筑波神社から御幸ヶ原へ筑波山を登る
ケーブルカーや土産物屋などの施設囲まれた筑波山の南側から登ることに。
観光客が多い山だけあって駐車場も多く、広い市営の駐車場や近隣で運営する駐車場も利用することができる。
まずは筑波神社へ向かい、拝殿を正面にして左側にあるケーブルカー方面へ。石段を上がるとすぐに登山口の鳥居が建っている。
2つの山頂の鞍部にあたる御幸ヶ原までは約2キロ。看板に書かれた数字を追うようにして登山道を上っていく。
序盤は木段もあり、登山道も広く整備されているので歩きやすい。
真横にはケーブルカーの線路が敷かれ、それと並ぶようにして高度を上げていく。
15分ほど登ったところで斜面も急になり大きな石も目立つように。
半分ほど登ると急斜面はいったん緩まって横へ移動するような登山道に変わった。
緩く登ったり下ったりを繰り返して歩いて行くと、登山道の横には大きな木が聳えている。
その中には大きな夫婦杉もあり、筑波神社の御利益といわれる「夫婦和合」を思い浮かべる。
夫婦杉を過ぎるとすぐに男女川の源流近くを横切っていく。
少し登ると、石と木の根の登山道から細かな木段に変わる。
段差が小さく踏面も狭いため、歩幅を合わせながら登っていく。
御幸ヶ原に到着は登山口から約52分。
広々とした御幸ヶ原には食事のできる土産物屋が並び、ケーブルカーの駅がある。
ちょうど目の前には男体山へと続く階段があり、10分と掛からずに登ることができた。
男体山という名の通り、ゴツゴツとした岩の登山道となっていたが、とくに高さや危険な場所もなく歩くことができる。
男体山
社殿と鉄筋コンクリートの建物がある男体山の山頂。
木が茂っているので景色が見られる方向は限られており、社殿の前から西側の景色と、女体山の山頂が見える程度。
最高地点の女体山へはいったん御幸ヶ原へ下り、一度登り返す。
女体山
男体山と向かい合うように女体山があり、御幸ヶ原からは緩やかな登りが続く。
岩が多かった男体山に比べて女性的な印象で、男体山からも緩やかに見えた山容からも女体山という名前がしっくりくるのだろう。
男体山からは20分ほど、登山口からは1時間19分での到着だった。
男体山と同じように社殿があり、社殿の裏側にある山頂部は岩場になっているため眺望があった。
見下ろすと霞ヶ浦や周辺の景色が見渡せる。
下山は登りと同じルートをピストンで。
狭かった木段は下りるのにも足の置き場が難しく、ゆっくりと注意をしながら登山口へ。
多くの人が訪れる山だけあり、登りでも下りでも擦れ違いが多くあった。