【日帰り】白馬岳登山 残雪期の白馬岳へ強風の大雪渓を登る(5月)

  1. 白馬岳

白馬岳

大雪渓 2015年5月10日

雪の白馬岳

残雪期の白馬岳へ強風の大雪渓を登る

白馬岳へ登る猿倉からのルートは、とても高低差がある登山ルートなのですが、まっすぐに登っていくせいかあまり感じられません。
大雪渓は広さのせいか、すぐ近くに稜線があるように見えるのですが、なかなかに到着しなくて先を行く登山者が小さな点のように見えました。
雪の急登は、登っている最中は精一杯でしたが、登ってみればなかなか登り甲斐がありました。

この日のコースタイム

  1. 猿倉登山口
  2. 大雪渓(0:45)
  3. 白馬山荘(4:00)
  4. 白馬岳山頂(4:15)
  5. 白馬山荘
  6. 猿倉(5:43)
最高標高
2932m
登山口標高
1250m
距離
12.43km
登り
猿倉
下り
猿倉
行動時間
登り4:15・下り1:28・合計5:43
累積標高
1793m
1746m
平均斜度
15.9度
歩行速度
2.31km/h
時季
2015年5月
天気
晴れ

歩いたルート

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ゴールデンウィークの白馬岳登山

白馬岳は後立山連峰の最高峰で、北方に位置している。
長野県と富山県に跨がり、白馬村からは眺めることのできる白馬岳・杓子岳・白馬鑓ヶ岳と合わせて白馬三山と呼ばれている。

主な登山道は長野県側の栂池高原から白馬大池を経由するルートと、猿倉から大雪渓を登っていくルートとがあり、豊富な花々と美しい眺望でとても人気のある山のひとつになっている。

豊富に残る雪の大雪渓と杓子岳の眺望は格別。
大雪渓からの眺めは登っても下りても素晴らしく、積雪期の白と青が広がる景色を十分に堪能しながら歩くことができる。

晴れの予報の中、登山口から強い風が吹き付ける。
雲は多い中でも天候が荒れる様子もなく、大雪渓を登り稜線に出ると日本海側から強い風が吹き付ける。
ときどきしゃがみ込んで耐風姿勢を取りながら山頂を目指した。

白馬岳の行程

白馬村を八方から国道322号線を猿倉へと向かう。
4月下旬まで積雪のため通行止めになっている区間で、事前に通行状況を確認しておく必要がある。
猿倉荘までバスの乗り入れはゴールデンウィーク期間と7月から。
広い駐車場があり、この季節ではまだ空きも多い。

  • 【白馬岳】登山百景-駐車場にはスキーヤーが大勢

    駐車場にはスキーヤーが大勢

  • 【白馬岳】登山百景-猿倉荘の横から登山開始

    猿倉荘の横から登山開始

  • 【白馬岳】登山百景-最初から雪の登山道

    最初から雪の登山道

残雪の白馬岳へ大雪渓を登る

白馬岳への登山ルートとしてよく知られているのが、猿倉から白馬尻を通って白馬岳へと登る大雪渓ルート。
標高1,250mに位置する猿倉荘から登山を開始。
上空には雲が流れており、時折強い風が吹き付ける天候。
登山口から雪が残り、残雪のザクザクとした感触を踏みしめながら登っていく。
登山道には雪が残っているものの左右の樹木には緑が茂り春らしい雰囲気。
雪の積もった登山道は沢側への傾斜になっているので歩きづらい。
トラバースをするようにして登山道を進んでいく。

