長者の森からシャクナゲの咲く御座山へ
上信越道佐久北ICから中部縦貫道を佐久南へ。
国道141号線を南下しながら小海町から北相木村のぶどう峠方面へと入っていく。
北相木村からぶどう峠への手前で長者の森キャンプ場の入口がある。
朝が早いせいかトイレにカギが掛かってた
キャンプ場にある駐車場には30台ほどの車が停められる。
駐車場で準備を整え、すぐ近くのコテージへの入口から御座山を目指して行く。
入口からマレットゴルフ場を横目に舗装の道路を歩いていく。
コテージを過ぎると舗装の道路は砂利になり緑に溢れた林道へと変わる。
登山靴でアスファルトの上を歩くというのがいつまで経っても慣れないのだけど。
15分ほど登ったところで道は細く登山道らしい登り坂へと変わった。
周囲にはたくさんの草が茂り、視界には緑がいっぱいに広がる。
ところどころで整備された木段を登りながら、右へ左へと急坂を折り返し、登山口から30分ほど登ったところで木々の間から大きな鉄塔が見えてきた。
鉄塔から左側にはこれから登っていく峰々が並ぶ。
さっそく花があった!
急だった登りの勾配が緩やかに変わり、頭上の木々が開けてくると右側には浅間山が見え、僅かながらシャクナゲが咲いていた。
坂を登り切り、下り坂に沿って進んで行くと最初の目印になる鉄塔に到着した。
高い鉄塔を見上げながら、歩みを先へと向ける。
鉄塔を過ぎて坂を下りたところから木段を登り返していく。
この鉄塔に登る仕事もあると思うけれど大変そうだ
白岩の登山口もちょっと気になるのだよね
10分ほど登ったところで白岩からの合流地点に到着した。
白岩との合流地点からは尾根を辿っていく登山道に変わり、しばらくは緩やかな登りと下りを繰り返す。
緑は鮮やかで緩やかな登山道は気持ちが良い。
しばらく進むと急な斜面を横切るように狭い登山道に変わっていく。
両足が置ける程度の幅の登山道を進み、折り返しながら急な斜面を登っていく。
大きな岩のある尾根に出ると、尾根の東側から西側へと回るように登山道が続く。
振り返ると潜った鉄塔と同じくらいの高さにまで登ってきている。
ちょっと登りがキツくなってきた感じがする
周りにはこの辺りからシャクナゲが見え始め、これから先の登山道で、どれだけのシャクナゲを見てその下を歩くのか心が躍る。
尾根を右へ左へと乗り越えるように折り返していくと、標高を上げていくほどにシャクナゲも多くなっていく。
急登から緩やかな尾根にから出て、ふたたび急な登り坂へと変わりその先には白く咲くシャクナゲが見える。
シャクナゲ!!!
シャクナゲいっぱい!
高い段差と足を掛けるところの狭い急勾配を登り、再び尾根に出ていっぱいのシャクナゲの前に立った。
まるで登山道を覆うように繁るシャクナゲの葉と、その中で咲くシャクナゲの花。
いっぱいの花に目を奪われながら尾根を進むと、木々の間から尖った峰が見えた。
見晴台から見える尖った山は山頂の手前のやつ
標高1750mの見晴台。
これから登っていく前衛峰を見上げる稜線上の岩場。
狭い尾根のルートで見下ろせば真下は高度感のある崖。
たくさんの木々に覆われている中にシャクナゲが咲き、緩やかに登っていくと一度は広くなった登山道が尾根上のルートに変わっていく。
前衛峰へと続く急な登り坂はシャクナゲも少なめで、ただひたすらに上へ上へと登っていく。
急勾配を登り、登り坂が緩まると広い尾根道になりゆっくりと標高を上げながら前衛峰のピークを通り過ぎた。
花を数えながら登りたい
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シャクナゲが両側に -
違う花も咲いてる -
シャクナゲを見ながら登る -
シャクナゲだらけ -
広くなった -
狭いところもある -
シャクナゲは咲いてる -
尾根を伝っていく -
たくさん咲いている -
シャクナゲだらけ -
狭い尾根を歩く -
シャクナゲを潜って歩く -
前衛峰の最高点 -
前衛峰から山頂が見える
シャクナゲを見るのが楽しくて、けっこうあっという間に登ってきた感じがする
登山口から前衛峰までは1時間30分ほど。
前衛峰のピークを過ぎてすぐに木々が開け、目の前には御座山の山頂部が見えた。
前衛峰から山頂へはちょっと下りる
山頂へと登るにはいったん前衛峰を下り、鞍部から急登を登り返していく。
前衛峰から鞍部へは段差の大きな岩場もあり、それまでの下りとは違った雰囲気もある。
前衛峰と山頂の鞍部は下新井からの登山道との合流地点で、ここから急勾配を登り返していく。
これまでの登り返しのどこよりも急勾配が長く続く登り坂で、足元には木の根も多く張りだしている。
この登りがけっこう大変。
花も減るし。
屋根見えた!
シャクナゲを見つつ息を整えながらの急勾配を15分ほど。
ようやく山頂部にある避難小屋が見えた。
御座山山頂
栗生からの合流地点になっている避難小屋の前を通ると木々の間を抜けて岩の山頂部分に出る。
狭い岩の上を渡り御座山の山頂に到着した。
ここの岩場って高いし、いつも緊張する
登山口からは2時間2分。
御座山の山頂には小さな祠と山頂の標が建てられている。
西側は高い崖になっており、その先には八ヶ岳と南アルプスが見渡せた。
東側には浅間山や群馬県の街並みと妙義山、両神山などが見える。
周囲の山々を見渡せる絶好の眺望で、高度感のある岩壁も眺望の良さに一役買っているようだった。
とってもとっても眺めが良い。
長者の森は遠く見える。
御座山からの下山
御座山山頂からは長者の森へピストンで下山をする。
見上げてきたシャクナゲは下山時の方が視界に入るようで、登ってきたとき以上に花が楽しめるようだった。
斜面いっぱいに生えるシャクナゲと、登山道を囲むように咲く花はまるでトンネルのようで、鮮やかな緑と合わせて6月の御座山を楽しめた。
下りの方がシャクナゲがトンネルのように見えた印象