焼岳

2455m

新中ノ湯登山口 2012年7月13日

  1. 登山百景トップ
  2. 北アルプスの山
  3. 焼岳登山
登り
新中ノ湯
下り
新中ノ湯
最高標高
2455m
登山口標高
1543m
距離
6.77km
累積標高
855m
855m
平均斜度
9.5度
時季
2012年7月
天気
日程
日帰り
水の量
水2l 水900ml
歩いた時間
合計5:40
平均歩速
1.47km/h

このコースの消費カロリーを計算する

体重を入力すると、このページで紹介しているコースのおおよその消費カロリー(登り+下り)を計算します。

※距離と「登り+下り」の累積標高から計算した目安の値です。
※雪質・気温・荷物の重さ・歩くペースなどにより、実際の消費カロリーは大きく変動します。

Amazonや書店で買える地図

山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地
山と高原地図 槍ヶ岳・穂高岳 上高地
Amazonで見る

焼岳は2度チャレンジしましたが、どちらとも天候が悪く、良い景色を見ていません。穂高岳などの北アルプスの山々を一望できるのではないかと期待をしています。
北アルプスの中では日帰りで気軽に行ける方です。
何よりも虫が多かったのがとても大変で、いくつも刺され痛痒かったので、以来、頭からすっぽりかぶる蚊帳が必需品になりました。

雨の焼岳

焼岳は2,455mで北アルプスのひとつ。
歩行時間も往復で6時間と考えれば、日帰りで登るにはちょうどいい。南峰と北峰があり、南峰の方が60mほど標高が高いが、今は立ち入り禁止になっている。
そのため、実際には2400mに満たない北峰の山頂へ登る。

序盤の樹林帯と、晴れていれば山頂への登り坂に取り付いたときの眺望は見もののルート。
雨の中では水を吸った緑を楽しみながら登りたいところが、終始、多くの虫が飛び交い、立ち止まると刺されるので視界を楽しむ余裕もない。
7月はイワカガミなどの花も多く見られるので、虫のいないところがあれば足元の花にも注目したい。

前日からの雨が残り、天気予報では曇り時々雨。
山の天気だからきっと予報通りにはならず、雨がシトシトと降るかもしれないなと希望的な観測をしつつ登山口へと向かう。

焼岳へ新中ノ湯ルートを登る

上信越道松本ICから上高地方面へと向かい、安房峠トンネル手前から中ノ湯温泉へと入っていく。
温泉を過ぎ、登り坂を折り返しながら進むと右側に登山口が見える。

登山口の横にある駐車スペースに車を停め7時にスタート。
天候が良くないにも関わらず、連休ということもあってかたくさんの車が停まっていた。
空は一面の白。
とにかく先には何にも見えず、緑に囲まれた登山道をずんずん歩く。

焼岳に限らず、湿度の高いときは小さなブヨがよく発生する。
このルートを歩いているときにも顔の周りを飛ぶブヨが酷く、ずっと後を追ってくる。
ときどきバシバシとぶつかってきたり、手で払った感触も割と堅くて大きい感触があって、下界のヤブに飛んでいるブヨ類とはちょっと違う。
この虫のおかげで休みたくても、座っているところに集まってきそうで休むに休めない。
この虫は木の道を抜けるまでずっと追いかけてきた。

焼岳山頂へ到着

周りが真っ白の天候で行く先が見えない中、2300mと大きく書かれた石を過ぎ、尾根が突然見えた。
西側からの風がとても強く、真下は何も見えず、どこからか硫黄の臭いもしてくる。
周りを囲んでいた雲の白さも、焼岳から上がる噴煙のようなものも混ざってきた。
じゃりじゃりの茶色い土の登山道は、尾根から先は大きな石がごろごろしている道。硫黄の臭いが香る。

焼岳小屋からのルートとの合流点を過ぎ、岩をよじ登るように進むと北峰の山頂に到着。
残念ながら視界が無い。
下山するに従って晴れてきた空。それでも山頂だけは白いまま。

風が強くて肌寒い中、たまに流れてくる硫黄臭の温かな風を受けながら休憩。
なんにも見えないということは、頂上の滞在を名残惜しい気持ちにさせないことが分かった。

下山するに従って、空が晴れてきた。
遠くの方に明神岳も見えてきた。
もしかしたら今ごろ頂上では絶好の景色が広がっているんじゃないか?と思っても、実は白いままなんだろう。

焼岳の登山口コースは、とても緑がいっぱいなこと。
大正池の方から登っても同じなのかもしれないし、雨上がりということもあるのだと思うけれど、ところどころで見上げた木々の緑はとても綺麗だった。

感想をお聞かせください

こちらのフォームからお送り頂けます。

メッセージは文字まで、送信は一日回まで
現在文字数 0文字

下山後に立ち寄った温泉

平湯温泉 ひらゆの森

奥飛騨温泉郷の入口にある温泉施設で宿泊もできる。
休憩施設の奥にあるレストランでは飛騨牛も味わうことができ、温泉と合わせて食事も楽しめる。温泉は広い洗い場があり、露天風呂では温度の違う湯船に分けられている。宿泊者は深夜・早朝でも入浴ができるため、登山前の目覚めに温泉を楽しむこともできる。

上高地や高山周辺での日帰り温泉といえば、まっ先にここを思い浮かべてしまうほど定番にしています。駐車場も停めやすいですし温泉も快適です。たくさんの人が訪れる温泉地なので、休憩室がいっぱいになってしまうこともあり、快適なだけに広さが欲しくなります。
豊富なお湯が湧くのか、露天風呂はいくつもの湯船が楽しめ、内湯も広く快適に浸かれます。鉄鍋でできた貸切風呂もあるようで、こちらは1人1000円。施設の外では足湯も楽しめます。

食事のオススメは鍋焼きラーメンです。少し価格が高めですが美味しく頂きました。

建物の奥は宿泊のための施設になっていました。宿泊すると朝から深夜まで温泉に入れるため、出発前の温泉も楽しめます。トイレは部屋の外でしたが綺麗で落ち着く空間でした。

高地にある平湯温泉らしい冷やっとした空気が魅力的です。

同じ時季に登った山