茂来山

南佐久の信仰の山へ

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霧久保沢 2019年1月7日

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茂来山といえば佐久平からもその大きさが伺えるほどで、南佐久の中でもひときわ存在感があります。
槙沢と霧久保沢とふたつの登山口があり、今回はコブ太郎と呼ばれる栃の巨木が見られる霧久保沢から。
雪がうっすらと積もっていて、積雪量は5センチほどでしたが乾燥したサラサラ状態はすべりやすかったです。
2019年は冬山とはいえ雪が少ないので歩きやすいですが、南佐久の寒さはさすがでした。

出発予定時間を過ぎてしまったことや、距離や高低差のある登山から時間を置いていたこともあり、少し足早に登ったのですが、急登のせいか、運動不足のせいか少しハードでした。

この日のコースタイム

  1. 霧久保沢駐車場
  2. 登山口(0:15)
  3. コブ太郎(0:31)
  4. 槙沢合流(1:06)
  5. 茂来山山頂(1:12)
  6. 霧久保沢駐車場(1:46)
最高標高
1717m
登山口標高
1044m
距離
5.29km
登り
霧久保沢
下り
霧久保沢
行動時間
登り1:12・下り0:34・合計1:46
累積標高
692m
712m
平均斜度
14.87度
歩行速度
2.99km/h
時季
2019年1月
天気
晴れ

持って行った水の量

  • 水900ml

歩いたルート

使った登山道具

南佐久の縁結びの山へ

信州百名山のひとつにも数えられる茂来山。
古くは雨乞いの山として崇敬を集め、その山名から縁結びの山としても知られている。
昭和57年には当時の皇太子陛下が登ったことで、山頂にはその記念碑が置かれ、周囲を見渡す眺望の良さはこの山の特長ともいえる。

冬の南佐久は気温が低く、最高気温が氷点下を下回ることもある。
晴天率が高く、西高東低の気圧配置であれば快晴の空が広がる。
降雪量は多くないものの、その寒さのために積雪もあり、サラサラとした乾いた雪が登山道に積もる。
霧久保沢の登山道は樹林帯に覆われた山陰のコースで、雪の急登を稜線へ向かって登っていく。

茂来山の計画

10:00 駐車場(0:00)
12:00 茂来山山頂(2:00)
12:30 茂来山出発(2:00)
13:30 駐車場(3:00)

佐久平から佐久穂町へと南下し、国道299号線を十石峠方面へ向かう。
右手側に茂来山を見ながら10分ほど進むと、道路脇にはコブ太郎と茂来山登山口の看板が建っている。
狭く急な林道を道なりに上っていくと、途中から舗装が切れ、ダートを上っていくと30台ほどの車が停められそうな駐車場がある。
登山口はさらに先にあり道路脇に3台ほどが停められるが、広い駐車場に車を停めるのが一般的。

  • 駐車場が広い

    駐車場が広い

霧久保沢から登る

茂来山の霧久保沢登山口は、駐車場から15分ほど下りたところにある。
広く整備された駐車場で、まだ先へと続いている林道と登山道の案内板が立ち、駐車場の脇には登山道への入口が示されていた。
林業での整備がされているようで「登山者は青いテープに沿って」という文言が表示してあり、幅2mほどの小さな沢を渡って登山道へと入っていく。

  • 登山道入口

    登山道入口

  • 青いテープに沿って

    青いテープに沿って

登山道へ入ると表示の通りに青いテープが貼ってあるのが目についた。
左右の立木に青いテープが縛り付けられ、2・3mほどの間隔を開けて次々と青いテープが続く。

  • テープが多い

    テープが多い

  • 延々と青テープ

    延々と青テープ

テープが多かった

沿っていくことは了解していたものの、まさかこんなにも高い頻度で貼ってあるとも思わなかった。
少し進んで杉林の中へ入っても青いテープは続いていく。
登山道入口から15分ほど、林の中を過ぎて林道と合流した。

  • ここが登山口

    ここが登山口

本来の登山口はこの林道脇から始まるようで、林道の空いたスペースには3台ほどが停められそうな広さだった。
この登山口から山頂へは2キロとの表示。
車を停めた登山道入口と栃の巨木「コブ太郎」へは、この登山口が中間点になる。

  • 登山道へ

    登山道へ

  • コブ太郎中間点

    コブ太郎中間点

  • 小さい沢を渡る

    小さい沢を渡る

登山口からは緩やかに登り、小さな沢を渡ると登山道は狭く変わる。
右側には斜面が高く続き、たくさんの石が埋まっているのが見える。
左側には沢を見下ろしながらの登り坂が続いていく。

  • 緩く登っていく

    緩く登っていく

登り坂は緩やかで歩きやすく、このあたりでは積雪量も多くない。
登りが終わると左へ右へと折れ、少し斜面が急になった登山道へと変わる。
山影に隠れるようになり、うっすらと積もっている雪はサラサラと乾燥した状態だった。

