子檀嶺岳

1223m

田沢嶺浦コース 2018年2月10日

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登り
田沢嶺浦コース
下り
田沢嶺浦コース
最高標高
1223m
登山口標高
972m
距離
4.28km
累積標高
283m
311m
平均斜度
7.9度
時季
2018年2月
天気
晴れ
日程
日帰り
水の量
水900ml
歩いた時間
登り0:46/下り0:25/合計1:11
平均歩速
3.42km/h

この日のペース

  1. 林道ゲート
  2. 子檀嶺岳尾根(0:33)
  3. 子檀嶺岳 山頂(0:46)
  4. 林道ゲート(1:15)

このコースの消費カロリーを計算する

体重を入力すると、このページで紹介しているコースのおおよその消費カロリー(登り+下り)を計算します。

※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

最短距離ということでスタート地点の標高もそれなりに高く、高低差も少ないのが特徴です。
林道歩きが長いので退屈なコースとも言えますが、登山道に入ってから20分足らずの尾根歩きは子檀嶺岳の中でもっとも楽しいと思えるコースです。
気軽に登ることのできるコースのひとつなので、子檀嶺岳と合わせて近隣の山も楽しめると思います。
また修那羅峠にも近いので、合わせて石仏群を楽しむのもおすすめです。
青木村には田沢温泉や沓掛温泉など、日帰りで楽しめる温泉地も多いので、山だけではなく様々な場所と合わせて楽しめると思います。

最短で好展望を得る

美しい山並みが見られる青木村の景色のひとつに、子檀嶺岳の特徴的な台形がある。
村の中心地から見える山容は、なだらかな稜線の山や美しい円錐の山がある中では異様にも見え、古くから信仰の対象にもなっている。
山頂部には子檀嶺神社の奥宮が建ち、青木村や上田市以南を一望するような眺めが得られる。

冬の子檀嶺岳

積雪量の多い土地では無いものの冬季となれば日影ヶ所には雪が残る。
湿り気が少なく滑りやすい乾雪が特徴で、特に山頂付近は高さのある尾根を歩くので注意が必要。
距離が短く高低差もそう高くはなく、鎖場や岩場などが無い反面で、山頂部や稜線は数メートル幅の高い崖の上を歩くため、積雪量や凍結には十分に気をつけたい。

2月中旬に差し掛かる時季で、季節外れの温かさな陽気で、風の少ない樹林帯では歩いていれば汗ばむほど。
晴れた天候も温かさのせいか白んでいるようで、身近な山も霞んで見えた。

最短距離で子檀嶺岳へ登る田沢嶺浦コース

上田市街から青木村の中心地を抜け、筑北村との境にある修那羅峠へ。
ちょうど上信越自動車道と中央自動車道の中間地点ともいえる峠道で、「みすず精工」の看板を目印に登っていく。
看板が見えたらそれに従って工場方面へと進み、敷地の手前で林道への分岐を右へ。
積雪が無ければ林道終点のゲートまで車で向かい、ゲートの手前で3・4台程度の車が停められる。

子檀嶺岳登山

ゲートの手前まで車を入れたかったけれど・・・

足首ほどの積雪があったため、みすず精工の工場がある林道入口の空きスペースに車を停め、終点のゲートへと向かった。
本来、車を入れることのできるゲート前まで進むのを諦め、邪魔にならない程度に駐車をした。

轍の上にうっすらと雪が積もり、それを踏みしめながら2・3分ほどでゲートに着き、ここから子檀嶺岳への登山をスタートする。

田沢嶺浦コースは全行程の半分以上が林道歩きとなる。
子檀嶺岳の山頂に至る最短ルートで、高低差も300mほどしかない。
ただし冬になると人が入ることも極端に減るため、踏み跡が減り、代わりに動物の足跡が目立つようになる。
ゲートから5分ほどはクッキリとしていた轍も、最初の林道の分岐からは足首ほどまで雪に埋まるようになり、足跡を追いかけるようにして進んで行く。
大小さまざまな足跡があり、ときどき斜面へ掛け上げるように横切ったり、林道に沿うように進んでいたりと、その様子を見ながら歩くのも楽しい。
林道の分岐には、「子檀嶺岳山頂」の看板が立てられ、迷う心配も少ない。
ただ足首からスネほどまで足を雪に埋めて歩くのが体力的にも負担が大きい。

林道に沿って雪の中を歩くこと25分ほど。
看板の矢印は林道ではなく、樹林帯の中を差していた。
林道は先へと続いている様子で、矢印の先を見ると登山道のように木々が開けている。
足元にはうっすらと踏まれた後が雪に埋まっているのが見え、それに沿って樹林帯の中へと入っていく。
そこからはまるで林道をショートカットするような直登のルートで、急な雪の斜面をまっすぐに登っていく。
目の前には稜線らしい膨らみが見え、それを越えるのか辿るのか考えながら、そこを目指して直登する。

ゲートからは30分余り。
林道から斜面の直登を経て尾根に出た。
スネ近くまであった雪は、尾根の右側では溶けて無くなり、ところどころで落ち葉も見える。
山が板状になっているため、2〜3mほどある尾根からは崖のように急な斜面が下へと続いている。
林道では乾いていた雪も、尾根上では溶け始めた湿雪で、ズボズボと音を立てて足が埋まる。
吹きだまりのようなところでは膝下ほどまで埋まり、細かなアップダウンを繰り返しながら、山頂へと近づいていく。

子檀嶺岳登山

この山は東西に板状になっている気がする

子檀嶺岳 山頂

ゲートから46分ほどで尾根上から山頂に到着した。
高い崖の上のような山頂部は南側の景色が良く、遠くに浅間山や蓼科山、近いところでは塩田平の独鈷山などが見えた。
気温のせいか霞のように白んで遠くまでは見渡せず、東側の四阿山、烏帽子岳は美しく見えたが、西側の北アルプスは雲の中に隠れてしまっているようだった。

子檀嶺岳登山

この手軽さでこの眺めはオススメできる

下山

山頂に建つ二つの社殿と、山頂からの眺めを堪能し、下山は登りと同じルートをピストンで下る。
尾根を過ぎてからの乾いた雪は滑りやすく、直登をした急斜面では登山靴を滑らせながら下った。
登りでは足が埋まって苦労した林道も、下りでは体重が軽減されるようで歩きやすく、快適な下り坂だった。

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