谷川岳

1977m

天神尾根 2017年6月5日

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登り
天神平
下り
天神平
最高標高
1977m
登山口標高
1319m
距離
7.01km
累積標高
691m
705m
平均斜度
11.3度
時季
2017年6月
天気
曇り
日程
日帰り
水の量
水2l 水900ml
歩いた時間
登り1:34/下り1:17/合計2:51
平均歩速
2.6km/h

この日のペース

  1. 天神平
  2. 熊穴沢避難小屋(0:33)
  3. 肩ノ小屋(1:20)
  4. トマの耳(1:26)
  5. オキの耳(1:34)
  6. 肩ノ小屋
  7. 天神平(2:51)

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※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

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山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山
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谷川岳は岩の多い山ですが、ほかの山の岩場と比べて滑りやすく感じます。
たくさんの人が登るから滑りやすくなったのか、もともと岩の質が滑りやすいのかは分かりませんが、特に下山時は滑り落ちないように注意をしています。
天神尾根のルートは距離も高低差も少なくとても登りやすいですし、西黒尾根などと合わせればしっかり歩くこともできて楽しめると思います。
残雪と緑を見たいと思って登った谷川岳ですが、思っていた以上に花が咲いていました。

ロープウェイから谷川岳へ

群馬県と新潟県の境に聳える百名山で、山頂部はトマの耳・オキの耳というふたつの峰が並ぶ双耳峰。
いくつもの登山道の中でも一ノ倉沢という難コースがあることから非常に知名度が高く危険な山として知られている。
標高は2000mにも満たないほどで、一般ルートは大きな危険箇所も少なく登山を楽しむことができる。
バリエーションルートの一ノ倉沢のほかに、周囲の山々を縦走する馬蹄縦走や、急登の西黒尾根など名の知られるルートがあるが、ロープウェイを使い気軽に登ることのできるルートもある。

新緑が芽吹き始め、残雪とのコンビが美しい季節。
足元にはイワカガミをはじめとして様々な花が咲き、山頂付近ではシャクナゲも見られる。
谷川岳といえば万太郎山へと通じる稜線や、東側に聳える朝日岳などの眺望が素晴らしい。
6月は季節の花と合わせて遠景を楽しめる季節。

群馬県から新潟にかけて朝から晴れ渡った中、谷川岳の山頂だけに厚い雲がかかる天候となった。
時間が経つごとに徐々に雲が増え、谷川岳を取り囲む山々の頂きにも雲がかかっていた。
陽射しは温かい反面で、気温が上がりきらず風が冷たく吹き付けていた。

天神平から谷川岳へ

関越道水上ICから水上温泉方面へ。
標識に従って谷川岳へと北上していく。
土合駅を過ぎると、じきに谷川岳ロープウェイの駐車場が見える。
駐車料金は一日500円。
往復2000円のロープウェイに乗って天神平へと登る。

6月の谷川岳ロープウェイは8時から運行開始。
746mあまりの駐車場から1312mの天神平駅へと一気に標高を上げる。
ロープウェイの中からはこれから登る谷川岳を見上げ、駅の方向を見下ろせば上州武尊山や燧ヶ岳などの山々が見える。

天神平でロープウェイを下り、見晴らしの良い駅の横から朝日岳や白毛門などの見ながら、谷川岳の方向へと歩いて行く。
さっそく残雪があり、雪解け水が登山道を流れドロドロな状態。

少し登ると木道が整備され歩きやすく変わる。
木々の間からは谷川岳が見える。

足元にはオオイワウチワが多く咲き、ところどころにイワカガミなどの花も咲く。
ところどころの斜面には雪が多く残り、トラバースするような状態になった雪の斜面は踏み跡がしっかり付いていた。
足元の花と右手側の谷川岳を見ながら、細かにアップダウンを繰り返して歩いて行く。