  • 【白馬岳】登山百景-向こうは鑓温泉

    向こうは鑓温泉

  • 【白馬岳】登山百景-雪が解けてスジがついている

    雪が解けてスジがついている

  • 【白馬岳】登山百景-トラバース気味に登る

    トラバース気味に登る

  • 【白馬岳】登山百景-白馬尻付近

    白馬尻付近

  • 【白馬岳】登山百景-大雪渓開始

    大雪渓開始

  • 【白馬岳】登山百景-風の吹く雪渓を登っていく

    風の吹く雪渓を登っていく

白馬大雪渓を登る

登山口から45分ほど。大雪渓に出た。
ここから雪渓の上を真っ直ぐに登っていく。
同じように上を目指す登山者のほとんどがスキーを履いていたのが印象的だった。
猿倉から吹き付けていた強い風は、遮るものが無い雪渓部分でさらに強く吹き付けるようになった。
白馬尻小屋のあたりまで登ってくると、右側に主稜線への急斜面が見える。
白馬岳の直下に到達するクラシックルートで冬季だけ登山可能だという。

  • 【白馬岳】登山百景-雪崩れた後と思われる

    雪崩れた後と思われる

  • 【白馬岳】登山百景-落石もいくつか

    落石もいくつか

  • 【白馬岳】登山百景-大雪渓はどんどん急になっていく

    大雪渓はどんどん急になっていく

大雪渓の上はザクザクとした水分を含んだ雪で、登山靴のグリップも効きづらい。
爪先を差し込むようにして上へと登っていく。
遠くからは平らな斜面に見える大雪渓も、実際に登ると波のように急斜面と緩斜面を繰り返す。
徐々に斜面がきつくなり、左側には杓子岳の険しい山肌が迫ってきた。
杓子岳の直下あたりまで登ってくると、右側の斜面からは雪崩が起こった後が見える。
ゴツゴツと足元の雪が岩場のように塊になって固く締まっている。
雪の急斜面にステップを切って登っていくのも、このゴツゴツとした足元の雪を登っていくのもさほど大変さに変わりもなく、ひたすらに真っ直ぐと上を目指して登っていく。

  • 【白馬岳】登山百景-杓子岳直下

    杓子岳直下

  • 【白馬岳】登山百景-難所の大雪渓トラバース

    難所の大雪渓トラバース

  • 【白馬岳】登山百景-振り返ると高度感と斜面の勾配が感じられる

    振り返ると高度感と斜面の勾配が感じられる

岩室からの急斜面

白馬尻から見える大雪渓の上部、岩室付近まで来ると斜面は一層の急勾配になった。
ここが大雪渓ルートの最難関箇所で垂直に近く感じる雪の斜面を登っていく。
振り返るとこれまで上ってきた大雪渓がまるで平地だったかのように緩やかに見え、いかにも岩室から高度を上げていると感じられる。

岩室から稜線が間近に見えてくると、いよいよこの急斜面をトラバースする。
夏道でもトラバースを行う登山ルートになっているが、さすがに残雪期の急斜面はさらに角度がきつい。
加えて稜線が近くなってさらに風が強く吹き付ける。
風の様子を伺いながら体勢を崩さないようにトラバースして行く。

急斜面を斜めに渡りきったところでいったん角度が緩まるように見えるものの、実際にそこに立つと疲労の溜まった足では多少の緩やかさでは辛さに変わりは無く、なかなかに重い足で白馬岳へ登っていく。

  • 【白馬岳】登山百景-まだまだ急斜面は続く

    まだまだ急斜面は続く

  • 【白馬岳】登山百景-杓子岳もこの高さに見える

    杓子岳もこの高さに見える

  • 【白馬岳】登山百景-白馬岳山頂へ右側のルートを通る

    白馬岳山頂へ右側のルートを通る

  • 【白馬岳】登山百景-白馬鑓ヶ岳も見えてきた

    白馬鑓ヶ岳も見えてきた

  • 【白馬岳】登山百景-村営頂上宿舎を左に見ながら右へ直登

    村営頂上宿舎を左に見ながら右へ直登

  • 【白馬岳】登山百景-白馬山荘が見えた

    白馬山荘が見えた

  • 【白馬岳】登山百景-稜線はそこというところで強風

    稜線はそこというところで強風

  • 【白馬岳】登山百景-風の強い稜線に出た

    風の強い稜線に出た

  • 【白馬岳】登山百景-白馬山荘に到着

    白馬山荘に到着

夏であればこのあたりから花畑が広がる場所も、ただただ雪が舞う急斜面。
ときどき上からは細かな雪がパラパラと落ちてきて顔に当たると痛い。
夏であれば登山ルート上にある村営頂上宿舎を左手に見ながら、雪渓の斜面を真っ直ぐに白馬岳を目指して登っていく。

