両神山

1723m

新緑に囲まれる春の登山道

表登山道 2013年5月7日

【両神山】日向大谷からの日帰り登山 (5月)|新緑の綺麗な表登山道コース
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両神山は、秩父山塊の北にある1700mあまりの山。
日本百名山にも数えられる信仰の山で、山頂部のゴツゴツとした山容は迫力があり、とくに八丁峠からのルートは鎖場が多いことで知られている。

登山口から続く鮮やかな緑はこの季節ならではの景色。
沢の音を聞きながら緑を見上げて登るのは爽快。
山頂から見える周囲の山々はまだ葉を付けていない状態で、稜線がクッキリと見えた。

暖かな5月の陽気で、登山開始の朝早くから夕方まで天候に恵まれ、青空が広がった。
山頂部からは周囲の山々が見渡せるため、晴れた天候は嬉しい。
乾燥した砂地の登山道は砂埃が立ちやすく、景色を楽しんだ反面でホコリに気を配りながらの登山になった。

最高標高
1723m
登山口標高
680m
登り
表登山道
下り
表登山道
歩行ペース
登り3:00・下り2:43・合計5:43
平均の歩行速度
1.87km/h
距離
9.97km
累積標高
1131m
1171m
平均斜度
13.0度
時季
2013年5月
天気
晴れ
日程
日帰り

歩いたコース

この日のコースタイム

  1. 両神山荘(0:00)
  2. 清滝山荘
  3. 両神神社
  4. 両神山 山頂(3:00)
  5. 両神神社
  6. 清滝山荘
  7. 両神山荘(5:43)

両神山に登る登山口は何カ所かあるのですが、その中でも表登山道は人気のコースのひとつだそうです。
ルートのあちこちに置いてある石仏を見ながら歩くのも楽しめました。
とても緑が鮮やかで、序盤は沢沿いに登っていく登山道だったので、きっと紅葉の季節は彩りも楽しめるのだろうと想像しながらの登りでした。
尾根に近づくと細かな砂地のルートに変わるので、乾燥しているときは埃っぽいです。

使った登山道具

持って行った水の量

日向大谷から両神山へ表登山道を登る

今回のルートは両神村の日向大谷からスタートする表登山道。
500円で両神山荘の駐車場に車を停めて登山を開始。
登山道に入ってすぐ鳥居を潜り、右側に石像や石碑が立ち並んでいた。
信仰の山だった歴史があり、昔は女人禁制だったとか。
登山道のところどころに石碑や石仏が並ぶ。

両神山登山

信仰の山だからいろいろある

しばらくなだらかな登り坂が続きアップダウンを繰り返す。
その間、ルート左側の直下には沢が流れていて、だいたい90センチほどの幅。
踏み外せば沢まで滑り落ちていくような感じがする。
滑落するような心配も無いが高度感はある。

両神山登山

よほどヨタつかなければ落ちないと思う

登山道は急な勾配に変わる

スタートから1時間ほどで、沢伝いに繰り返していた登り下りのルートが急な勾配の坂道に変わる。
つづら折りの坂道は、乾燥した細かな土で下り坂は滑るのだろうという予感がたっぷりとする。
実際、下りのときには土埃を上げながら滑るように下りてきた。

この長い長いつづら折りを繰り返している途中、弘法大師ゆかりの湧き水があった。
もともとは今とは3mほど離れたところから湧き出ている模様。
急なつづら折りのルートも、30分ほどで八海山と書かれた看板の地点に到着した。
この時点で登山口からは3キロを越え、半分を通り過ぎたことになる。

両神山登山

良いペース。
もしかして早く着くかも・・・?

