが、根塚は今回が初めてでした。
特に目立った高さがあるわけではないですが、その高さでも登ってみると眺望が良く感じられました。

根塚遺跡

長野県の北部にある木島平村、新潟にも近い飯山盆地に4つの小さな塚が点在している。
それぞれの塚には名前が付き、田んぼに囲まれたなかにポツンポツンとある景色は、木島平村の特徴的な風景のひとつになっている。

長野県にある低山でも一際低く、平らな田んぼが広がっているなかでも単なる土の盛り上がりとしか見えない。
山と呼ぶのが相応しいのか疑問に思えるほどの低さではあるものの、やはり盛り上がった地形は山なのだろう。

20・30年まえには、ほたるが多く飛び華やかな夜景になっていたこのあたりも、道路が開かれて農地の区画整理が始まってから様子が見られなくなった。
かわりに根塚からは渦巻きの飾りが付いた鉄剣が出土し、なんでもないような小さな丘は文化財になっている。

根塚遺跡

木島平村に広がる田んぼの中に、こんもりと盛り上がった丘が4つあり、丸く高さのある大塚、平たく広い平塚、小さな小塚と根塚と呼ばれている。

なんの変哲もない小さな丘で、何も気が付かずに素通りしても不思議でないほどの小さな丘で、10mもないほどの高さに数本の木々が生えているだけ。
30年ほどまえに数本の鉄剣や勾玉などが見つかり、その貴重な遺構から長野県指定の文化財になっている。

田んぼの中を通る農道から、根塚の前まで向かうと登り口の下に案内板が建っている。
遺跡としての概要を伝える看板で、知ろうと興味を持つこともなかったことが書かれていた。
その看板のあたりは、少しだけ道幅が広くなっていたため、車2台ほどは停められる。

草が茂り始め、そのなかを木段が続いている。
踏面と蹴上げのあるしっかりとした階段状ではなく、どちらかといえば地面に板が埋められているような、土の斜面の滑り止めのような足元。
傾斜がなだらかで、駆け上がることも簡単にできそうなほど。

登り始めてすぐに左側が平坦になっており、30センチほどの石が2つ意味深に埋まっていた。
遺跡と呼ばれていなければ何の気にもしなかっただろう。
近づいて見ても良い物か分からず、とりあえず眺めるだけ。

平坦なところを見てから少しだけ傾斜がキツくなって、板を踏みしめて登る。
登り口から1分足らず。
根塚の山頂部に着いた。

根塚 山頂

周囲は田んぼばかりで景色を遮る物はない上に高低差もないため、見えるものは大差なく、なんなら少し離れたらもっと眺望の良い場所があるくらい。
ただ登り口と同じような場所から10mほど高くなったことで、少しだけ景色が変わって見えた。

樽川の堤防の向こうに見える斑尾山や妙高山。
南側には高社山。
北側は高い山が遠く、間近には平塚が見えた。

山頂部は平坦で、西側へなだらかに下っている。
一番高いところから少し低くなった部分に、円形の墓が見つかっているそうで、草地の山頂部でも歩き回るのが憚られた。

下山

根塚からの下山は、登ってきた木段をピストンで折り返す。
10mほどところに道があり、下りようと思えばあっという間に終わるような道のり。
下っている最中では、東側にある大塚や木島平村の街並みが見えた。

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