車山肩から車山へ
車山の西側に位置する車山肩から車山山頂を目指すことに。
上信越道上田ICから国道18号線を大屋まで。
国道152号線の大門街道を通って大門峠へ向かい、白樺湖が見下ろしながら霧ヶ峰へと向かう。
車山肩は夏にはニッコウキスゲで真っ黄色に染まる。
その時季に車山を歩くのは気持ちが良いだろう。
ルート以外は立ち入り禁止になっているせいか、しっかりと圧雪がされているのでキャタピラの跡を歩く。
雲の流れが速かったのか、歩いているうちに晴れ間と曇りを何度も繰り返した。
晴れると遠くまで見渡せ、白い世界と青い空がとても良く映える。
とはいっても、近くの八ヶ岳にかかった雲はずっと晴れることが無かった。
横を向くと車山の観測所。
ルートからは見え隠れする。
風が冷たいし、足元も悪いので、あのすぐそこが待ち遠しい
風の強い車山
霧ヶ峰の良いところは、富士山の眺めがとても良いこと。
この場所からだと、八ヶ岳よりも、南アルプスよりも低く小さく見える。
雲をかぶった蓼科山は寒そうで険しそう。
背の高い木も無く、低い草木ばかりなのに、風が強いせいかしっかりと雪が凍り付いている。
上に行くほど風が強く雪が少なくなりスノーシューは歩きづらい。
もともと霧ヶ峰の遊歩道は石がゴロゴロと転がっているため、雪の少ないところでは足元もゴツゴツとして歩きづらい。
富士山を眺めるとテンションが上がるのは日本人を自覚する
山頂にある観測所は車山の象徴というイメージがある。
風に吹きさらされた雪が壁に張り付いている。この建物の影が唯一風の当たらない避難場所。
山頂の東側には車山神社。
こちらも雪と風を受けて白く凍っていた。
こんなに小さな神社でも、周りには御柱が建っていた。