  • 斜面には岩がいっぱい

    斜面には岩がいっぱい

  • 登山道を曲がる

    登山道を曲がる

コブ太郎から急登

疎らに見える立木の向こう側には、この霧久保沢コースの特長といえるコブ太郎が立っているのが見える。
大きな栃の巨木で、高さは20mを越えるほど。
樹齢は250年を越えるという。
木の前にはデッキがあり、コブ太郎を見上げるようにベンチも置かれていた。
登山道入口からここまでは約30分。

  • 向こうにコブ太郎が見える

    向こうにコブ太郎が見える

  • コブ太郎に来た

    コブ太郎に来た

  • コブ太郎を見上げる

    コブ太郎を見上げる

正直なところコブ太郎はもっと大きいと思ってた・・・

コブ太郎を過ぎると登り坂の角度がきつく変わり、5分ほど登って水源を過ぎるといよいよ茂来山らしい急登が始まる。
山影になっている登山道は、ソールほどの積雪でも滑りやすい。
茂来山の斜面は深い樹林帯で、中には折れた巨木の株から何本も木々が生えているところも見られた。

  • 急な登りが続く

    急な登りが続く

  • 木の下に石積みがあった

    木の下に石積みがあった

  • 倒木の株に木が生えてる

    倒木の株に木が生えてる

先を見上げると木の影から山の稜線が見え、近い距離にも見ながらも、なかなかに高く近づいていくようにも思えない。

  • 急登が長い

    急登が長い

折り返しを繰り返しながら登っていくと、だんだんと枝には白い物が目立ち始め、周りは凍っているように真っ白になっていた。
稜線に出る手前では、差し込み始めた陽に氷が光って綺麗だった。

  • 稜線はすぐそこ

    稜線はすぐそこ

  • 陽が射してる

    陽が射してる

  • 枝が凍ってる

    枝が凍ってる

  • 色が少なくて綺麗

    色が少なくて綺麗

  • 槙沢との合流

    槙沢との合流

  • 稜線はすぐそこ
  • 陽が射してる
  • 枝が凍ってる
  • 色が少なくて綺麗
  • 槙沢との合流

槙沢との合流

登山道入口から1時間6分ほどで、急登を終えて稜線に出た。
槙沢からの登山道と合流し、山頂はもう目と鼻の先。
尾根沿いに進み、峰をひとつ登るとその先に山頂が見える。

岩が露出した細尾根を渡り、ポコッと突き出た山頂部へと到着した。

  • 峰をひとつ登る

    峰をひとつ登る

  • 日向に出て眩しい

    日向に出て眩しい

  • 山頂は細尾根の先

    山頂は細尾根の先

茂来山山頂

  • 山頂に着いた

    山頂に着いた

登山道入口から1時間12分での山頂到着だった。
それまで厚く覆われていた木々が開け周囲の眺望が良い。
ここから見る八ヶ岳は茂来山の象徴的な眺望のひとつで、その先には南アルプスもはっきりとした形で見えた。
見渡すと、北側の眼下に佐久平、その先には浅間山。
浅間山の東側には、荒船山をはじめとして西上州の山々、榛名山や赤城山。
南側へと目を移すと、両神山の鋸状の稜線と、金峰山の五丈岩、瑞牆山の岩峰群を見ることができた。

  • 八ヶ岳方面

    八ヶ岳方面

  • 佐久平を見下ろす

    佐久平を見下ろす

  • 西上州の山々

    西上州の山々

  • 八ヶ岳方面
  • 佐久平を見下ろす
  • 西上州の山々

山頂にはその昔、雨乞いのために建てられた祠があり、その傍らには皇太子陛下の記念碑が置かれていた。

茂来山から先には四方原山があり、さらに縦走路が続く。

いづれはこの先にも興味がある

山頂からの眺め

  • 南八ヶ岳

    南八ヶ岳

  • 八ヶ岳の先に南アルプス

    八ヶ岳の先に南アルプス

  • 両神山

    両神山

  • 金峰山の五丈岩が見える

    金峰山の五丈岩が見える

  • 荒船山が間近に

    荒船山が間近に

  • 西上州の岩峰

    西上州の岩峰

  • 雪がキラキラしてる

    雪がキラキラしてる

  • 南八ヶ岳
  • 八ヶ岳の先に南アルプス
  • 両神山
  • 金峰山の五丈岩が見える
  • 荒船山が間近に
  • 西上州の岩峰
  • 雪がキラキラしてる

下山

山頂からの下山は霧久保沢へのピストン。
尾根を下って槙沢と分岐し、急斜面を下りていく。
登りで苦労をした雪の斜面は下りやすく、みるみるうちに山を下りた。

  • 尾根を下りる

    尾根を下りる

  • 槙沢との分岐

    槙沢との分岐

  • 下りも急

    下りも急

  • 帰ってきた

    帰ってきた

  • 尾根を下りる
  • 槙沢との分岐
  • 下りも急
  • 帰ってきた

早かった!

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