2時間ほどで清滝山荘に到着。
キレイで大きな施設なのだけれど、しばらく休業をしているらしく避難小屋として利用されている。
トイレは水洗でとてもキレイ。
案内板もあるので、ここでルートを確認しながら休憩が取れる。

つづら折りの斜面と鎖場

清滝小屋からも延々と続くつづら折りの斜面。
「鈴が坂」と名付けられている坂は意外と急登で大変なうえ、滑りやすい足元に何度もやってくる折り返しが疲労感を蓄積させる。

両神山登山

キツい。

20分ほどで尾根に出る。
この産体尾根からの鎖場が、このルートの中で最大の難所。
木の根がビッシリと張った急登と、大きな岩をよじ登る鎖場。
三点支持で鎖と地面を掴み登る。
どんどんと高度が稼げるので、周りの山々がみるみると低くなっていく。
関東平野のどこかの街が見えるよう。

両神山登山

街が見えたところで、どこの街なのか全く分からないけど。。。

鎖場を登り切ると、背の高い木と木の根がうねったルートに変わった。
両神神社の奥宮はこの先に。
大きな木に囲まれたルートが参道のようにも見える。

ルートにビッシリと生えた木の根を踏み分けて神社へ向かって登る。

両神山登山

木の根がうねっているのを見ると、、、、いや。そうでもないかも。

斜面に向かって傾いた鳥居を潜り両神神社に到着。
ツルツルな感じのする猫背の狛犬が両脇に、大きな社殿がひとつ、ベンチと灯籠が2つ。
裏には小さな社殿がひとつ置かれていて、少し先に進んだところにはもう一つ大きな社殿がある。

両神山登山

鳥居が斜面に向かって傾いていた。
狛犬はなんだかツルツルな感じのする猫背のもの。

両神山登山

両神山というくらいだから、2つの神社があっても良いのか

ルートのそこかしこに石碑や石仏がたくさん置かれ、信仰の山という雰囲気も漂う登山道。
やはり山頂近くに置かれているとその印象も増す。

両神神社から眺望の良い山頂へ

両神神社から山頂までは約800m。
ここからは長い登り坂は無いものの、さらにアップダウンが続く。
山頂近くに来ての上り下りは太ももに疲労が溜まる。

ようやく尾根に出て展望が開けると、富士山の山頂だけが小さく見えた。
八ヶ岳も、金峰山などの付近の山々も見える。

両神山登山

富士山見えた!というか頭だけ。

山頂を前に鎖場を登るとベンチが置かれて休めるスペースがある。
さらに八丁尾根方面へ進むと山頂に到着した。
岩でできた山頂は木の高さも無くとても眺めが良い。
あまり広い山頂では無いので、そのために山頂下にベンチがあるようだ。
眺めが良いところだけに遮るものが無いので風が強く、持ち物を飛ばしたりしないように注意。

富士山をはじめ山梨との県境にある山や、八ヶ岳や浅間山、遠くに北アルプスが見え、眺めを十分に堪能できる。

山頂の標には花が咲いていた。
登り切るまで約3時間ほど。
余裕をもって日帰りのできるルートだった。

しばらく山頂で景色を楽しみ、食事をして下山することに。
よじ登ってきた鎖場は、下るとなると雰囲気もだいぶ変わる。
登りなら難なく行けたところも、下りでは別の気構えが必要で、この山ならではの滑りやすい土質が難しかった。
土埃を上げながら、つづら折りの坂道を下り、見覚えのある沢を越えて無事に日向大谷に下りた。

下山後に立ち寄った温泉

両神温泉国民宿舎 両神荘

宿泊のできる国民宿舎で、両神山表登山道から埼玉方面へと下り、県道37号線沿いにある。日帰り入浴も可能で、室内の浴場と露天の岩風呂とが楽しめる。
館内のレストランで1,000円以上食べると、入浴料が半額になる。

両神山から近いので、下山後の温泉にピッタリです。
レストランは夕方からなので、ロビーの奥にあるソファで休むことはできます。
近くには薬師の湯という別の施設もあります。

お世話になった山小屋

両神山荘

両神山、日向大谷からの登山口にある宿泊施設。山菜料理や手打ちソバ、うどんなどを食べることができる。50名ほどが泊まることのできる施設で、両神山のバッジもココで売っている。
日向大谷で最も登山口に近い駐車場は500円で借りられる。

玄関にカワイイ飼い犬がいました。両神山は十分に日帰りができる山ですが、日向大谷の登山ルートは距離もあるので、ここに泊まるのも良いと思います。

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