霧ヶ峰

1925m

雪上を歩く

車山肩 2012年12月11日

霧ヶ峰 登山(車山肩) (12月)|雪の車山を歩いてみよう
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霧ヶ峰といえば、八島湿原と車山。
白樺湖へと通じるトレッキングルート。
とすれば車山が山頂だろう。
車山は標高1925mの山で霧ヶ峰の最高峰。

車山の山頂に近い車山肩から30分ほど。
周囲は開けているため、どこを見て眺めの良い景色が広がる。
足元にある枯れ葉に付着した氷や、車山にある構造物の寒々とした景色はこの季節ならでは。

雲の広がる冬の車山。
青空が見える中でも風は強く、ときどき細かな雪が舞い上がって流れる雲も速い。
近くに見える八ヶ岳は厚い雲がかかっていた。

歩いたコース

登り
車山肩
下り
車山肩
最高標高
1925m
登山口標高
1790m
距離
2.7km
累積標高
143m
166m
時季
2012年12月
天気
曇り
日程
日帰り
歩行ペース
合計2:50
平均の歩行速度
2.7km/h

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霧ヶ峰は、白樺湖から車山、八島湿原など広い範囲を歩くところだと思います。
その中の最高地点として車山があるのかなと。とくに7月のニッコウキスゲの時季にはとても楽しいと思います。
広い草原が丘のように続き、諏訪や茅野を見下ろす景色や、八ヶ岳、富士山、蓼科などがとてもキレイに見えるます。

使った登山道具

持って行った水の量

車山肩から車山へ

車山の西側に位置する車山肩から車山山頂を目指すことに。
上信越道上田ICから国道18号線を大屋まで。
国道152号線の大門街道を通って大門峠へ向かい、白樺湖が見下ろしながら霧ヶ峰へと向かう。

車山肩は夏にはニッコウキスゲで真っ黄色に染まる。
その時季に車山を歩くのは気持ちが良いだろう。

ルート以外は立ち入り禁止になっているせいか、しっかりと圧雪がされているのでキャタピラの跡を歩く。

雲の流れが速かったのか、歩いているうちに晴れ間と曇りを何度も繰り返した。
晴れると遠くまで見渡せ、白い世界と青い空がとても良く映える。
とはいっても、近くの八ヶ岳にかかった雲はずっと晴れることが無かった。

横を向くと車山の観測所。
ルートからは見え隠れする。

霧ヶ峰登山

風が冷たいし、足元も悪いので、あのすぐそこが待ち遠しい

風の強い車山

霧ヶ峰の良いところは、富士山の眺めがとても良いこと。
この場所からだと、八ヶ岳よりも、南アルプスよりも低く小さく見える。
雲をかぶった蓼科山は寒そうで険しそう。

背の高い木も無く、低い草木ばかりなのに、風が強いせいかしっかりと雪が凍り付いている。
上に行くほど風が強く雪が少なくなりスノーシューは歩きづらい。
もともと霧ヶ峰の遊歩道は石がゴロゴロと転がっているため、雪の少ないところでは足元もゴツゴツとして歩きづらい。

霧ヶ峰登山

富士山を眺めるとテンションが上がるのは日本人を自覚する

山頂にある観測所は車山の象徴というイメージがある。
風に吹きさらされた雪が壁に張り付いている。この建物の影が唯一風の当たらない避難場所。
山頂の東側には車山神社。
こちらも雪と風を受けて白く凍っていた。
こんなに小さな神社でも、周りには御柱が建っていた。

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