北八ヶ岳雪山はじめ

北横岳

2480m

北八ヶ岳ロープウェイ 2014年2月11日

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北八ヶ岳にある北横岳は、正式名を「横岳」とし、10キロほど離れた南八ヶ岳にも「横岳」があるため、北八ヶ岳側は「北」を付けて呼ばれている。
南八ヶ岳の横岳よりも標高が低く、区別を付けるために「北横岳」と呼ばれている。
西側にピラタス蓼科のゲレンデが広がっているため、ロープウェイを利用することで標高2400mのうち2240mまで登ることができる。

歩いたコース

登り
北八ヶ岳ロープウエイ
下り
北八ヶ岳ロープウエイ
最高標高
2480m
登山口標高
2240m
距離
3.71km
累積標高
244m
257m
平均斜度
7.7度
時季
2014年2月
天気
晴れ
日程
日帰り
歩いた時間
登り0:53/下り0:44/合計1:37
平均した歩行速度
2.36km/h

歩いたコース

とても眺めが良く、なおかつアクセスしやすい山です。
ロープウェイに乗ってしまうと登り甲斐が無いという場合は、乗らずに歩くルートもあります。
3時間ほど余裕を見れば山頂に着くと思います。
標高が高いので、天候には注意が必要ですが、晴れていれば絶好の眺望が楽しめます。

持って行った水の量

  • 水2l
  • 水900ml

北八ヶ岳ロープウェイで北横岳へ登山

ロープウェイの始業時間は9時から。
混雑具合で早めに運行されることもあり、スキー客に混じって登山者もロープウェイ駅に並ぶ。
ロープウェイに乗ると、室内からは周囲の山々を眺めることができる。
南側には赤岳や阿弥陀岳の急峻な斜面が見られる南八ヶ岳。
少し右へ目を移すと南アルプス。とくに甲斐駒ヶ岳の三角錐の存在感がある。
甲斐駒ヶ岳の左には北岳、右奥に仙丈ヶ岳。
南アルプスの右奥には中央アルプス。
そして御嶽山が大きく聳えているのが見える。
ロープウェイの右手側には北アルプスが並び、目を凝らすと槍ヶ岳や、遠く立山や剱岳まで眺められる。

ロープウェイ駅は標高2,240m

ロープウェイの乗車時間は約8分。
標高1770mほどから2240mに到着。
駅から外に出るとそこは北八ヶ岳の坪庭が広がる。

雪の無い時季には植物が茂り、歩きやすく歩道が整備されているため、訪れる人も多い。
この時季でも厚めに防寒をした観光客が見られた。

坪庭の周辺ではスノーシューを楽しむ人もいるが、たくさんの人が入っていれば雪も踏み締められているのでアイゼンが良い。
坪庭の広くなだらかな斜面では、北横岳と縞枯山、二つの山を結ぶ雨池峠を見上げながら歩くことができる。

サラサラの雪を登る

スタートから15分ほどで坪庭を抜けて樹林帯に入る。
ルートは狭くなり、勾配もきつくなる。
代わりに高度が上がって坪庭を見下ろすように景色を楽しむことが出来る。
乾いた粉雪は滑りやすいので注意が必要。

急勾配の斜面を九十九折に登って行くと、雨池からのルートと合流し、斜面が緩やかになると間もなく北横岳ヒュッテに到着する。
ここにはベンチもあるのでゆっくりと休むこともできる。

北横岳南峰

いったん緩んだ勾配は、ヒュッテを過ぎてまた急になる。
少し標高が上がった分だけ雪が滑りやすい印象はあるものの南峰には10分ほどで到着。
樹林帯を過ぎて風が強く当たるようになり、体感温度が一気に下がる。
ここまでは暑いと感じて登っていても、風が当たって体が冷える。

南峰は周りを遮るものがなく、隣の蓼科山や南北中央アルプスがよく見える。
とくに南八ヶ岳の眺望が良くゴツゴツとした山容は迫力があって美しい。
冬の赤岳や硫黄岳へ訪れる人がいるのも頷ける。

山頂北峰

山頂の北峰へは5分ほど。若干の登り下りがあるものの大した高さでは無いので難なく到着できた。

スタートから53分。大きく疲労することなく登頂完了。
わずかに近づいた蓼科山はさらに大きくなり、北信の山並みまでも眺められる。
遠く小さく見える妙高山を始め北信五岳、四阿山など、とても良い眺めだった。

下りは三ツ山、雨池峠を経由したり、縞枯山へと縦走するルートや、坪庭を巡るルートなど楽しむことができる。
危険な箇所も少なく、雪の時季でも人が多く訪れるため季節を問わず楽しめる。

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