白馬山荘への登山ルート

白馬岳の稜線と同じ高さまで登った頃、目の前に白馬山荘が見えた。
1,000人以上収容の大きな山小屋。
そこまで登れば山頂まではすぐ。振り返ると杓子岳と白馬鑓ヶ岳が見える。

白馬岳の稜線に出ると強風が吹き付ける。
ときどき足を止めて風に耐えながら姿勢を保つ。
登山道上には雪はほとんど無く、ガレ場の上にうっすらと粉雪がかぶっている程度。
サラサラと乾燥していて滑りやすい。

登山開始から約4時間。白馬山荘に到着した。
ここでいったん足を停めて、ふたたび白馬岳山頂を目指して登山再開。
風は白馬山荘の下の稜線ほどではなかった。
うっすらと雪のかぶった山頂への登山道を登り、白馬山荘から約15分。白馬岳山頂に到着した。

  • 【白馬岳】登山百景-白馬岳山頂へ

    白馬岳山頂へ

  • 【白馬岳】登山百景-白馬岳の山頂が見えた

    白馬岳の山頂が見えた

  • 【白馬岳】登山百景-白馬岳登頂完了

    白馬岳登頂完了

白馬岳山頂

白馬岳の山頂からは北アルプスの山々を南側に望み、北側には雲海が広がっていた。
山頂から景色を楽しみ、相変わらずの強風で寒いので白馬山荘へ。
休憩をして下山することにした。

  • 【白馬岳】登山百景-北側の蓮華岳方面

    北側の蓮華岳方面

  • 【白馬岳】登山百景-富山側の雪倉山方面

    富山側の雪倉山方面

  • 【白馬岳】登山百景-登山ルートを振り返ると剱岳・立山方面

    登山ルートを振り返ると剱岳・立山方面

  • 【白馬岳】登山百景-白馬村の街が見える

    白馬村の街が見える

  • 【白馬岳】登山百景-杓子岳と白馬鑓ヶ岳方面

    杓子岳と白馬鑓ヶ岳方面

  • 【白馬岳】登山百景-山頂の下には松沢直次郎のレリーフ

    山頂の下には松沢直次郎のレリーフ

白馬岳からの下山ルート

下山ルートは登ってきた大雪渓をピストン。
登るときに苦労した急斜面も下るとなると簡単で早く、どんどんと高度を下げていった。
登りでは注意を払った急斜面のトラバースも、ピッケルを刺して真っ直ぐに降りていく。
締まっていた雪も溶けて柔らかい。
大雪渓のところどころクレパスがあるので、注意しながら下ること1時間半。
猿倉に到着した。

  • 【白馬岳】登山百景-白馬山荘へ戻る

    白馬山荘へ戻る

  • 【白馬岳】登山百景-下に小さく人が見える

    下に小さく人が見える

  • 【白馬岳】登山百景-白馬大雪渓の急斜面は下りも良い

    白馬大雪渓の急斜面は下りも良い

下山後に立ち寄った温泉

白馬八方温泉 八方の湯

下山後に早めに温泉に入れるので便利です。ただ新しい施設のためか時間帯によっては、もの凄くたくさんの人で混み合っていました。

お世話になった山小屋

白馬山荘

白馬岳直下にある国内最大級の山小屋。収容人数は800人。大きな建物と広いテラス、ガラス張りのレストランがあり、とても3000m近い場所の山小屋とは思えないほどの豪華さがある。

持っていった道具

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白馬岳立ち寄り情報