滝沢登山口から会津駒ヶ岳へ
新潟県方面から南会津へ。
魚沼から只見線に沿うようにして只見から沼田街道を南下していく。
駒ヶ岳へのルートは、主に滝沢登山口とキリンテと尾瀬からの3本。
今回は檜枝岐村の滝沢登山口からスタート。
滝沢の駐車場は登山口の近くに複数台の駐車スペースがあるが、それに気が付かず、国道沿いの檜枝岐温泉の登山用駐車場に車を停めた。
そこから登山口へは200mほど。
途中で、登山口への近道を発見。
ぐねぐねした道をショートカットできる。
少し急な坂道になるかわりに、本格的な登山口に入る前のウォーミングアップになる。
滝沢登山口は階段からスタート。
山道を歩くより階段の方がキツイので、いきなりこんなものが出てくると面食らう。
登山口から山頂までは1202mも標高差。
登山時間は3時間ほどの見込み。
木の中を歩くのは気持ちが良くて、もしかしたら上の方は紅葉が始まっているんじゃないかという期待をしながら進む。
会津駒ヶ岳の山頂が見える
柔らかい土の登山道には、木の根がびっしりと生えて、くねくねとアチコチに伸びている。
途中の水場は今は水が涸れている模様。
休みも少なに良いペースで登り続けると、だいたい1時間強で紅葉を発見。
楓のような葉が赤くなっている。
これは紅葉が期待できるかも・・・
そして右手に山の尾根が見える。
これが山頂に見えるのだけれど、駒ヶ岳から中門岳への尾根だと思われる。
何にしても登山中に先が見えるのは不安と一緒にテンションが上がる。
まだ紅葉の始まりのようで、葉の色を変えている木はチラホラ。
良く晴れた青空には紅葉が映える。
2時間も登らないうちに、頂上が見えた。
先ほど見えた中ノ岳へは、駒ヶ岳頂上から3キロもない程度で稜線を歩いて行けるらしい。
そして行く先には、キリンテ登山口との合流地点にある駒ノ小屋。
駒ノ小屋手前にある木道に入ったところが、この登山道では一番の絶景ポイント。
置かれていたベンチに腰を掛け、荷を下ろして会津駒ヶ岳と中ノ岳への景色を楽しむ。
腰掛けて3分もしないうちに前方の藪が大きく揺れているのが見えた。
ガサガサという音も聞こえ、明らかに風では無くて、なにか動物がいるような雰囲気。
たまたま同じタイミングで休んでいた人と一緒になって鈴を鳴らし声を出して騒ぎたてると、ガサガサとした大きな揺れは遠くへ離れていったようだった。
ぜったいアレは熊だった。
改めて小屋を目指して歩き始めると、坂もなだらかになり、湿地の上を木道が敷かれていた。
傷みが激しく、ところどころ傾いているため歩きづらい。
左右を見ると黄色くなった草のところどころに池があって、そこに映る空がとってもキレイ。
駒ノ小屋の前には、ひときわ大きな池があった。
池の横に置かれたベンチに座ると、ちょうど駒ヶ岳の山頂が池に映っていた。
駒ノ小屋から駒ヶ岳の頂上はすぐなのだけれど、中門岳はココからさらに1時間くらいは歩くのだろう。
頂上は狭くて、ベンチが置いてあるけれど、ゆっくりできるような感じではなかった。
次々と登山者も来るので、記念撮影だけして早々に下りることに。
休憩には駒ノ小屋の池の畔がちょうど良かった。