天神平から30分ほどで熊穴沢避難小屋に着いた。

熊穴沢避難小屋からは尾根道に変わり、徐々に岩場の道も増えていく。
避難小屋にある標識を見ると、すでに山頂までの距離の半分以上を歩いていた。
避難小屋を過ぎてからも登り坂は緩やかに続く。

5分ほどのところで登山道上に残雪があり、さらに進んだところから急な岩場が始まった。
岩場にはロープが取り付けられているが、使わなくても登れる程度の登り坂。
ロープの岩場を過ぎると、長い鎖が取り付けられた岩場に差し掛かった。
足を掛けるところが多くあるので、苦労することなく登ることができる。
振り返れば登り始めた天神尾根と避難小屋の屋根が見える。

長い岩場を登り切ると、山頂はすぐそこに見える。
手前には大きな岩の天狗の溜まり場。
いったん緩やかになった登山道は、天狗の溜まり場に向かって急な斜面を登っていく。
天神平から1時間と掛からないうちに天狗の溜まり場に到着した。

天狗の溜まり場は大きな岩のある場所で、岩の上からは周囲の山を見渡せ、すぐ近くの万太郎山への稜線や、上毛の山々が見渡せた。
登山道の先は雪渓が大きく残っており、見るからに登山道は雪の上へと続いている。

天狗の溜まり場から続く木段を登り、岩の多い登り坂を上へ。
20分ほどで天狗の溜まり場から見上げていた雪渓の真下に到着した。
ここからは雪の急な登り坂。
準備を整えて雪の上へ。

柔らかく緩んだ雪渓は、足を乗せたところから崩れやすく出来上がっているステップに合わせて登る。
左右を見渡すと雪の斜面の急な勾配が見え、景色を楽しみながらも足元に注意をしながら登っていく。
10分ほどの雪の登りを終えると目の前には肩ノ小屋が建っていた。

肩ノ小屋の横からトマの耳へは5分ほど。
トマの耳に立つと、東側の岩壁が真下に見える。
右手側に西黒尾根や天神尾根を見下ろし、左側には山頂のオキの耳。
いったんトマの耳を下りて、オキの耳へと登り返す。

トマの耳とオキの耳の鞍部にはシャクナゲが咲き、岩壁には雪が高く残っていた。
岩のルートを登り返し、オキの耳に到着。
天神平からは1時間34分ほどでの到着だった。

谷川岳の山頂

下からは晴れて見えた山頂も、到着したころには雲が増えて景色も見えづらくなっていた。
谷川岳の特長的な眺めの万太郎山への稜線は見えていたが、東側の朝日岳や西側の苗場山も雲に隠れてしまっていた。
山頂の周りに咲くシャクナゲや、さきほど越えてきたトマの耳への眺めを楽しんだ。

天神平へ下山

下山は登りと同じルートをピストンで。
登りで苦労した雪渓は、下りではさらに難易度が高く、深くカカトを差し込むようにして下りていく。
雲が多く、白く見えていた景色も高度を下げていくほどに青空が目立つようになり、振り返ると谷川岳の山頂部だけに雲が溜まっているようだった。

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下山後に立ち寄った温泉

湯テルメ・谷川

水上温泉にある休憩室付きの浴場。露天風呂は、覆い被さるように木の枝が伸びているので、頭上に緑を眺めながら、横を流れる川の音を楽しんで入れる。露天風呂へ向かう石段が若干長くひんやりしている。室内には三つのお湯が用意されている。露天風呂の方が気持ちが良かったので、こちらの印象が薄く記憶が無い。
2階にある休憩室は19時まで使用可能。1階の売店でお菓子や飲み物を買い、持ち込んで休むことができる。

ご飯は食べれられないけれど、休憩もできるし、木の緑を眺めながら入る温泉は気持ちが良いです。
夏休みシーズンには、川遊びなどの観光客も訪れるため、洗い場が順番待ちになるほど混み合うこともあるので、注意が必要です。

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