美ヶ原

2034m

山本小屋 2020年2月2日

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登り
山本小屋
下り
山本小屋
最高標高
2034m
登山口標高
1951m
距離
6.27km
累積標高
94m
94m
平均斜度
1.72度
時季
2020年2月
天気
晴れ
日程
日帰り
水の量
水900ml
歩いた時間
登り0:47/下り0:50/合計1:37
平均歩速
3.88km/h

この日のペース

  1. 山本小屋
  2. 王ヶ頭(0:48)
  3. 王ヶ頭ホテル(0:51)
  4. 山本小屋

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※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

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山と高原地図 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰
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美ヶ原というと、平坦で特に登山道を楽しむこともなく、敬遠しがちなイメージがありました。
眺めが良いことは分かっていても、あえて美ヶ原でなくても良いだろうと。
ただ平坦で手軽だからこそ、余裕を持って楽しめるところもあると思います。

歩き始めた山本小屋から最高地点の王ヶ頭までは高低差も少なく、距離もほどほどで初心者向けの遊歩道のような道が続きます。
雪が少なめな冬ですが、王ヶ頭から見える北アルプスは白く、とても綺麗な景色が堪能できました。

雪少ないけれど景色は良い

標高2000mという高地でありながら、広大な台地が広がる美ヶ原。
西側にある松本市街から見上げても、東側の上田市からでも、その最高地点に建つアンテナ群が特徴的で目につく。
ほぼ山頂と同程度の標高まで車で上ることができ、宿泊施設が整っているばかりか、そこまでの送迎までもあるためか、登山を楽しもうというときには敬遠しがちな場所でもある。

もっとも標高の高い王ヶ頭から見える景色は、広く連なる北アルプスや、南側に険しく聳える八ヶ岳、遠くに霞んで見える富士山など、どこも目を惹くにも関わらず、美ヶ原へ向かう気持ちが高まらないのは、やはり歩いたときの手軽さが気に掛かるのだろう。

2月の美ヶ原

冬季の美ヶ原は、松本側からなら王ヶ頭直下にあたる三城から登山道を登る。
東側にある長和町からは山本小屋まで車で向かうことができ、夏と変わらない高さから歩き始めることができる。
その高低差は100mもないほど。
3キロほどの距離と、わずかな高低差で広い美ヶ原を歩く。

冬の美ヶ原を歩く

美ヶ原はアクセスの良さと知名度の高さ、歩きやすさからか、寒い季節でもたくさんの人が訪れている。

長和町から旧和田村、和田小学校付近から県道178号線を美ヶ原へ向かう。
雪が少ないばかりか、暖かさから凍結もない道路状況で、特に難しさを感じるところもないまま、林道の急斜面へと向かっていく。
美ヶ原が近づくと、道路脇にも雪が多くなり、日影は凍結している場所もあった。
陽当たりの良い県道460号線と合流するまでが要注意な道路状況だった。

標高1900mを超える山本小屋まででも道路の凍結があり、それなりにアクセスの難しさを感じた。

陽が高く昇った午前中10時過ぎ。
山本小屋に車を停めた。

広く50台あまりが停められそうな山本小屋の駐車場は、すでにたくさんの車でいっぱいだった。
さすがに高地だけあって、停めた端から眺めが良く、駐車した窓から八ヶ岳が一望できる。

冬季は有料トイレだけの営業になっていた山本小屋で、100円を支払ってトイレを借り、準備を整えて王ヶ頭へ。

山本小屋から歩き始めがすでに美ヶ原で、視線と同じ高さの青空と、真っ白な地面が続く。
もともと見えていた八ヶ岳加えて、遠くに見える王ヶ頭ホテルとアンテナ群。
その向こうには北アルプスが並ぶ。
高い太陽光が雪に反射して眩しく、風の冷たさよりも眺めの気持ち良さだけが際立つ。

美ヶ原登山

まぶしい

歩き始めて10分ほどで美しの塔まできた。
美しの塔の前に立つと、後ろに王ヶ頭や北アルプスを写して写真に収めることができる。
ここで立ち止まって写真を撮ったり、景色を楽しんだりしている人も多い。
それを横目に王ヶ頭へ向かって広くて平坦な道を歩いて行く。

美ヶ原登山

あの黒い点があの人か?

美しの塔からは、真っ白で広い景色が広がる。
高低差もほとんど感じないような平坦で歩きやすい道。
左側には八ヶ岳が見え続ける。

松本方面へと下りる登山道との分岐点にあたる塩くれ場から、右へ向かって道が折れ、王ヶ頭に向かって歩くように方向が変わる。
台地の向こうには北アルプスが見え、その方向に向かって歩いていくと、徐々に松本市街や周辺の山々が見えてきた。
美ヶ原から谷を挟んで間近に見える鉢伏山は、頂上部だけが木が無く開けて見える。

美ヶ原登山

この冬は鉢伏山へ行ったこともあって記憶が新しい

美ヶ原登山

ここにきて坂が急だ

王ヶ頭へ近づき、ホテルが大きく見えてくると、このルートで一番の急坂に変わる。
ここまでの平坦さを思うと、ここの登りがいきなりで斜面がキツいように感じる。
王ヶ頭ホテルとアンテナ群を正面に見ながら近づいていくと、たくさんのひとが建物の前でそれぞれの時間を過ごしていた。
ひとまずここを過ぎ、王ヶ頭ホテルの裏側にある石碑へ向かった。

美ヶ原登山

観光地的

王ヶ頭

北アルプスが左右に広がって白く見える。
振り返ると八ヶ岳の横にうっすらと富士山が見え、その右側には南アルプスが見える。
王ヶ頭の少し先へ進むと、間近のアンテナがなくなって、さらに北アルプスへの眺めが良くなる。
松本側のアンテナ群が少し間近に見え、その先には槍ヶ岳の穂先をくっきりと見ることができた。

美ヶ原登山

順番待ちみたいな感じで景色と写真を楽しんだ

山本小屋からここまでは47分。
ちょうど昼を回った時間帯ということもあり、王ヶ頭ホテルへ戻った。

美ヶ原登山

お昼の時間になったので。。。

美ヶ原登山

王ヶ頭ホテルは泊まってみたい

山本小屋へ戻る

ちょうど昼くらいの時間帯は、王ヶ頭ホテルも混み合う。
宿泊の営業のほか、昼食のレストランや土産物の営業があり、山本小屋に停まっていた車の分だけ、人で賑わっている印象だった。
昼の時間を王ヶ頭ホテルで過ごし、山本小屋で同じ道を戻っていく。
真っ白で丘のような小さな高低差だけが見える景色と、陽射しの温かさもあって気持ち良く歩くことができた。

美ヶ原登山

帰りの景色も青と白で楽しかった。

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お世話になった山小屋

王ヶ頭ホテル

美ヶ原の最高地点に建っているホテル。客室やプランが豊富で、無料イベントとして星空を見たり、自然を楽しむことができる。冬は雪上車に乗ることも。
標高2000mを越える高地ということもあり、空気がとてもキレイで、北アルプスなどの山々が美しく見られることや、雁蟹広がる松本平を楽しむことができる。

一度は泊まってみたいという気持ちになるホテルです。とにかく景色が良く、アルプスの稜線はもちろんのこと、松本の夜景は美しいと思います。山本小屋から歩いて行けますが、バスも定期的に運行しているようなので、歩くのに自信が無い方でも大丈夫です。
ハイキングの休憩もできます。

同じ時季に登った山